先日、
俳誌『遊牧』2022年12月号拝受して、
栗林浩さんの「前衛俳句の盛衰(三)」を拝読した。
その稿によれば、
藤原龍一郎が、
昭和53年「俳句研究」で赤尾兜子の俳句には
”かつて、たとえば『虚像』の時代になどにみられたような、言葉の意味性を暴力的に剥奪し、貧血した語群を、時には文法構造や伝達性さえも無視して、力づくである種のイメージ連関に沿って顕在化させてしまうなどという強引さ”
があるとしたうえで、
その後の『歳華集』を兜子の最高傑作であると称賛したという。
栗林さんが挙げていた『歳華集』句のうちの下の2句
帰り花鶴折るうちに折り殺す
瀕死の白鳥古きアジアの菫など
を読んで、俄然読みたくなった。
『歳華集』冒頭の「小暁」より
最初の3句
散髪後霧ごしに立つ不意の墓
謀り疲れみどり児一匹の蟲に
激しく済ませ単眼の冷し馬
『遊牧』
→栗林浩「前衛俳句の盛衰」
→藤原龍一郎著『赤尾兜子の百句』
とたどり着いて
下の著を購入した次第。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/8b/3de6700cf48838bae793831ffa5c9859.jpg)
これと、『歳華集』も書き写しながら
赤尾兜子に浸っているこの頃。
56歳で自死?した赤尾兜子の
最期の句(日記帳からだそうで)は
最期の句(日記帳からだそうで)は
ゆめ二つ全く違ふ蕗のたう
生まれて出て来て、
思い描いていた人生はこんなはずじゃなかったって
ことですかね。
ことですかね。
次号We15号用に
大変興味深い赤尾兜子について
2ページ書きました。
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昨日、かなり古くなった換気扇を
なんと!夫が交換してくれました。
PC(Windows11)を買いにいったついでに聞いたら
エディオンに売っていたそうで買ってきて~
自分でもやれるかどうか心配だったそうですが
なんとか取り外して、新品と交換してくれました。
ついでに私は台所壁とか風呂場壁とかの掃除をして
きょうは整骨院に~
24日に次男が関東方面から孫を連れて帰省するので
(息子は翌朝あちらに戻り、
孫小学一年生は一週間預かります)
俄かに掃除気分に追い込まれています。
この一週間はとても寒いようです。
昨日朝は0℃、最高気温が4℃
きょうは、今朝は-2℃、最高気温7℃