陶芸ブログ「ひとりごと」

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もうすぐ手術後半年(陶芸生活関連)

2014-05-16 | 肺縦隔腫瘍
手術からもうすぐ半年になります。

作陶生活は、明らかにかわりました。
手術前は、すぐ元の生活に戻れると思っていたので、予想外でしたね。

皆さま、健康診断はきちんと受けましょう。



今日、半年ぶりにろくろを回してみました。
土は、もぐさ土。
抹茶茶碗ふたつだけですが、無事にろくろ引き出来たので嬉しい。
爪も皮膚も割れずに済みました。

とりあえず、これ以上は厳しそうなので今回はここまで。


術後に制作再開したばかりのころは、思わぬ影響に廃業を意識することもありました。

「交感神経障害で右手に汗がかけなくなります。これは治りません。」

たったこれだけのことなので、制作するまではそんなに深刻には考えていなかったんですね。

実際は爪は些細な刺激で真ん中からぽっきりと割れるし、土を触っていると指がひび割れを起こして痛みだす始末。

手びねり制作中心の作陶は、大幅に見直すしかありませんでした。

まだ、練習中だけど鋳込み制作も可能そうですし、綿の手袋をはめての作業がそれなりに可能なことも分かりました。



左手も大分器用になってきて、右手のフォローになっています。

いろんな工夫で、それなりに制作継続できる目途は立ちましたので、お知らせ致します。

どうしても、これまでより制作量は大分減りますし、時間はかかります。

そのため、影響を受けていない「絵付け」に労力をシフト。
実際、危機感を持ったおかげか、絵付けの技術は少しアップしたように思います。

高級品制作を取り入れたり、販売ロスをなくしたりして対応しようと思っています。

これをきっかけに制作全体を見直して、新たな作品作りと、在庫の整理もしていくつもりです。





昨日組み立てたものです。
この金具タイプの取り扱いは在庫限りで終了致します。
軽くて使いやすいのですが、当店では「夜会巻き」など、軸に大きな負担をかけても大丈夫な作品の需要が高いためです。



こちらも昨日の完成したもの。

竹に合成うるしのかんざしです。
こちらも、在庫限りでいったん終了。
今後強度アップして再登場する予定です。

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