楽しく学ぶ翔雲書道教室

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手を鍛えよう! 

2012-08-18 12:58:51 | 書道
前回、観察力について話したが、今回は手。

「手」とは、書く技術のことだ。
目と手は、どちらも同様に大切で、
双方バランスよく高めていかなければならない。

以前、書道はスポーツと書いたことがあるが、
文字を書き、線を描くという行為は、腕の筋肉運動である。
だからスポーツと通ずるものがある。
何度も何度も繰り返し練習することにより、腕の動きが安定する。
安定していたら、書道の線も安定するという塩梅だ。
ゆっくり書いてフラフラしないように、書くことが重要だ。

線にも太細がある。
下に掛ける圧力(筆圧)が強いと太い線、逆に筆圧が弱いと細い線。
どんな状況でも、ゆっくり書いて安定させる。

次にひねり…。
筆と腕で線にひねりを加える。
ひねると複雑で立体的な線になる。
指先で筆を回転させるか、腕でひねりを加えるか。
いろいろチャレンジすることが大切だ。

反復練習により、体で覚えるのが、技術を高めることにつながる。


≪講習会のお知らせ≫

釧路地区漢字講習会

◇日  時  9月2日(日) 午前9時から午後5時まで
◇会  場  釧路市生涯学習センター
◇講  師  佐藤翔雲
◇会  費  3,500円


ボロボロの漢和辞典

2012-08-18 00:00:57 | 日記
今も現役で活躍しているボロボロの漢和辞典がある。

『新譯漢和大辭典』
明治45年3月が初版、その11版目で大正4年4月に発行された辞書。
97年の歳月が流れた風格ある辞書だ。

ボロボロで少々可愛そうな姿になっているが、
これが書道の作品作りのときに大活躍するのだ。
最近の新しい辞典には載っていない、古い言葉がたくさんあるのだ。

辞書を一字一字丹念に調べ、いい言葉に出会ったら書き留めておく。
それが作品作りのときに役に立つのだ。
多くの言葉をたくさん要していると、
草稿作りに役立つのだ。

古いもの大切にしなければならない…。
 


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