bookookさんの
ブログBookBookBookを拝読していて
宮沢賢治の「注文の多い料理店」の、
表紙絵の違う絵本2冊が紹介してあった。
で、我が家にある子育て中のその絵本の表紙は
どんなだったかなと~
1984年、偕成社
絵は島田睦子
宮沢賢治のお話は各自おもいおもいに
自由に描くにはもってこいなのかも~。
前のブログにも書きましたが
佐藤厚子さんは「十力の金剛石」のお話に絵を~。
ほかに持っている宮沢賢治の絵本
1992年、福武書店
1989年、偕成社
ついでなので
上記以外で
私の好きな絵本を挙げていこうとおもう。
順番はつけ難いけれど
トップバッターはこれかなあ~
1992年版あかね創作えほん・5、あかね書房
松谷みよ子/文 丸木 俊/画
「家をでるとき、もちごめを ひとにぎりずつ
にぎって、おまえに あいたい、
ただ それだけで 山を こえ、
山を こえて はしりつづけるうちに、
いつのまにか、手のひらの こめは、
もちになっているのです。
どうか おねがいだから、
魔性のものだなどと、そんな
おそろしいことを いわないで・・・」
これは、
男に対する最後のむすめの気持ちを伝える台詞ですが
男はむすめの恋情のふかさにこわくなったんですね。
むすめの血のしたたりが
まっかな山つつじになったという
悲しい結末の恋のお話です。
私は、
娘が、夜、山を5つも越えてくるあいだに
手のひらのもち米が
つきたての餅になるというくだりが
恋の狂おしさをよく表現しているなあと
20年以上経っているのに
ここだけが思い出されていました。