昨夜、
映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」を観た。
GYAO無料で何か良さそうな映画はないかなと探していて
眼に留まったのが、音楽家の伝記映画
「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」(2013年、ドイツ)
というもの。
観終わって調べたら
ニコロ・パガニーニ(1782-1840)を演ずる
主演のヴァイオリニストはデビット・ギャレット。
なんとドイツの現役のプロヴァイオリニスト。
パガニーニに成りきっての演奏は、
映画のなかでも感動もんだった。
パガニーニの曲が素晴らしいからもあるでしょうけれど。
当時のパガニーニの演奏会はとても人気だったらしい。
意表をついたり、色々と趣向も凝らしたりしていて、
退屈しなくて面白そうな演奏会だったようだ。
ウルトラスーパー超絶技巧の持ち主で、
左手の柔軟さがそれを可能にしたという。
その技巧は、悪魔に魂を売り渡して獲得したと
自らも吹聴していたというから
その悪魔伝説を売り物にしていた感あり。
またイケメンだったようで、
かなりの女たらしだったよう~。
57才で亡くなってからも遺体の埋葬場所が二転三転し
1876年にやっとイタリアのパルマの共同墓地に
安置されることで落ち着いた模様。
(美男葛は熟したら黒ずんできます)
埋葬場所にも困るような大天才がいたんですね。
大天才の狂気というものは
どの時代でも社会の異端児扱いはされるけれど
それでは終らない。
なぜなら作品は残るから。
まあ~とにかく観てみてください。
すっかり、パガニーニの虜になること、
請け合いです。
(愚息愛飲のデユーアーズに付いていた小瓶のおまけ)
これまでに音楽家の伝記映画は
アマデウスとベートーヴェン、
フレディ・マーキュリーのは
観たことがありますが
「ボヘミアン・ラプソディー」と同じくらい佳かった。