『ためしてガッテン』もややマンネリ気味で遠ざかっていたが、今日のテーマはちょっと興味があった。
《年をとると記憶力は衰えるもの、というネガティブな思い込みが、記憶力を低下させる》という冒頭の指摘はちょっと新鮮。
ただし、これは「覚える力」に限っての話。これは20代も60代以上も結果は変わらない、ということが研究でわかっているらしい。
ここで、記憶力にはもう一つ「思い出す力」というのがあるとくる。こちらは年をとるにつれて衰えてしまうという。このことはテレビでの実験を見るまでもなく自分の経験からよくわかる。
そこで、「思い出す力」を鍛えるには、どうしたらいいかという話になる。ポイントは記憶をつかさどる海馬の中に多くある「場所細胞」(Place cell)をうまく使うことだという。記憶力選手権のチャンピオンが登場したが、世の中には色々な人がいるとあらためて感心した。コツは 《頭の中に自分がよく通る道や自分の部屋などに覚えたいモノを一つずつ置くこと》 だそうだ。これは記憶力の世界では定石のようである。
場所細胞は、その名の通り自分が行った場所を次々と覚えていく場所の記憶に特化した細胞である。生物は、えさのありかや巣に帰るといった重要な情報を忘れないために、この場所細胞を発達させてきた、と考えられている。ウロウロするのが大好きな私には納得の話であった。
そこで、自分がよく知っているルート上の場所と覚えたいモノを関連づけて覚えれば、その場所を頭の中でたどるだけで自動的に思い出すことができるという。テレビでの実験映像では抜群の効果であったが、自分の身体を通してしか納得できない私にとってはまだ「本当かな??」という段階。 ちょっとやってみようという気になった。
場所細胞のある海馬は、年齢に関係なく、使えば使うほど新しい細胞が増えるため、脳の若返り効果につながるという。
最後に、世界記憶力選手権のチャンピオンにもなったグンター・カールステン(52)さんをドイツに訪ね、脳トレ法を取材していた。一般的な記憶力のトレーニングをしているのは当然であるが、注目すべきは記憶トレーニングの半分はサイクリングなどの有酸素運動に当てているという点であった。このことは、退職後ジムでのトレーニングを始めてからの4年余りで経験的に感じていることと一致する。
週3回40分の有酸素運動で海馬が大きくなったという研究結果や、有酸素運動が認知症のリスクを半分にするという研究成果など、次々と有酸素運動と脳の関係が明らかになっているみたいである。
「思い込みをなくす」と「有酸素運動」は大丈夫なので、「場所細胞を活用する」ということを意識して生活してみようと思った次第。
《年をとると記憶力は衰えるもの、というネガティブな思い込みが、記憶力を低下させる》という冒頭の指摘はちょっと新鮮。
ただし、これは「覚える力」に限っての話。これは20代も60代以上も結果は変わらない、ということが研究でわかっているらしい。
ここで、記憶力にはもう一つ「思い出す力」というのがあるとくる。こちらは年をとるにつれて衰えてしまうという。このことはテレビでの実験を見るまでもなく自分の経験からよくわかる。
そこで、「思い出す力」を鍛えるには、どうしたらいいかという話になる。ポイントは記憶をつかさどる海馬の中に多くある「場所細胞」(Place cell)をうまく使うことだという。記憶力選手権のチャンピオンが登場したが、世の中には色々な人がいるとあらためて感心した。コツは 《頭の中に自分がよく通る道や自分の部屋などに覚えたいモノを一つずつ置くこと》 だそうだ。これは記憶力の世界では定石のようである。
場所細胞は、その名の通り自分が行った場所を次々と覚えていく場所の記憶に特化した細胞である。生物は、えさのありかや巣に帰るといった重要な情報を忘れないために、この場所細胞を発達させてきた、と考えられている。ウロウロするのが大好きな私には納得の話であった。
そこで、自分がよく知っているルート上の場所と覚えたいモノを関連づけて覚えれば、その場所を頭の中でたどるだけで自動的に思い出すことができるという。テレビでの実験映像では抜群の効果であったが、自分の身体を通してしか納得できない私にとってはまだ「本当かな??」という段階。 ちょっとやってみようという気になった。
場所細胞のある海馬は、年齢に関係なく、使えば使うほど新しい細胞が増えるため、脳の若返り効果につながるという。
最後に、世界記憶力選手権のチャンピオンにもなったグンター・カールステン(52)さんをドイツに訪ね、脳トレ法を取材していた。一般的な記憶力のトレーニングをしているのは当然であるが、注目すべきは記憶トレーニングの半分はサイクリングなどの有酸素運動に当てているという点であった。このことは、退職後ジムでのトレーニングを始めてからの4年余りで経験的に感じていることと一致する。
週3回40分の有酸素運動で海馬が大きくなったという研究結果や、有酸素運動が認知症のリスクを半分にするという研究成果など、次々と有酸素運動と脳の関係が明らかになっているみたいである。
「思い込みをなくす」と「有酸素運動」は大丈夫なので、「場所細胞を活用する」ということを意識して生活してみようと思った次第。