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読みごたえあり!『関ヶ原 上・中・下』by司馬遼太郎

2017年12月02日 | 小説レビュー
〜東西両軍の兵力じつに十数万、日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描きながら、己れとその一族の生き方を求めて苦闘した著名な戦国諸雄の人間像を浮彫りにする壮大な歴史絵巻。
秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を簒奪するために家康はいかなる謀略をめぐらし、豊家安泰を守ろうとする石田三成はいかに戦ったのか。「BOOK」データベースより


(´▽`;A ふぅ〜。二週間かけて、『関ヶ原 上・中・下』やっと読み終えました。

まぁ、誰もが何となく知っている天下分け目の大合戦ですが、さすがは司馬遼太郎氏ですね。とてもわかりやすく描かれていました。

どのようにして、関ヶ原へと歴史が動いていったのか?
約30人ほどの戦国武将のそれぞれの立場で動いていく環境と心情の変化が巧みに描かれています。

もちろん主役は石田三成と徳川家康なんですが、他の武将たちにもスポットが当てられており、より詳しく知ることが出来ました。

いま大河ドラマでやっている、『直虎』も、ようやく井伊直政が家康に取り立てられていくというところですので、これからの働きが楽しみですね。

いずれにしても、関ヶ原の前後で日本の歴史は大きく動いた訳ですから、いろんな歴史小説を読む上での基準になるような素晴らしい作品でした。

★★★☆3.5です。