『クジラアタマの王様』by伊坂幸太郎
~製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。広報部員・岸はその事後対応をすればよい…はずだった。
訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。
不可思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。打ち勝つべき現実とは、いったい何か。
巧みな仕掛けと、エンターテインメントの王道を貫いたストーリーによって、伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放つ。「BOOK」データベースより
『サブマリン』以来、久しぶりの伊坂幸太郎作品です。結構な話題作で、期待を込めて読み始めました。
設定も『GANTZ』みたいで面白いですし、挿絵というか、挿入されているマンガも味があって良かったです。
しかしながら、夢と現実の区別がイマイチついていないことや、サンファンランドでの猛獣との闘いや、クライマックスの医薬品会社の倉庫での激闘なども、少し緊迫感にかけていたので、何となく軽い感じで終わっていきます。
『グラスホッパー』や、『マリアビートル』あたりのひりつく様な緊迫感がもう少しあれば、なお良かったですね。
最近の伊坂作品には、いわゆる名言集が少なくなってきているように感じているのは僕だけでしょうか
?
★★★3つです。
~製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。広報部員・岸はその事後対応をすればよい…はずだった。
訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。
不可思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。打ち勝つべき現実とは、いったい何か。
巧みな仕掛けと、エンターテインメントの王道を貫いたストーリーによって、伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放つ。「BOOK」データベースより
『サブマリン』以来、久しぶりの伊坂幸太郎作品です。結構な話題作で、期待を込めて読み始めました。
設定も『GANTZ』みたいで面白いですし、挿絵というか、挿入されているマンガも味があって良かったです。
しかしながら、夢と現実の区別がイマイチついていないことや、サンファンランドでの猛獣との闘いや、クライマックスの医薬品会社の倉庫での激闘なども、少し緊迫感にかけていたので、何となく軽い感じで終わっていきます。
『グラスホッパー』や、『マリアビートル』あたりのひりつく様な緊迫感がもう少しあれば、なお良かったですね。
最近の伊坂作品には、いわゆる名言集が少なくなってきているように感じているのは僕だけでしょうか

★★★3つです。