続・知青の丘

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京都非公開文化財特別観覧ツアー(その1)

2014-11-10 18:30:20 | 旅行
11月6日~8日まで
ツアーで「京都12の世界遺産特別公開」に夫婦で
一応仲睦ましく(笑)、出かけていました。
(5日博多で前泊)

メインは京都国立博物館の「鳥獣戯画」鑑賞!!これは3日目。
賀茂川沿いの桜紅葉はいい色に色づいて落葉始めていました。
ほかの所は3~5分くらい。
京都は、相変わらず、どこもかしこも人が多くて多くて・・・・
バスガイドさんによれば、半数は中国・韓国などからの外国人観光客らしい。

まあ~それにしてもお寺さんも結構商魂たくましい・・・
虫干しを兼ねて特別公開しているのだから。


帰ってきてホッとしています。
でも、帰ったら帰ったで忙しくて
ブログアップもままならず・・・

さて、一日目
<銀閣寺(東山慈照寺)>~足利義政の精神世界を具現。

銀閣とは観音殿のこと。東求堂とは阿弥陀堂のこと。
東求堂の同仁斎は、四畳半書院草庵茶室の源流で
四畳半間取りの始まりとされる。

まずは、水墨画の襖絵
・本堂東の間には池大雅作「琴棋書画図」
・東求堂西の間には与謝蕪村作「棕櫚に叭叭」鳥図、
・本堂室中には同人作「飲中八仙図」
・本堂上官の間には同人作「山水人物図」

東求堂の同仁斎

下手な写真ですみません。

銀沙灘(ぎんしゃだん)・・・・石英の砂粒と水で湖を造る。銀色に反射し、明かりとりの役目も

庭園内の小高い所からの銀閣寺

ここだけいい色もみじいろ。





<下鴨神社>正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
~ご祭神は、玉依姫とその両親なんたらが祀られている神社
りっぱな楼門


分厚い桧皮葺

御車舎



神服殿の公開
神の装束を縫う建物で、御所の火事等の時の避難所となる。
実際、孝明天皇が避難され、
その時、のちの明治天皇となる皇太子は隣の建物に避難されたとか。

本殿は、宣旨により21年に一度の遷宮(すぐ隣に)のための工事中。
大修理をもって遷宮とされる。
屋根桧皮葺は、桧皮を濡らして竹の釘を打ち込む。


<上賀茂神社>~ご祭神は、玉依姫が天から射られた矢を拾って処女懐胎?(賀茂神話)して
産んだ天津神の子・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)
賀茂競馬の神事~競馬の起こり
神山をかたどった三角錐の立砂は
陰(写真右・松葉が2本)と陽(同左・松葉が3本)をあらわす。





京都国際ホテル夕食・泊
二条城前の堀川にある。
今年12月26日で閉館(震災後、客
が減りまた客単価が低くなり)となるが、由緒あるホテル。
庭園内に能舞台や道元の歌碑あり。

「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえてすずしかりけり」

池には白鳥と黒鳥、2羽づついた。

ちょうど、夕食時のレストラン「アゼリア」では
舞妓さんの2舞いとお茶屋遊び体験をみることができた。
コース料理のお味もバッチリ!!
サービスもよろし。




やっと、1日めのアップがでけたあ~~
(2日めにつづく)


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上海・蘇州・無錫4泊5日

2012-04-10 20:50:39 | 旅行
上海に、あんなに多くの超高層ビルがそそりたっているなんて
そして、各国の企業があんなに進出しているなんてー。
熊本の味千ラーメンの店舗も3つみつけたよ。

古くて汚い建物を壊して、
郊外に新しい高層の住宅が林立し、新たに~
いわゆる団地の建設ラッシュだった。

人口2200万人!

