担当者が四苦八苦して、授業時間をバランスよく確保している一方で、病欠や産休の先生の代わりの講師がすぐに配置できず、授業を長期間自習にせざるを得ない事態が多くの学校で出てきている。
市内で登録している講師の絶対数が不足しているのである。中学校は、教科がからむから、さらに深刻である。生身の体、病気にもなる。若い教師が増える、産休、育休も多くなる。授業時間の確保も大切だが、授業をする人を確保する方がもっと大切である。講師不足問題の解決を最優先すべき時期にきているように思う。
教師生活を続けていくと、40歳前後で、大きな岐路を迎える。2つの道の選択である。1つは、現場で、生徒と直接接し続ける道。もう1つは、生徒と離れ、教育委員会又は管理職への道。どちらを選ぶにしろ、それなりの覚悟がいる。覚悟は何かを捨てることである。二兎は追えない。
私は、前者を選んだ。狭い現場という空間の中で、目の前の生徒達を相手に、喜怒哀楽の毎日を送った。後者を選んだ人は、広い視野を持ち、教育環境の整備に智恵を出し合ってほしい。
講師問題の解決の糸口は、待遇改善だろう。正教員と同じ責任と同じかそれ以上の仕事に従事しながら、報われないことが多い。意欲のあった人ほど失望し教育現場から離れていくということも聞いた。
ただ、狭い現場しか知らない者には、法律を含めいろいろな課題はわからない。その部分は、現場を離れ、行政への道を選んだ者にがんばってもらいたい。日本全体で失業問題をかかえている今だからこそ、発想をかえて何かいい方法は考えられないだろうか。リタイアした人間にたよるシステムでは、限界がある。
『始業式』という言葉を聞いたら、勝手に頭が動き出した。言いっぱなしは基本的には嫌いだが、今回は許してもらおう。
市内で登録している講師の絶対数が不足しているのである。中学校は、教科がからむから、さらに深刻である。生身の体、病気にもなる。若い教師が増える、産休、育休も多くなる。授業時間の確保も大切だが、授業をする人を確保する方がもっと大切である。講師不足問題の解決を最優先すべき時期にきているように思う。
教師生活を続けていくと、40歳前後で、大きな岐路を迎える。2つの道の選択である。1つは、現場で、生徒と直接接し続ける道。もう1つは、生徒と離れ、教育委員会又は管理職への道。どちらを選ぶにしろ、それなりの覚悟がいる。覚悟は何かを捨てることである。二兎は追えない。
私は、前者を選んだ。狭い現場という空間の中で、目の前の生徒達を相手に、喜怒哀楽の毎日を送った。後者を選んだ人は、広い視野を持ち、教育環境の整備に智恵を出し合ってほしい。
講師問題の解決の糸口は、待遇改善だろう。正教員と同じ責任と同じかそれ以上の仕事に従事しながら、報われないことが多い。意欲のあった人ほど失望し教育現場から離れていくということも聞いた。
ただ、狭い現場しか知らない者には、法律を含めいろいろな課題はわからない。その部分は、現場を離れ、行政への道を選んだ者にがんばってもらいたい。日本全体で失業問題をかかえている今だからこそ、発想をかえて何かいい方法は考えられないだろうか。リタイアした人間にたよるシステムでは、限界がある。
『始業式』という言葉を聞いたら、勝手に頭が動き出した。言いっぱなしは基本的には嫌いだが、今回は許してもらおう。