楽しく学ぶ翔雲書道教室

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黒のパレード…

2012-10-17 22:15:08 | 書道
「黒」という文字の篆書体を、様々な表情で書いてみた。

書道で文字を書くと、文字は無限の表情を持つ。
文字が生き物のようになったり、生命が宿ったりする。

黒い字を一生懸命書いていたら、
まるで宇宙人の行列のようになった。


  

楽しんで、楽しんで…

2012-10-15 22:14:17 | 書道
今日、時間の合間をぬって、作品の素材づくりをした。
素材を捜し、素材づくりは、以外と楽しいものだ。

もう、10年ほど前に先輩書家から、
『いい作品を書くためには、素材をたくさん持っていないとダメだ!』
とアドバイスを受けたことがある。

それ以来、国語辞典を始め、漢詩、墨場辞典、四文字熟語、論語、仏語etc.etc.
出来るだけいろいろな関係書物を見たり、調べたりしながら、
ノートに書き写し、作品の素材にすべき、準備している。

特に明治時代に発刊された辞典などは、
意外な言葉が潜んでいるものだ。
それを発見、発掘するのも、時間が掛かるが面白い。

今日は、そうした言葉を作品にすべく、行草体や篆書で書いてみた。
これがいろいろ発展して、作品に生まれ変わって行く。
それが楽しい…。


大切なのは感性…

2012-10-13 09:05:14 | 日記
 「書」は芸術活動である。

そして芸術は美の追求であり、
絵画や文芸、演劇等々と同様、表現手段は異なるものの自己表現の世界である思う。

洗練され優れた芸術活動をするためには、
「感性」を磨くことの必要性だ。

やや哲学的視点になるが、美は真や善と並び、
人間の追求する諸価値のなかでも至高の目的とされている。

古来人間にとって美の追求は、永遠のテーマでもある。

18世紀中葉のドイツの哲学者バウムガルデンは、
『感性学(美学)』を成立させ、学問的意味合いを持たせている。

 書における美を追求するには、“書の美”とは、「何か」を学ばなければならない。

そしてより質の高い洗練された“美”に心を動かし、
豊かに表現する書の技術を身につけなければならない。

また技術(技法)だけでは、片手落ちである。
技術が稚拙でも魅力ある作品があるし、
逆に優れた技術を持っていても、人の心を引きつけない作品もある。

どうしてなのだろう?。
人間の心底から沸き上がった作品は、見る人を魅了するのである。
そこに「書は人なり」の由来があるのである。

多くの芸術家が、個性的で感性が鋭いのは、
そして我々凡人とは違う観点で、
心を動かしているからではないだろうか?。
 
説得力に乏しいかもしれないが、私の実感である。



ブンチン物語

2012-10-11 23:12:47 | 日記
2本のガラスの文鎮がある。

1本は、私が子供の頃からある紺色の文鎮。
少なくても70年以上は経過している代物だ。

もう1本は、1991年第43回毎日書道展で、
私が秀作賞を頂いた時の副賞。
だが、この文鎮は、只者ではない。
著名な今は亡きガラス工芸作家・岩田久利の作品。
岩田久利の名と毎日書道展の「毎」の字が刻印されている。

名もない古い文鎮と著名な作家が作った文鎮。
大切に残していきたい…。



発見! 54年前の手紙の母宛ての手紙…

2012-10-08 19:08:09 | 日記
書類を整理していたら、私が母に宛てた手紙が出てきた。

手作りの封筒の消印は、「33 9」の字が読み取れる。
54年前の手紙だ。
便箋は、原稿用紙。

「拝啓 母さんしばらく手紙を書かないですみません。」
から始まり、近況を知らせる内容だった。
子供らしい文字を見て、我ながらほのぼのとしたものを感じた。



思い出の蘭亭序…

2012-10-07 21:49:13 | 書道
書聖・王義之が書いたと言われる行書の名品・蘭亭序。

太宗皇帝が愛し、自らの墓に埋めさせたという伝説がある。
私は、6年前王義之が蘭亭序を書いたと言う紹興を訪れた。

閑静なたたずまいの王右軍祠は、往時をしのぶ雰囲気が漂っていた。

紹興で購入した蘭亭序の龍神半印本の拓本。


蘭亭と曲水の宴の記念撮影

 

消極的より積極的に…

2012-10-07 00:31:29 | 書道
書道の上達を願うのなら、消極的より積極的がいい。

書道は、現状維持では上達しない。

「上手になりたい」という欲を持ち、
練習と努力することによって、
前進上達するのである。

その意欲が大切であるとともに、
消極的に学習するより、積極的に取り組んだ方が、
上手になるに決まっている。

何でも果敢に挑戦していく姿勢が、
書道を上達させるのである。



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