バスに乗り降りするときに、お金をせびる親子がいる一方で、
3まい千円~で押し売りする輩がいる一方で、
上海ナンバーを登録獲得するのに
60万円だか80万円だかも支払うというお金持ち・・・
上海に居住することが一つのステイタスだとか。
上海に住む女は、
上海に住む男か外国人としか結婚しないとか・・・

同行の現地ガイドの女性の給料は、
8万円で中国ではいい方という。
ふつうは、6万円。
もちろん彼女は郊外に棲む。
友人とシェアーして。
彼女は、27才。
一人っ子政策のためご両親が罰金2万円を支払ってまで
産んでくれた第2子の女の子だそうで。
今でこそ、親に月に1万円の仕送りをしてるが、
上海に来たときは相当苦労したようだ。
その賜物か、勉強熱心で、気配りも上等!

そういう給料水準で、
チンタオビールなど食事のときに注文した
ビール30元(約450円)は高くはないか!?
ちょっとミミっちー((笑))

夜間遊覧して上海夜景を満喫した黄浦江。
その沿岸のマンションは億ションだというが、
ある2つのマンションだけは14億円という。
眺めが超最高なのは察しがつくというもの。

上海ヒルズの森ビルより
高いビルが建設途中で、たしか468メートルとも~。

市内からの遠景はかすんでみえない。
スモッグ?か黄砂?か

オプションも含めて一人五万円くらいの格安旅行で
食事はあまりよくなかった。
10人くらいで囲むテーブルにくる量がちょっと少なめ・・・
野菜料理がほとんど~。

水はペットボトルの水しかのまなかったが、
なんだか肌あれしたようなー
熊本の地下水に慣れている身には、
ちょっときつかったかな。

ラテックス店で購入した8000円の枕は、
圧縮して持ち帰り、現在使用中ー
首肩凝りにいいような気がしてる。
かなりのすぐれものかも!
しかーし、旅先で買ったからか、
旅行中の夢、集合時間に遅れる夢などみてる~


そんなことより、
大陸はスケールがでかく、おおらかな気がした。
そして、みんな必死で、したたか。
四つ足で食べないものは机だけ!だそうだ

リフレッシュしてきたから、
私ものんびりはしておられない~。






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比叡山勉強会の前(近江八幡・安土)

2011-09-28 13:50:34 | 旅行
9月23日快晴
京都駅で東海道線に乗り換えて近江八幡へ

予定していた沖島へは時間の都合で渡れず、
水郷のさと円山(まるやま)へ。
青鷺を初めて見た!

ばっちょう笠をかぶった初老の船頭さんの手こぎ舟に、

おひとり様2100円で乗り込み、13時から約1時間の遊覧。

台風の後で、水面が40センチほど上昇しているそうで、
水郷の風情と葭の茂りをたっぷりと味わった。

河柳を教えてもらった!

8人乗りの舟には素敵な韓国人夫婦も乗り合わせていて
みんなに持ち合わせのパン菓子を分けてくれた。
朝食しか摂っていなかった私達はよろこんだ。





この日は、JR近江八幡駅に近い「ホテルニューオウミ」に泊。
朝食のバイキングもベッドの硬さ、枕の高さも快適だった。
シングル朝食付き9500円也

9月24日快晴
JR近江八幡駅から安土へ
あの信長の夢のあと・安土城跡を見たかったから。
歩きでも自転車でも行けるが、先を急ぐため3人でタクシーに

標高199メートルの安土山全体が広大な平山城。

登りは只ひたすら石段をあがる、

と数か所、石仏が横たわって足元に。

表示がなければ踏みそうだ。
発見当時のままの野外展示。

石仏や墓石も城普請に使用されたそうで。
確か大阪城も古墳の石が使用されていたようなー。
天守閣のあったところには礎石のみが残る。

今は四方を木々に囲まれ、
頂上からは干拓された稔り田がみおろせるが、湖面はやや遠い。
当時は琵琶湖の内湖に囲まれ、南方だけが開けていたという。

下りは別ルートで。
信長が甲賀より移建した室町時代の三重塔と

仁王門(楼門)のほうへ下る。

前の二つも、門内の左右の金剛力士像も国指定重要文化財。
いささかおざなり感があり、もったいないな~と思う。

夢ちょん切られみんみんトンビ啼くや啼く   知青


延暦寺会館の精進料理


(2009年比叡山勉強会参加時)



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青葉若葉の東北4日間ツアー

2010-07-10 10:18:28 | 旅行
バスの全走行距離は約2000キロ。東北6県走破!!

