中華人民共和国・・・中国
13億とも15億とも言われる世界第一位の人口を有し、960万2716km²という世界第四位の国土面積を持ち、GDPはMERなら世界4位、PPPなら世界2位という、実質的な数字からもアメリカに次ぐ世界2位の大国であります。
まぁ最近の中国といえば・・・食の安全問題やコピー天国的な国民性などがクローズアップされ、あまり国家としての良いイメージがありませんが、来年には北京オリンピック、2010年には上海万博と、時代が違うとはいえ、まさに日本が1960年代~70年代にかけて歩んだ道のような、国家大躍進の時代を迎えております。
東ドイツやソ連が崩壊した中で、経済的には民主化が進んできたとはいえ、政治的には依然として中国共産党の一党独裁政権が堅持されております。
貧富の差、中央と地方の格差は広がる一方でありまして、どんどん発展する沿岸部(上海・天津・大連、もちろん香港など)に対し、西部や北部の農村部の荒廃、生活水準の低さは想像を絶します。
まさに謎の多い国中国、ベールに包まれている部分が多すぎる国ですわ。(?_?)
僕は仕事の関係で、若干ながら中国に関連する事柄をネットで調べたり、勉強したり、中国語を学んだりしていますと、色々とおもしろいことに気が付きます。
その中で一番おもしろく、興味を惹かれているのが中国という国家の最高の権力機関、中国共産党の政治の仕組みです。
5年の一度の党大会(全国代表大会)が、先々月の10月に開催され、中央から地方に至るまでの党組織の人事が一新されました。
簡単にいうと、7400万人の中国共産党党員の頂点に位置する最高指導機関が、全国代表大会です。その中央委員会全体会議は、中央委員200名あまり、中央候補委員150名あまりで構成されます。
この350名の中から、中央政治局委員25名を選出し、その中から更に9名の中央政治局常務委員を選出します。 この胡錦涛をトップとした9人が、15億中国人民の未来を決めるトップ9なんですね。
すごいことですよ!15億分の9ですからね!想像もつきませんね。ジャンボ宝くじでも1等2億円の当選確率は1000万分の1の確立ですから、15億人分の9人に入る確立は、ジャンボ宝くじよりスゴイ倍率を戦い抜かなければなりません。
まぁ余談はこの程度にしておいて・・・(^_^;)
さて、この第17大(中国共産党第十七大全国代表大会)が10月に開催されまして、そこで新たな人事が決まりました。
政治局常務委員メンバー9人の年齢を序列順に並べますと(2007年10月の時点)
胡錦涛 1942年12月生 64歳
呉邦国 1941年 7月生 66歳
温家宝 1942年 9月生 65歳
賈慶林 1940年 3月生 67歳
李長春 1944年 2月生 63歳
--・--・--・--・--・--・↑ここまでは16大から留任
習近平 1953年 6月生 54歳(前上海市書記)
李克強 1955年 7月生 52歳(前遼寧省書記)
賀国強 1943年10月生 64歳(前組織部長)
周永康 1942年12月生 64歳(前公安部長)
ですわ。中国共産党は68歳が定年なんですよ。そうすると、5年後には、習近平と李克強以外は皆定年になって引退しなければなりません。
したがって、現在の中央政治局委員25名の中から、また中央委員から飛び級で、7人が常務委員に補充されるということです。
習近平と李克強は、これから5年の間、次代の中央委員会総書記・国家主席の座をめぐって争うライバルとして並べられたわけで、党内の権力基盤をどれだけ強化できるかにかかっている訳ですわ。
今のところ、序列では習近平の方が上に位置しておりますので一歩リードというか半歩ほどリードしてるようですが、まだまだわかりませんよ。胡錦涛の出身母体である共青団(中国共産主義青年団)のプリンスといわれているのが李克強ですから、胡錦涛は自分の後輩に権力を委譲したいはずなんですが、簡単にいくかどうか???
ここで、いきなり話が飛躍しますが、5年後の中央政治局常務委員を予想しておきましょう!! 5年後もこのgooブログを続けていたら、その時、全て的中していたら「スゴイっ!!」と称えて下さいネ!!
李克強 1955年
習近平 1953年
李源潮 1950年(中央組織部長、前江蘇省書記)
汪 洋 1955年(広東省書記、前重慶市書記)
薄熙来 1949年(重慶市書記、前商務部長)
王岐山 1948年(中央政治局委員、前北京市長)
劉延東 1945年(全国政協副主席、前中央統一戦線部長※女性)
・--・--・--・ここまでは確定です!?(^_^;)と断言しましょう!
年齢的、現在のポスト的にみてもこの7人は当確ですわ。もしかしたらこのメンバーで、10年前の江沢民時代に敷かれた7人体制に戻すかも?
