素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

雨にも負けず風にも負けず・気象庁の注意を無視して出かけました

2013年04月06日 | 日記
 今日の午後に行く予定にしていたメセナ枚方での「旬感!クラシック・プロムナード」の中止の連絡が招待券を出した「ぱど」から昨日の夕方に入った。そこで、明日の交野マラソン終了後に行く予定にしていた鶴見緑地公園の水の館ホールでのパナソニックフェアに予定を繰り上げて行くことにした。

 台風並みの風雨という予報が出ている中ではあるが、家の中で一日中二人で顔を突き合わせているぐらいなら雨風の中を歩いたほうがましだろうと即座にまとまった。ならば、地下鉄を使って移動して国立国際美術館の「美の饗演」、朝日メイトの特典を活用して見てこようとなった。

 鶴見緑地公園までは車移動なので、傘を使わなければいけない所はさほど多くないとふんだ。雨は予想よりも早く降り始めたが、幸運なことに外を歩く時はうまく雨の切れ目にあたった。
   
  20世紀美術の幕開け・彫刻の変貌とオブジェの誕生・ヨーロッパの戦後美術・戦後アメリカ美術の展開・多様化する現代美術という5つのブロックを順番にまわったが、ピンと感じることができるのは最初の「20世紀美術の幕開け」だけで進むにつれて異次元の世界という感じ。

 先日、現代物理学の世界での最大の謎である「暗黒物質」の痕跡らしきものが見つかったというニュースがあった。物質の構成を究極まで突き詰めていくと理論上存在する物質とのことだが解説を聞いても皆目わからない。それと同じようなものを感じた。

 関西の6つの国公立美術館で所蔵されている作品およそ80点が一堂に集められているが、作品を見ていると具象から抽象へと美術を構成しているものをどんどん突き詰めていく熱情みたいなものを感じた。最後は線、面、色などの極めてシンプルなものにたどりつくのだなと思った。その素晴らしさはよくわからないが、理屈抜きでいくつかの作品は脳の中にしっかり焼き付けられたのは確か。

 
コメント
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