第1日目:当地の空港から羽田空港へ。羽田空港から移動はすべてバス。
  案内は、”バスは新車一年生 ガイドの私は中古の一年生”と言う、
吉本にもいけそうな栃木出身のガイドさん。
 はなから、やたらに栃木の県民性を力説。

  猪苗代湖畔:波が打ち寄せ、まるで海をみているような~、散策。
  裏磐梯五色沼;水原秋桜子の句碑あり。
   水続きつゝ新樹の楊ましろなり 秋桜子

 [飯坂温泉泊]
  旅館の部屋の卓には芭蕉の句を挿入した挨拶文があり。
   笈も太刀も五月にかざれ帋幟(かみのぼり)  芭蕉

第2日目:7時20分頃出発。
 松島海岸:遊覧船に乗る(別途1100円)。
  どこにも名物ガイドはいるもので、説明が上手で面白いガイドさん付き。
  乗船した途端に、ウミネコの歓迎をうける。

  いくつかの島は、ウミネコの繁殖地になっている。

  牡蠣(ここのは、いかだ式ではないので、
潮が引いたらお日様にあたり、身が締まっているらしい。)や、
  昆布(早煮昆布を3袋買った)
  海苔の養殖で儲けたお金持ち900人が、島の御殿に住んでいるそうな。
  あっという間に小一時間経つ。

  芭蕉は、塩釜から舟で松島に渡り、瑞巌寺に詣でている。
  松島の句は、『奥の細道』では示していない。
  「いづれの人か筆をふるひ、詞を尽さむ」や「予は口をとぢて」という記述あり。 
  瑞巌寺の本堂までは、時間がなくて行けず残念。

  ちなみに、松島の手前あたりに西行戻しの松公園がある。
  「西行法師が諸国行脚の折、
松の大木の下で出会った童子と禅問答して敗れ、
身を恥じ松島行きを断念し
   引き返したことが由来」(観光協会パンフより)という。

  秋田きりたんぽ工房:きりたんぽの起こりは哀しいねえ~。

 白神山地:日本初の世界遺産として1993年12月登録。
  ブナの原生林の中を小一時間歩く。
栃の実を初めて見た。
ぶよ(ぶと)に要注意、刺されたら大変!

  駐車場の近くに大町桂月(1869-1925)の文学碑あり。
  碑には、紀行文「岩木山より暗門滝へ、四、暗門滝」より
抜粋された文章が刻まれている。
  初めて聞く名前だが、彼地では有名らしく、
酒と旅を愛した高知出身の詩人、歌人、随筆家、評論家。
  十和田湖に近い蔦温泉が終焉の地。
和漢混在の独特な美文の紀行文は広く読まれたという。
 
 [南津軽温泉泊]
  津軽弁講座と津軽三味線ショーは、楽しいライブだった。

  青松葉少しあと追いみちのくの  知青

第3日目:7時10分頃出発。
 城ヶ倉渓谷。八甲田ゴールドライン、
 奥入瀬渓流:見所の瀬や左右の数々の滝あり。

 阿修羅の流れと白布の滝が印象的。

白神山地よりこちらの散策の方が気持ちよい。

 澄んだ流れと深い森の緑のコントラストは、えも言えぬ美しさ。
 梅雨の時期で天気を心配したが、
この時期のこの緑だから美しいのだろう。

  ドスドスと踏みしだかれてブナ青葉 知青

   阿修羅の流れに行く途中、馬門岩と馬門橋に遭遇。
熊本・宇土の馬門石を連想したが、同じものだろうか。
     宇土の馬門石は、ピンク色の阿蘇溶結凝灰岩で、
古墳時代には畿内の方まで運ばれ、天皇陵や有力
      豪族の古墳の石棺にも使用された貴重な石である。

