座敷わらし犬とうさぎガーデン

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GW (1)寄り道

2013-05-07 06:53:55 | お出かけ

もう十数年も前のことです。高速道路を走る車の中から外の景色を見ていたうさぎは、
のどかな筑後平野の田んぼの中にひときわ目立つ赤い色の建物があるのに気づきました。
いったいあれは何だろう。

それが教会だということを知ったのはそれから何年もたってからのことでした。
確か雑誌か、観光パンフレットか、何かそんなもので知ったと思います。

やがて高速道路を通ることもほとんどなくなり、その教会のことは
すっかり忘れてしまっていたのですが、今年になって、るなさんがご自分のブログで
紹介されているのを見て、また思い出しました。
以来、機会があればぜひ行ってみたいと思っていました。

今村カトリック教会・・・・ 福岡県三井郡大刀洗町にある大正年2年に完成した
                2つの塔を持つロマネスク様式赤レンガ造りの教会
                大分自動車道・筑後小郡ICより約15分

うさぎは大分自動車道を通る時に日田方面に向かって左側に見えたと記憶していました。
しかし教会は大分自動車道の南側、つまり日田方面に向かって右側にありました。

「大分自動車道の左には他にこんな教会はないよ。右側の間違いだろう。」と、くま
「違う。私は助手席から見たんだから左側よ。」と、うさぎ
「帰りに見たんじゃないのか。」と、くまはなかなかうさぎの言うことを信用しません。

しかし帰りに見るということはあり得ませんでした。
なぜなら、アウトドアブームだった当時、私たちはキャンプにハマっていて、大分自動車道を通って
たびたび九重などにキャンプに出かけていましたが、いつも明るいうちは現地にいて、
高速に上がって帰路に就くのは日もとっぷり暮れたころだったからです。
高速に上がらない時もあちこち寄り道しながら一般道をやはり暗くなってから帰っていました。
明るいうちにこのあたりを通ることはなかったので、帰りに遠くの建物が見えるはずはないのです。

家に帰ってからもふたりの論争は続きました。
他にこんな感じの似たような教会があるのだろうかと気になって、いろいろ調べましたが、
筑後平野には赤レンガ造りの教会は他にはありませんでした。
くまうさぎの言うことをなかなか信用しませんでした。しかし、うさぎは確かに見たと・・・・

うさぎ
が見たとあまりに言い張るので、普通ならすぐにうさぎの見間違いだと笑って
片づけるくまが、パソコンであるものを調べ始めました。

             

Google Earth グーグルアースです。
地球上のどんな場所でも、リアルな 3D の建物や航空写真、起伏のある地形をバーチャルに
探索することができるというもの。
全く世の中ほんとうにとんでもないものができたものです。うさぎはもうついていけそうにありません。
くまはこれを使って高速道路から見える景色を調べはじめました。

「左側から見たというのなら、大分自動車道ではなくて九州自動車道だろう。」
「熊本に行ったことも何度かあるからそうかもしれない。」
「でも、九州自動車道からはかなりの距離があるから、見えないんじゃないか?」
「いや、見えた!」「絶対見えた!」

見えたと思われるところは、九州自動車道の鳥栖JCTを少し過ぎたところ。
あいにくそのグーグルの画像ではちょうど今村教会の上に雲がかかっていましたので、
はっきりとしたことはわかりませんでした。
しかし、九州自動車道から教会までの間には視線をさえぎるような大きな建物はありませんでした。
筑後平野はほんとうにひろびろとした平野でした。

くまの結論は・・・・見えたかもしれない(笑)

塔屋総高(避雷針まで)22.49m  主屋高(十字架まで)18.07m

どなたか高速道路から見えたというかたがいらっしゃったらぜひコメントしてくださいね。
私たちも今度熊本方面に行く機会があったら確かめて見ようと思います。
かもしれない・・・ではどうもすっきりしないので、実際にどうなのか知りたいと思います。

よその地方の方にとっては(こちらのかたもですよね)どうでもいいような話でごめんなさい。
さえぎる物のない筑後平野の真ん中に美しくそびえ立つこの教会の姿があまりに強くうさぎの印象に
残っていたというだけの何ということのないお話でした。

それにしても、九州自動車道と大分自動車道は全然違いますよね。
いつも記憶力が悪いとくまのことをけなしているうさぎですが
うさぎの記憶力も相当怪しいものです。

今村教会は内部、外部ともに建設当時の状態が保たれ、明治後期から大正初期に建設された
教会建築の様子を知ることができます。内部も大変美しく素晴らしいのですが、
撮影禁止でしたので、ご紹介できないのがとても残念です。 

 

さて、今村教会を出て一行が向かったのは・・・

「筑前の小京都」と 呼ばれる朝倉市の秋月です。

             

秋月城跡とその周辺をしばらく散策。

城跡の中の白いお花の群生は・・・シャガの花でした。
寂しげなお花ですが、たくさんあつまるときれいですね。

シャガ・・・・・アヤメ科アヤメ属の多年草。
         中国原産でかなり古くに日本に入ってきた帰化植物だそうです。

昔来た時よりお店と人ばかりが増えて、すっかり観光地化されてしまった秋月にはちょっとがっかりでした。

印象に残ったのはこの建物。城跡内にある朝倉市立秋月中学校。

最近では珍しくなった木造の校舎が周囲の風景にとてもよくマッチしていました。

        お土産に買ったこれは朝倉の名産、です。

    黒蜜をかけてつるつるといただく葛切り葛餅もおいしかったです。

たくさんの人がいてちゃんはきょろきょろ。
あんまりのんびりしていると目的地に着きません。ふたりをせかせて出発しましたが、
またしても寄り道・・・・

朝倉市はフルーツの産地です。柿、なし、モモ、ブドウ・・・・
これは柿でしょうか。梨でしょうか。低く仕立ててあるので、何の木かよくわかりませんでした。
道路を挟んで果樹園の向かい側は・・・・

一面のレンゲ畑でした。レンゲ畑はこれまでも何度もご紹介したことがありますが、
せいぜい一、二面でした。でもここは広い!見渡す限りのレンゲ畑・・・・

最近、シバザクラやネモフィラなどを植えた観光用の花園があちこちにできていますが、
それらに負けない美しさです。

周囲の風景もほんとにのどかで気持ちがいい。

             

秋月から小石原に向かう県道500号線沿いの山々には、あちこちで山フジの花が見頃でした。

お天気も怪しくなってきたし、
高いところや川の向こうなどで、なかなかきれいな写真が撮れませんでしたが、

             

             白藤の花も咲いていて、思わず車を止めて見とれてしまいました。

 

                ※ 前回の記事を訂正しました。基山はSAではなくPAでした。
                        お店もあるのにどこが違うのでしょうね?どなたかご存知ですか?

            
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コメント (4)
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