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雲の上の晩餐会 -ニューヨーク2- 1985.2.25~27
アルバニーからN.Y.に戻ると別の班はすでにブロードウェイのミュージカルを楽しんでいるとかで、わが班は何とも割りが合わないとブツブツ言いながら餃子とラーメンの夕食。
マンハッタン中心部のMAP
地球上で最大の都市ニューヨーク。一度は来てみたい街と思って訪ねてみたが、マンハッタンの高層ビル街もその下を歩く分には都会生活者にとって何ら変わりのない一風景でしかない。ヨーロッパの人間が創り出したハードとソフトの一体化した文化の方が何か私を引き付けるものを感じる。
(左)ロックフェラーセンターの前にて (右)白い教会がセントパトリック教会
コン・エディソン、ブルックリン・ユニオン・ガスでの一仕事の後のひと時、ロックフェラーセンター、セントパトリック寺院、タイムズスクウェア、パンナムビル等、耳慣れたマンハッタンの5番街界隈の目抜き通りを散策する。
世界貿易センタービルの案内パンフレット
N.Y.最後の夜は、世界貿易センター(WORLD TRADE CENTER)ビル最上階のレストランでの晩餐会。7ヘクタールの敷地に建設された110階建て412mの世界最高のツインタワー。
生憎の曇り空のため、高速エレベーターは我々を雲上に案内する。まさに雲上の晩餐会である。我々7人に現地事務所の2人も加わって9名の大所帯。担当するウェイター氏も大変である。
最上階レストラン「Windows on the World」の内部とその夜景眺望(パンフレットより)
一度に勝手なオーダー。最初は耳で処理するつもりでいたようだが、途中でギブアップ。メモ用紙を持って来て書いてくれたまでは良かったのだが、我々の発音のいい加減さと彼等のいい加減さも適度にミックスして、オーダーとはほど遠い料理が出てきた。それも一人や二人ではない。しかし、そこは一流レストラン。こんなものをオーダーした覚えがないと言うと、恐縮して取替えようとする。中にはそのまま食した人間もいたが、数人が取替えとなった。可愛そうに担当のウェイター氏、隅の方で主任から何やら怒られて、結局担当替えとなってしまった。我々を担当したのが運の尽き、ごめんね!ウェイター氏。
レストランの商標
時折、雲の合間から大マンハッタンの宝石を散りばめた夜景が最後の夜の演出に余念がない。食後の後は、ジャズとブロードウェイ散策の2班に分かれてナイトライフを楽しむ。我が班はブロードウェイをほとんど知らないので、必然的に後者に。
夜のタイムズスクウェア(Wikipediaより)
大勢の雑多な人種が行き交う街頭の高級ブテイックやレストランは、ヨーロッパ直輸入のものも多い。アメリカ的な文化とは真に何なのであろうか。それはこの街に住み着く事でしか見出せないのか。ニューヨーク直輸入の若者文化が理解出来ない世代に突入した己が歳のなせる技なのか。偏見なのか、好みの問題なのか、とにかくもう一度ゆっくり来て結論を出そうではないか。
(2001年9月11日、未曾有の残忍なテロ行為により2749名の犠牲者と共にこのビルも消滅しました。ここに謹んで哀悼の意を表します。)
雲の上の晩餐会 -ニューヨーク2- 1985.2.25~27
アルバニーからN.Y.に戻ると別の班はすでにブロードウェイのミュージカルを楽しんでいるとかで、わが班は何とも割りが合わないとブツブツ言いながら餃子とラーメンの夕食。
マンハッタン中心部のMAP
地球上で最大の都市ニューヨーク。一度は来てみたい街と思って訪ねてみたが、マンハッタンの高層ビル街もその下を歩く分には都会生活者にとって何ら変わりのない一風景でしかない。ヨーロッパの人間が創り出したハードとソフトの一体化した文化の方が何か私を引き付けるものを感じる。
(左)ロックフェラーセンターの前にて (右)白い教会がセントパトリック教会
コン・エディソン、ブルックリン・ユニオン・ガスでの一仕事の後のひと時、ロックフェラーセンター、セントパトリック寺院、タイムズスクウェア、パンナムビル等、耳慣れたマンハッタンの5番街界隈の目抜き通りを散策する。
世界貿易センタービルの案内パンフレット
N.Y.最後の夜は、世界貿易センター(WORLD TRADE CENTER)ビル最上階のレストランでの晩餐会。7ヘクタールの敷地に建設された110階建て412mの世界最高のツインタワー。
生憎の曇り空のため、高速エレベーターは我々を雲上に案内する。まさに雲上の晩餐会である。我々7人に現地事務所の2人も加わって9名の大所帯。担当するウェイター氏も大変である。
最上階レストラン「Windows on the World」の内部とその夜景眺望(パンフレットより)
一度に勝手なオーダー。最初は耳で処理するつもりでいたようだが、途中でギブアップ。メモ用紙を持って来て書いてくれたまでは良かったのだが、我々の発音のいい加減さと彼等のいい加減さも適度にミックスして、オーダーとはほど遠い料理が出てきた。それも一人や二人ではない。しかし、そこは一流レストラン。こんなものをオーダーした覚えがないと言うと、恐縮して取替えようとする。中にはそのまま食した人間もいたが、数人が取替えとなった。可愛そうに担当のウェイター氏、隅の方で主任から何やら怒られて、結局担当替えとなってしまった。我々を担当したのが運の尽き、ごめんね!ウェイター氏。
レストランの商標
時折、雲の合間から大マンハッタンの宝石を散りばめた夜景が最後の夜の演出に余念がない。食後の後は、ジャズとブロードウェイ散策の2班に分かれてナイトライフを楽しむ。我が班はブロードウェイをほとんど知らないので、必然的に後者に。
夜のタイムズスクウェア(Wikipediaより)
大勢の雑多な人種が行き交う街頭の高級ブテイックやレストランは、ヨーロッパ直輸入のものも多い。アメリカ的な文化とは真に何なのであろうか。それはこの街に住み着く事でしか見出せないのか。ニューヨーク直輸入の若者文化が理解出来ない世代に突入した己が歳のなせる技なのか。偏見なのか、好みの問題なのか、とにかくもう一度ゆっくり来て結論を出そうではないか。
(2001年9月11日、未曾有の残忍なテロ行為により2749名の犠牲者と共にこのビルも消滅しました。ここに謹んで哀悼の意を表します。)
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