陶芸ブログ「ひとりごと」

マイペースに陶芸やっています。
委託販売や通販も行っております。

焼き上がり

2012-02-28 | Weblog
春の気配は感じるものの、まだ寒さが身に沁みます。

窯出しをしました。
いつも、わくわくする瞬間です。



象嵌の猫湯飲み。
オレンジ色の釉薬を透かして猫が転がっています。
こちらは、オーダー品。



どんぐり・・・
淡い赤茶色にしたかったのですが、予定より緑っぽく焼きあがってしまいました。
この後、上絵付けで仕上げる予定です。



陶器と磁器の桜ボタン。
磁器は、釉薬ありのタイプにしてみました。



バレッタとキューブ。
この後、上絵付けして仕上げます。



こちらは、新作のキューブ。
彫りを入れてみたのですが、比較的イメージ通りに出来ました。
こちらも、数字などを入れてから完成になります。

最近、またこのブログへのアクセスが増えてきました。
気に留めていただき、ありがとうございます。

アクセス数600を超える日もあり、良い励みになっています。

シルバーオーバーレイ

2012-02-27 | Weblog
今日は、晴れたり雪が舞ったりした一日。
日向ぼっこしている犬の姿にほっとなごみます。

昨日は本焼きをしたので、明日窯から出す予定。

その間に、楽しみにしていた銀素材のお試し。
15g入りのオーバーレイシルバーペーストの箱をあけてみたところ、思いがけず小さい。

中身を見ても、え?これっぽっち?と思ってしまいましたが、そういえば金属。
重たいはずですよね。

普段使っている絵具類のイメージにとらわれていました^^;

説明書を見ると、焼成温度帯は650~800℃と、結構フレキシブル。
低い温度では長時間焼くように指示があります。

竹串などでかき混ぜてから使ってくださいと書いてあるので、その通りに。
ペーストを少しとき皿に移し、水を同量程度加えて混ぜる。

丁度、普段使っている上絵の具程度の固さになりました。

塗ってみると、扱いは上絵の具を水性メディウムで溶いたものと似ています。



最初は、上記の量でお試し焼成予定。

描いたばかりの状態は、白いパウダー状です。

あとは、焼きと磨き。

これがうまくいけば、また制作の幅が広がりそうです。
楽しみだなぁ。

あ、でも焼くのは、次の上絵焼きの後なので、結果はもう数日お待ちください。

素焼き

2012-02-25 | Weblog
今日は気持ちよく晴れました。
(日付回って書いてます)

素焼きしたものを窯から出して、焼成準備。



どんぐりは、最初何も見ないで作ってみたのですが、子供の頃良く拾って遊んだ「マテバシイ」のイメージだったようです。
そういえば、いろんな形があったよな~と思い、検索をしてみるうち、「どんぐりの定義」などを見つけ、つい面白くなって種類を増やしてみました。

