安田さんの『身体能力を高める「和の所作」』の中でエクササイズの説明に入る前に‘ノンリニア’という言葉を頭に入れておいてほしいとあった。
何かを学んだりトレーニングをしたりすると、その結果がリニア、すなわち右上がりの直線のように現れてくると思いがちだが実際はそうではない。「全然進歩していない状態」がある程度続き、そして、ある日ふと気がついたら「急激に進歩している」というように階段状すなわち「ノンリニア」な進歩をするという。
私自身がさまざまなものを身につける中でも、また、長くかかわってきたクラブ指導においても経験してきたことで合点がいく。結果が出るまでには一定期間の繰り返しと努力が必要なのは脳の神経システムがそうなっているのかもしれない。
この「ノンリニアシステム」を経験して意識下に置くことがとても大切だと思っている。そうすれば新しいことに自分がチャレンジする時も進歩が顕著に見えなくても落ち込むことはないし、他の人を教える時も「待つ」ことができるようになる。
「ノンリニアシステム」が頭に入っての‘声掛け’とそうでない‘声掛け’は必然的に変わってくる。今、ピラティスを始めて6回目ぐらいになるがようやく慣れてきたという感じ。繰り返しているうちにポイントがしぼられてくるのがわかる。そのタイミングで的確なアドバイス、補助をしてくれると自分の中でストンと落ちるものがある。若いインストラクターだが心地よく学ぶことができる。
「待つ」ことと「助言」の微妙なさじ加減が教育の妙というものである。プログラムされた機械による指導と人間による指導の差はこのあたりにあるのかと思う。
何かを学んだりトレーニングをしたりすると、その結果がリニア、すなわち右上がりの直線のように現れてくると思いがちだが実際はそうではない。「全然進歩していない状態」がある程度続き、そして、ある日ふと気がついたら「急激に進歩している」というように階段状すなわち「ノンリニア」な進歩をするという。
私自身がさまざまなものを身につける中でも、また、長くかかわってきたクラブ指導においても経験してきたことで合点がいく。結果が出るまでには一定期間の繰り返しと努力が必要なのは脳の神経システムがそうなっているのかもしれない。
この「ノンリニアシステム」を経験して意識下に置くことがとても大切だと思っている。そうすれば新しいことに自分がチャレンジする時も進歩が顕著に見えなくても落ち込むことはないし、他の人を教える時も「待つ」ことができるようになる。
「ノンリニアシステム」が頭に入っての‘声掛け’とそうでない‘声掛け’は必然的に変わってくる。今、ピラティスを始めて6回目ぐらいになるがようやく慣れてきたという感じ。繰り返しているうちにポイントがしぼられてくるのがわかる。そのタイミングで的確なアドバイス、補助をしてくれると自分の中でストンと落ちるものがある。若いインストラクターだが心地よく学ぶことができる。
「待つ」ことと「助言」の微妙なさじ加減が教育の妙というものである。プログラムされた機械による指導と人間による指導の差はこのあたりにあるのかと思う。