故・村上碧舟先生追悼作品展
その2
私に最も感動を与えてくれた書家・村上碧舟先生。
村上先生の追悼作品展を行います。
村上先生は、肝臓がん、脳梗塞、骨折などの病を克服しながら、
作品を書き続け、2年前米寿記念の個展を開催しました。
記念展の作品の中からご紹介します。
その1
昨日悲しい知らせが入った。
最も尊敬し、目標としている書家の一人、
村上碧舟先生が亡くなったのだ。
91歳だった
村上先生は、毎日書道展の参与、北海道書道展会員、国際現代書道展審査会員。
私はこの先生と出会って感動し、
書にのめり込んで行った。
先生の書は、とにかく感動を与える素晴らしい書だった。
我が家の玄関ホールには、
先生の作品が3点展示してある。
篆書、隷書、行草体の書で、
いつも私の書に対する心を奮い立たせてくれる作品だ。
村上先生は、私が大きな人生の挫折を経験し、
落ち込んでいた20年前、
励ましの言葉をかけてくれ、
私は立ち直ることが出来た。
いろいろお世話になった先生である。
その先生が亡くなった…。
胸の詰まる悲しみが込み上げてくる。
「さようなら」
村上碧舟先生。
「ありがとう」
村上碧舟先生。
心からご冥福をお祈りします。
合掌。
今日は快晴だった。
気温も高く、屋根の上の雪が、
大分解けて落ちた。
春の日差しの香りを感じた。
そして夕方、日が沈むころ、
晴れ渡った西空に、夕焼けが輝いた。
美しい日だった。