また、乗せるカタツムリも、最初より形を少し変えてみました。
受け取る人に、気に入ってもらえると良いなぁ。

あとは、桜ボタンとキューブ。



猫象嵌の湯飲みは、一つがオーダー品。

象嵌は、手間がかかるためどうしても単価が高くなってしまいますが、オーダーでの需要は高いです。

素焼き後に、やすりで模様のハミだしを削り、乾燥させた状態です。


ニューボン土

2012-02-24 | Weblog
今日は半日雨。
だんだん暖かくなって、春らしさを感じられるようになってきました。

以前取り寄せた、磁器土。
先日ピンク色に調整していたのが半端にあったので、遊んでみました。

透光性があるということで、試してみたけど、やや光に透ける普通の磁器という印象。
ピンクは、顔料が多すぎたのか、透明感を感じませんでした。

焼成温度上げればどうかはわかりませんが、ちょっとブクが出かけていたのでこれ以上は・・・。

基本的に、手びねりにはあまり向かないタイプとのことでしたが、折角の素材、いろいろ遊んでみます。

とりあえず、手触りが良くて気持ちいいです。

陶土とは、大分感触が違いますね。
粉でたとえるなら、陶土が小麦粉だとすると、片栗粉みたいな雰囲気。

きめ細やかで、粘りはなく、水分を保つ力が弱い感じ。
あっという間に水を吸うけど、置いとくと、重力に沿って水が下に染み出てくるような雰囲気です。

陶玉だと、穴をあけるタイミングが見えないし、野菜抜型で抜くと、ふちがざらついてしまう。
ワイヤーでカットした跡も、ざらついてしまいます。

陶土と同じように扱っては、うまくいかないですね。

土に遊ばれながらも、今回はキューブとバレッタを成形。



陶土の倍くらいの時間をかけて、なんとか形になったかな。

こうやって、実際いじって素材の感触を覚えていくほうが、自分の実感として身についていくので好きなんです。

泥漿にして鋳込み成形にするのに向いている土だそうです。
鋳込みはやったことないんですが、おかげでちょっと興味が出てきました。

また、ろくろは可能だそうですが、削りの時に、きめ細かな土が舞い散りそうですね。
寝る部屋と作業場が同じなので、この土をろくろに据えるのは当面やめておきます。

面白い素材なので、使い方をいろいろ考えながら楽しんで使いたいです。


↓オーダーの進み具合です。

●オーダー猫ゆのみ、素焼き中。
●オーダーのどんぐり&かたつむり 作り直して素焼き中
●オーダーキューブ(茶系のお菓子系)成形したところ。
●○○おーキューブ ちょっと実験予定(笑)


催事のお知らせ

2012-02-21 | Weblog
ようやく寒さの峠が過ぎたころかしら?
油断をしたのか、数日体調を崩していました。

ようやく落ち着きましたが、買い物とか人の多いところではまだクラクラします。
風邪だったのかな?

週末、遊びの予定をキャンセルしてしまったのが残念~っ。

お知らせです。

2012年4月19日(木)~25日(水)
三省堂書店神保町本店にて、陶芸展を開催させていただくことになりました。

アートクラフトイベントスケジュールに記載していただいてます。
後日、正式に催事名など決めていきます。

今度で4回目です。

この場所は、ホント多くの目の肥えたお客様がいらっしゃるので、気合が入ります。
結構、陶芸をやっている方も見に来ることが多いです。

質問される方もいらっしゃいますね。
私も、以前より情報をオープンにするようになったので、いろいろお教えすることもあります。
そんなときは、ついでにお買い上げいただけるとありがたいですね(笑)

今年は、既にイベントスケジュールが結構立っていますので、健康管理も気を付けていかなくては。

一番近いのが、3月7日~14日 第2回 春のハートアート展です。
場所は、秦野市のギャラリーぜん。
日赤病院のすぐ隣です。

こちらは、会場には本人居ない予定です。
震災被災地へのチャリティーイベントですので、買い物しながら支援が出来る良い機会です。
B級品をお手頃価格に放出等予定していますので、気になる方は今後もブログをチェックしてみてください。

尚、陶芸に限らず、多くの作家の作品が集まりますので、お楽しみに。
道路を挟んだ向かいにあるパンやさんも美味しくて大人気。
隣のインド料理のお店も良かったですよ。



画像は、焼きあがった上絵付け作品です。

絵付けとキューブ制作

2012-02-16 | 陶芸・技法
今日、こちらの町では雪が舞いました。
うわぁ、綺麗。
と、見とれている間にすぐにやんでくれたので、不便もなくありがたい限り。



上の画像は、前回立方体に近い状態でアップした、ダブリングキューブを削ったところです。

なんで、こんなに日数がかかるのかというと、ゆっくり乾燥させたほうが、厚みのあるものは歪みにくいからです。

実際は、時間よりは、全体が偏りなく乾いていくことのほうが重要だと思います。

発泡スチロールボックスに入れたまま、時々上下を返したりするのが、今のところ良いと感じています。
(急ぐときは、別の方法を取ります)

左2個は、粗削り、右は丁寧に角を丸めたところです。

完成品はシンプルな形ですが、こんな感じに手間がかかっています。




上絵付け作業にも入りました。
オーダー頂いている作品が中心。
お待たせしてしまっていますが、もう少しお待ちください。

また、頼んでいたシルバーオーバーレイの道具類が届きました。
対応早かったです。

絵付けが終わったら、いくつか試してみようと思います。
わくわく。

焼成温度がほぼ同じなので、上絵と同時焼成も可能かもしれませんが、当面は別扱いの予定。

サンプルで試してからにします。


予定など

2012-02-13 | Weblog
春の気配も見えながら、まだ、寒い日が続いています。

3月18日のHARU COMIC CITY17の参加証が届きました。

配置は、西4ホール ろ59ab
結構奥まった場所です。

また、抽選結果待ちをしていた、相模大野アートクラフト春の市2012は、落選のハガキが届きました。
残念。
応募が420件あったそうで、それなりに競争率高かったようです。

