〜演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。
憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。
その家ではかつて不幸な事件があった。
何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。
そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。
少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。「BOOK」データベースより
とても評判の高い作品です。言わずと知れた恩田陸さんの作品なので期待しながら読みました。
過去の殺人事件を巡って、その遺族と関係者が一同に会し、真相に迫ります。
第一章と、第二章までは、なかなか興味を惹かれる展開ですが、中盤あたりから、何となくダレてきて、クライマックスでは、やや強引に物語をまとめようとして、やや無理筋感が漂います。
最終章で真相が明らかになるのですが、それさえもイマイチな終わりかたでした。
非常にソフトなミステリーなので、主人公と同じ年頃の高校生が読むと面白く感じるかと知れません。
ギリギリ★★★3つです。
憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。
その家ではかつて不幸な事件があった。
何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。
そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。
少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。「BOOK」データベースより
とても評判の高い作品です。言わずと知れた恩田陸さんの作品なので期待しながら読みました。
過去の殺人事件を巡って、その遺族と関係者が一同に会し、真相に迫ります。
第一章と、第二章までは、なかなか興味を惹かれる展開ですが、中盤あたりから、何となくダレてきて、クライマックスでは、やや強引に物語をまとめようとして、やや無理筋感が漂います。
最終章で真相が明らかになるのですが、それさえもイマイチな終わりかたでした。
非常にソフトなミステリーなので、主人公と同じ年頃の高校生が読むと面白く感じるかと知れません。
ギリギリ★★★3つです。