 十和田湖(十和田湖遊覧):湖上遊覧(別途1300円)
  湖上にて青葉若葉に曳かれよう 知青

 中尊寺・金色堂の入場料は別途800円。
  バスが待っている駐車場まで戻ることを考えると、
ちょっとも時間を無駄にできない。
まずは、芭蕉の句碑へ。

   五月雨の降り残してや光堂 芭蕉翁

  金色堂の須弥壇の上には、
  ご本尊の阿弥陀如来や
観音菩薩、勢至菩薩、六地蔵、持国天、増長天が立ち並ぶ。
  須弥壇の中には、
  中央に初代藤原清衡、向かって左に二代基衡、
右に三代秀衡の遺体と泰衡の首級
  が納められているという。
  金色堂を出て、経蔵、旧覆堂、釈迦堂と駆け足で巡る。
能舞台に行く途中の竹林をふと見るとなにやら石碑。
山口青邨の句碑のようだ。
  人も旅人われも旅人春惜しむ 青邨

  讃衡蔵には、奥州藤原氏のお宝を収蔵。
駆け足で流しながら見る。
  駐車場まで、月見坂を右に左に流し見ると、
句碑らしき石碑があり。
 急ぎ走り寄ると、
なぜかしら、奈良か伊勢で詠んだ芭蕉の句(「笈の小文」から)が。
      草臥て宿かる頃(比)や藤の花 はせを翁

 [山形蔵王温泉泊]
  蔵王温泉は乳白色酸性泉でヌルヌル。
良質の温泉のようで、効験あらたかのよう。
  というか、入湯後部屋に戻ってきたら、3日間の疲れがどっと出て、
   もおー、9時過ぎから朝の5時頃までぐったりぐっすり!
     お陰で翌朝は元気を取り戻した。

第4日目:7時30分頃出発。
 山形・上山さくらんぼ狩り:30分間食べ放題。
  両手を使い、もいでは食べ、もいでは食べ~。
  陽にあたったものが余計甘いと聞けば、
イケメン兄ちゃんからも取ってもらっては食べ、
さくらんぼ最高ー!
  少し酸味がある佐藤錦より紅秀峰のほうが甘くてぷりぷりだった。
  こんなこと言って贅沢だなあ~。

 蔵王山頂”お釜”見学:霧雨と風があり、寒い寒い。
気温20℃という。半袖では辛い。
  エメラルドグリーンのお釜は、あいにく見ることができなかったが、
  荒涼とした中で、高山植物のこまくさを見つけて喜んだのもつかの間、
  残念なことに、デジカメ電池切れ。仕方なく携帯で撮る。
  やはり充電器は持っていくべきだった。
  下山途中で、賽の河原を車窓から見る。
これかあ~。

 蔵王牧場:さくらんぼをたらふく食べたのに、
食い意地が張っているから、各種クリームチーズを試食しまくる。
  そして、「ラ・フランス」と「乳清ジャム」を買う。

 遠刈田(とおかった)こけし工房:
伝統工芸も食べ物の土産に比べたら、精彩を欠くよなあ~。
  普通に回しているうちに逆立ちして回る小さな独楽を買う。
300円也。
   販路や後継者はどうなっているのだろうなどと
要らぬことを考えてしまう。

 車窓より安達太良山、羽田空港へ。

  あだたらや乳頭つんと青葉越え 知青

(安達太良山は少し顔を背けた少女の寝姿だという)

  概して、出された東北の郷土料理といわれるものは、
  九州人の私の口には合わなかった。
  しかし、お土産品には美味しいものが多かった。

  ツアーの悲しさで、どこでも見学時間が短い。
  バスに揺られ居眠りする時間は十分過ぎるほどに。
  6万円の費用だからこんなものだろう。
    とはいえ、折角東北まで出かけて来て、
駆け足の見学とは、残念至極。

   プライベートで来ないと無理なことは承知だが、
   「奥の細道」について、
少しでも想像力を働かせる時間がほしかったなあー。



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