盆を過ぎると、朝夕は少し涼しく感じられるようになるものだが、今年は厳しい暑さが続いている。日中窓を開けて風を取り入れても、温風となっているので部屋の中はますます暑く感じる。今日なんか体を動かして仕事をできるのは10時まで。「無理をしない!」というのが生活スタイルになっているのでクーラーをかけ『幻の甲子園』を読む。
目次を見た時は、第1章から第15章まで、1回戦から決勝戦までの対戦カードになっていたので試合経過が中心になっているのかと思った。
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今、第5章まで読み終わったが、野球史、野球に挑む青春物語、戦争に翻弄される生活者の話、一人の人間の生き様などていねいな取材のもとに複眼的に描かれていて読み応えのある内容となっている。
野球を軸としてのノンフィクション、コラムで今までに良かったものは2つしかない。1つは、山際淳司の“スローカーブをもう一球”“江夏の21球”“監督とエースの甲子園”などの作品集。もう1つは片山晴子の『甲子園巡礼~高校野球の夢・愛・哀~』である。『幻の甲子園』はベスト1として加わるだろう。
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今、第5章まで読み終わったが、野球史、野球に挑む青春物語、戦争に翻弄される生活者の話、一人の人間の生き様などていねいな取材のもとに複眼的に描かれていて読み応えのある内容となっている。
野球を軸としてのノンフィクション、コラムで今までに良かったものは2つしかない。1つは、山際淳司の“スローカーブをもう一球”“江夏の21球”“監督とエースの甲子園”などの作品集。もう1つは片山晴子の『甲子園巡礼~高校野球の夢・愛・哀~』である。『幻の甲子園』はベスト1として加わるだろう。