上海のホテルの窓から見えた景色。上海の
シンボルでもある東方明珠塔が朝もやの中
に見えている。この国の経済力は朝日の昇
る勢いで成長していて、この遥か向こうの
東の海に横たわる島国のそれを越えて、
そのずっと向こうの太平洋の先にある世界
一の大国をもいずれ追い越そうとしている。
かつてこの国は、先進的な文明を持ち、
偉大な哲学や、芸術や、技術を生み出した。
それに憧れた東の島国から、どれほど多く
の日本人たちが、好奇心と野心に満ちて、
この国に渡ってきたのだろう。遣隋使や
遣唐使、シルクロードやマルコポーロの
時代からいくつもの歴史を隔てて、中国
は再び世界の文明の中心に戻ってきてい
るのかもしれない。
私は、7月の4日から短い旅程で、上海
に滞在しておりました。3泊4日の出張
でしたが、上海の某日系クライアントへ
のプレゼンテーションがあり、その前夜
は、準備のため、ほとんど眠れませんで
した。この年になっての長時間作業は
こたえます。
うちの会社の上海オフィスは、週末に引越
したばかりで、びっくりするほど大きく
なっていました。人数はまだ10人ちょっ
とですが、ここもやがて手狭になってしま
うことでしょう。しかし、こういうふうに
どんどんと成長していくオフィスを見るの
は気持ちのよいものです。日本ではなかな
か見る機会がないですね。
朝の7時過ぎ、上海のホテルを後にして
浦東の空港に向かいます。市内は渋滞して
いましたが、ハイウェイはスムーズでした。
市内から川を渡ったあたりに、上海万博の
跡地が見えていました。
以前、ブログではいろいろと上海万博の
ことを書いたこともあるのですが、結局
ここを訪れることはありませんでした。
上海万博関係の過去の記事はこちらです。
上海万博のPRソング疑惑と岡本真夜 2010-04-20
上海万博PRソングのビデオ映像の批評的解説 2010-04-21
上海万博PRソング盗作問題は中国の山寨(さんさい)文化の氷山の一角 2010-04-23
上海万博は「中国人醜態展」と香港新聞が報道 2010-04-24
繆森(ミャオセン)の逆襲にみる逆転の戦略 2010-04-25
上海万博とは、中国の醜態を万国に知らしめるための博覧会? 2010-05-07
万博が終わった今は、その頃の喧噪も
忘れ去られてしまいました。
ハイウエイはスムーズに流れタクシー
はやがて空港に到着。
こちらは上海の空港。建物は立派ですが、
なかなか垢抜けないのは、そこで働いている
人や、乗客の態度やマナーなのが原因なので
しょう。
今、中国国際航空の飛行機の機内でこれを書い
ているのですが、周りの乗客は中国人の団体
ツアー客。まるで他人のことを気にせずに、
席を超えておしゃべりに夢中です。もう、
うるさい!という感じですが、中国人は
そんなにもおしゃべりが大好きなのですね。
インドもそうですが、中国人ツアー客が多い
飛行機のキャビン・アテンダントの人たちが
気の毒になります。着陸するやすぐに立ち上
がったりして、もう大変。
日本に着いたら、成田空港にこんなポスターが。
日本ってこんな国だったんだっけ?
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