村田兆治さんや門田博光さんなどほぼ同時代を生きた人たちの訃報に接することが多くなった。その度に「そういう年齢になってきているのだ」と言いきかせている。今日の「余録」は門田さんへの追悼であった。その中で、門田さんがプロに入って10年目にアキレス腱断裂という選手生命の危機に立たされた時「菜根譚」をむさぼるように読んだことが紹介されていた。
ままならぬ人生の中で、折れそうになる心を支えてくれるものを人は求める。門田さんにとってそれが「菜根譚」だったのだろう。「マイナスをプラスに転化する知恵」がベースにあるこの本が支えになったことはうなづける。D・カーネギーの「人を動かす」に通じるものがある。
もう一度読み返してみるかと思った。同じ言葉が、受け取る側の状況の違いで異なる意味を持ってくる。これが時空を超えて読み継がれる名著の魅力かもしれない。「徒然草」や「方丈記」も然り。
世界最高峰の処世訓から学べる『本当の幸せ』とは? 菜根譚|洪自誠
ままならぬ人生の中で、折れそうになる心を支えてくれるものを人は求める。門田さんにとってそれが「菜根譚」だったのだろう。「マイナスをプラスに転化する知恵」がベースにあるこの本が支えになったことはうなづける。D・カーネギーの「人を動かす」に通じるものがある。
もう一度読み返してみるかと思った。同じ言葉が、受け取る側の状況の違いで異なる意味を持ってくる。これが時空を超えて読み継がれる名著の魅力かもしれない。「徒然草」や「方丈記」も然り。
世界最高峰の処世訓から学べる『本当の幸せ』とは? 菜根譚|洪自誠