続・知青の丘

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梅雨晴れ間の夜空

2011-06-25 04:03:51 | つれづれ
実に何カ月ぶりだろう、
夜空を見上げたのは。

ふと目が覚めて、昨日腹の立ったことを思い出し、
俳句をひねってはみたもののおさまらず、
なんとなく月明かりに惹かれて、外に出た。

午前4時前。東の空には三日月と金星?!
今日の空は澄み渡り、
小さな星々もよく見える。

へえ~この辺でも(街灯があるから)
こんなによく見える日があるのかと嬉しくなる。

星座表を取りに家に入る。
西には夏の大三角形。
北東にはカシオペア座。
北斗七星はまだ上がってきていない。

ほんとに今日の空はきらきらしている。
お浄土のようだなあ。

時鳥が遠くで澄み切った一声をあげ、
近くで梟が闇を這うように啼いた。

こんな夜空を見上げていたら、

自分の喜怒哀楽に振り回され右往左往していることが、
馬鹿らしくもあるが、
かえって愛すべきことでもあると思う余裕がでてくる。

決して、生身の人間であることは否定しない!

一匹の蚊相撲をとるやっかい   知青










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好きだな、辺見庸氏

2011-06-18 16:00:14 | その他
昨今の日本の社会というか組織というか、
権威主義的でかなり硬直化、非情化してはいまいか。


宮仕えの身に「職務命令です」と言われたら、良心に恥じる不本意なことでも
自分自身を貶めるようなことでも、仕方なく従うしかないのか。
憲法19条「思想・良心の自由」ですら、
組織の上司からの職務命令の前には屈するというのか。

6月2日熊日に辺見庸の
「破壊と不安と君が代」と題する特別評論が掲載されていた。
戦争があったかと見まがうほどの大震災後の「社会的心状」について、
「ものごとは国家、地域、集団、組織優先が当然とされ、
生身の個人はのどもとまででかかった異論を呑みこんでしまう。」といい、

「日本型ファシズムの特質は、
人があえて争わない階調にあり、
表面はとても異形には見えないところにある。」という。

難しいことはさておいて、
いつものように鋭すぎる感性で書かれた文章だった。

今の世の中、自由に振舞えているようで、
肝心なところでは選択の余地がないように思える。

だんだん窮屈になるー。




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