現在の9人体制を維持するなら、2階級特進で中央委員から・・・
孟建柱 1947年生(公安部長、前江西省書記)
郭金龍 1947年生(北京市長、前安徽省書記)
この二人は、上の方々と比べても遜色ありません。可能性は高いです。
はたまた、
令計画 1955年生(中央弁公庁主任、中央書記処書記)
張高麗 1946年生(天津市書記、前山東省書記)
王金山 1945年生(安徽省書記)
この方々もキャリア的には申し分ありません。
躍進も躍進で、名前の通り、
沈躍躍 1957年生(組織部人事副部長、※女性)
なんかが上がってきたらビックリしますが、可能性もなきにしもあらずです。。。。
いずれにしても、地球の未来を左右する大国・中国の今後の政治動向に注目しておいて損はないと思いますよ。
13億とも15億とも言われる世界第一位の人口を有し、960万2716km²という世界第四位の国土面積を持ち、GDPはMERなら世界4位、PPPなら世界2位という、実質的な数字からもアメリカに次ぐ世界2位の大国であります。
まぁ最近の中国といえば・・・食の安全問題やコピー天国的な国民性などがクローズアップされ、あまり国家としての良いイメージがありませんが、来年には北京オリンピック、2010年には上海万博と、時代が違うとはいえ、まさに日本が1960年代~70年代にかけて歩んだ道のような、国家大躍進の時代を迎えております。
東ドイツやソ連が崩壊した中で、経済的には民主化が進んできたとはいえ、政治的には依然として中国共産党の一党独裁政権が堅持されております。
貧富の差、中央と地方の格差は広がる一方でありまして、どんどん発展する沿岸部(上海・天津・大連、もちろん香港など)に対し、西部や北部の農村部の荒廃、生活水準の低さは想像を絶します。
まさに謎の多い国中国、ベールに包まれている部分が多すぎる国ですわ。(?_?)
僕は仕事の関係で、若干ながら中国に関連する事柄をネットで調べたり、勉強したり、中国語を学んだりしていますと、色々とおもしろいことに気が付きます。
その中で一番おもしろく、興味を惹かれているのが中国という国家の最高の権力機関、中国共産党の政治の仕組みです。
5年の一度の党大会(全国代表大会)が、先々月の10月に開催され、中央から地方に至るまでの党組織の人事が一新されました。
簡単にいうと、7400万人の中国共産党党員の頂点に位置する最高指導機関が、全国代表大会です。その中央委員会全体会議は、中央委員200名あまり、中央候補委員150名あまりで構成されます。
この350名の中から、中央政治局委員25名を選出し、その中から更に9名の中央政治局常務委員を選出します。 この胡錦涛をトップとした9人が、15億中国人民の未来を決めるトップ9なんですね。
すごいことですよ!15億分の9ですからね!想像もつきませんね。ジャンボ宝くじでも1等2億円の当選確率は1000万分の1の確立ですから、15億人分の9人に入る確立は、ジャンボ宝くじよりスゴイ倍率を戦い抜かなければなりません。
まぁ余談はこの程度にしておいて・・・(^_^;)
さて、この第17大(中国共産党第十七大全国代表大会)が10月に開催されまして、そこで新たな人事が決まりました。
政治局常務委員メンバー9人の年齢を序列順に並べますと(2007年10月の時点)
胡錦涛 1942年12月生 64歳
呉邦国 1941年 7月生 66歳
温家宝 1942年 9月生 65歳
賈慶林 1940年 3月生 67歳
李長春 1944年 2月生 63歳
--・--・--・--・--・--・↑ここまでは16大から留任
習近平 1953年 6月生 54歳(前上海市書記)
李克強 1955年 7月生 52歳(前遼寧省書記)
賀国強 1943年10月生 64歳(前組織部長)
周永康 1942年12月生 64歳(前公安部長)
ですわ。中国共産党は68歳が定年なんですよ。そうすると、5年後には、習近平と李克強以外は皆定年になって引退しなければなりません。
したがって、現在の中央政治局委員25名の中から、また中央委員から飛び級で、7人が常務委員に補充されるということです。
習近平と李克強は、これから5年の間、次代の中央委員会総書記・国家主席の座をめぐって争うライバルとして並べられたわけで、党内の権力基盤をどれだけ強化できるかにかかっている訳ですわ。
今のところ、序列では習近平の方が上に位置しておりますので一歩リードというか半歩ほどリードしてるようですが、まだまだわかりませんよ。胡錦涛の出身母体である共青団(中国共産主義青年団)のプリンスといわれているのが李克強ですから、胡錦涛は自分の後輩に権力を委譲したいはずなんですが、簡単にいくかどうか???
ここで、いきなり話が飛躍しますが、5年後の中央政治局常務委員を予想しておきましょう!! 5年後もこのgooブログを続けていたら、その時、全て的中していたら「スゴイっ!!」と称えて下さいネ!!
李克強 1955年
習近平 1953年
李源潮 1950年(中央組織部長、前江蘇省書記)
汪 洋 1955年(広東省書記、前重慶市書記)
薄熙来 1949年(重慶市書記、前商務部長)
王岐山 1948年(中央政治局委員、前北京市長)
劉延東 1945年(全国政協副主席、前中央統一戦線部長※女性)
・--・--・--・ここまでは確定です!?(^_^;)と断言しましょう!
年齢的、現在のポスト的にみてもこの7人は当確ですわ。もしかしたらこのメンバーで、10年前の江沢民時代に敷かれた7人体制に戻すかも?
現在の9人体制を維持するなら、2階級特進で中央委員から・・・
孟建柱 1947年生(公安部長、前江西省書記)
郭金龍 1947年生(北京市長、前安徽省書記)
この二人は、上の方々と比べても遜色ありません。可能性は高いです。
はたまた、
令計画 1955年生(中央弁公庁主任、中央書記処書記)
張高麗 1946年生(天津市書記、前山東省書記)
王金山 1945年生(安徽省書記)
この方々もキャリア的には申し分ありません。
躍進も躍進で、名前の通り、
沈躍躍 1957年生(組織部人事副部長、※女性)
なんかが上がってきたらビックリしますが、可能性もなきにしもあらずです。。。。
いずれにしても、地球の未来を左右する大国・中国の今後の政治動向に注目しておいて損はないと思いますよ。