落選の中から、ワークショップ運営者を募集していますが、屋外でのワークショップは私の作品には向かないので申し込みはしません。

次回は秋にあるようですので、都合がつけば申し込もうと思います。


作品に、銀を使ってみたいと以前から思っていました。
たまたま自分のブログを検索すると、2005年にはそういう意図を書いていたのを見つけました。

実行するまで時間のかかるタイプなんでしょうね。
今日、材料を注文してみました。

オーバーレイシルバーペースト、専用筆、磨き布、磨き粉、メノウベラ、いぶし液などを揃えてみました。
最初は、最低限の材料で始めるのがいつものスタイル。

耐水ペーパーや、ピンセット、スタビロ鉛筆などは持っていますし、小型窯があるのも強みですね。

とりあえず届いたら、基本的なことから試してみます。

気に入ったら、他の銀粘土や合成石なども組み合わせて、豪華なアクセサリーやキューブを作ってみたいと構想(妄想?)しています。

まぁ、こんな感じで、「作りたいもののため」という名目で、アーティスティックワイヤー、ワックスコード、木工のミニ旋盤など、いろいろなものに手を出しています。

単純に好きなんですよね。

ちょこっと。

2012-02-11 | Weblog
寒さの中にも、春の気配を感じるこの頃と思います。

花粉症の気配もだんだん色濃くなってきました。うーん。



上の画像は、焼きあがった花瓶です。

自作の黒系灰釉を流し掛けにしたものです。
流した跡が、くっきりと出て景色になりました。

このうちの一つはオーダー品。
好みに合っていればと思います。



作品関連画像ばかり掲載してるところでこれだと、何が何だかわからないかもしれませんが、チョコレートです。
トリュフチョコの中身を、絞り出したところ。

この後、軽く丸めて、外側をチョコレートでコーティングします。



出来上がりはこんな感じ。

エキストラビターのクーベルチュールチョコをベースに、中身には、少しスイートチョコをプラス。
生クリームと、レミーマルタンをたっぷり使いました。

このコニャックの香りがとても好きなので、今日はお店2件回って探しました。
無事見つかって安心。

味見の結果は良かったですが、食べ過ぎに注意です(笑)


陶土と磁土

2012-02-09 | Weblog
今日は良く晴れて心地よい一日。

両親が日帰り旅行で出かけたのですが、天気に恵まれて良かった。

今日は晩御飯担当でしたが、母が色々作り置きしてくれたものを活用したので、作ったというより自分なりに仕上げた感じ。

ゆでてあったほうれんそうで、ナムル。

蒸してあった白菜に、これまた作り置きの紅茶豚のスライスを乗せて、たれをかけてレンジでチン。
仕上げにホースラディッシュの醤油漬け(これまた母のお手製調味料)を乗せて。

ふろふき大根とこんにゃくには、瓶詰のふきのとう味噌を添えて。

一日出かけて疲れたと思うので、おなかの負担が重くないメニューにしました。


イチゴ狩りや、酒蔵見学、お花摘み等を楽しんできたようで、お土産はイチゴではなく日本酒でした(笑)
一緒に美味しく頂きました♪




前置きが長くなりましたが、上の画像は左が陶土無釉、右側が、磁土無釉で作ったボタンです。
先日紹介したように、それぞれにピンク色の顔料を加えてあります。

左の陶土が4パーセント。
右の磁土が3パーセント。

磁器土は、まだそれほど扱いに慣れていない状態なのですが、顔料の発色がとても強いです。
ずいぶん違うものですね。

それにしても、仕上がりの雰囲気とかは、なんともいえない魅力があります。

ブルー系でネクタイピンとか作りたいなとか、イメージが膨らみます。


本焼き

2012-02-08 | Weblog
今日は晴れたり曇ったりのお天気。

朝から本焼きしながらいろいろと制作を進めました。

ランチは、またもや缶詰活用のツナパスタ。
ツナ缶2個とドライのスライスニンニクを炒めて、ホールトマト、ベイリーフ、白ワインを加え、鶏がらスープで味付け。
ゆであがったパスタを絡めて完成。
お好みでパルメザンチーズをかけてもらいます。

固いものが苦手な家族がいるために、アルデンテにできないのがちょっぴり不満ながらも、20分かからずに3人分のランチが完成。

洗い物も少なくて済みます。



こちらは、以前成形時に紹介した板皿。

平らな板皿は、乾燥中に反ったりしやすいものなので、乾燥時には注意が必要です。

乾きやすい縁を覆って、ゆっくりゆっくりと乾燥。
ずいぶん日数をかけることになりましたが、平らなまま乾いてくれました。

素焼きも、無事に平らなまま焼き上がりました。

本焼きも綺麗なまま焼きあがってほしいものです。
この板皿は、今回ではなく、次回本焼きの窯に入れる予定です。

催事予定の追加です。
10月18日~23日まで、武蔵野画廊で個展を開催させていただくことに決まりました。
私にとって、過去最大規模の展示販売会です。

気合入れていきますね。