素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

タッグ組むソメイヨシノと八重桜締めはおまかせタッチ交代

2013年04月08日 | 日記
 土日とは打って変わっておだやかな好天。始業式の気分でジムまでゆったりと歩いた。ソメイヨシノの花に代わって八重桜がつぼみを開き始めた。ジムへの道沿いには八重桜が多くある。来週あたりが見頃となりそう。この桜の主役の移り変わりは毎年のことではあるが心浮き立つものがある。

 久保池の畔に建つジム。2Fのトレーニング室からの景色が一番あでやかな時を迎える。気分一新という感じで、最近根気が続かなかったランニングマシーンも60分間、自分の心をコントロールして集中してできた。

   艶やかな八重桜もいいが、ひっそりと咲くヤマザクラもまた趣がある。
 この久保池沿いの遊歩道は四季折々、目、耳、鼻、肌から楽しませてくれる。

 今、トレーニング中に読んでいる本は2冊。いずれも本屋にフラリと立ち寄った時目に留まったもの。

1つは、能楽師の安田登さんの『身体能力を高める「和の所作」』(ちくま文庫)。表層筋と深層筋という表現をしておられるが、今私がピラティスで意識的に取り組んでいるインナーマッスルの活性化と相通じる内容である。表層筋だけに頼らない能楽師のいわゆる「和の所作」を通じて深層筋、特に大腰筋を活性化させる重要性について話されている。そしてそれらを活性化させる具体的なエクササイズもわかりやすく解説されているので参考になる。

もう1つは、教育社会学者の苅谷剛彦さんの『学校って何だろう』(ちくま文庫)。苅谷さんの本は「学力問題」が論議された頃によく読んだ。この本は中学生を対象に書かれたもので平易な語り口であるが中身は濃い。切り口が新鮮である。こうあるべき論的な本が多い中、複眼的な視点を持ち、自分の頭で考えることを意図して書かれているので面白い。

 新しい一歩を踏み出したという実感の持てた日であった。Step by Step
コメント
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