風信帖を書く(2019年前期昇段試験)
3月8日、朝5時半に目が覚めた。
東の空が黎明の輝きを見せている。
「そうだ! 日の出を撮りに行こう」
そう思って準備をした。
日の出の写真を撮りに行こうという意欲は久しぶりだ。
年齢と寒さのせいで、その気の高まりが今一つ盛り上がらなったのだ。
多分数か月ぶりの、否1年近くかもしれない。
撮影ポイントの海岸につくと、気温はまだまだ寒い-7℃、
シャッターを押す指が冷たさで間隔が無くなる。
そんな中で日が出てくるのを待ち、
6時の日の出を待った。
地平線には雲一つ無く完璧なる日の出だった。
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