●第2~4回東京集中講座の日時と会場が決まりましたので、お知らせします。
コスモス・セラピー シリーズ1~3
戦後の合理・科学主義的教育を受けてきた平均的日本人は、条件反射的に「科学」と言うとすぐに信用する、「宗教」と言うと拒否反応を示す傾向があります。傾向があると言うより、そういうふうに条件づけられてきたと言ってもいいでしょう。そういう私たちにとって、現代科学が示す世界像・コスモロジーはまさに「科学」なので受け容れ易く信じ易いと思われます。
コスモス・セラピーは、現代科学のコスモロジーを知識的にも実感的にも学ぶことで、戦後私たちが教わってきた(ある意味で洗脳されてきた)近代科学主義のもたらす弊害――すべてはモノにすぎないから、すべてには絶対の意味はないというニヒリズム――を克服するためのいわば〈ツール〉あるいは〈方便〉です。
今年度前期は3回のシリーズで、コスモス・セラピーの理論とワークの基本とさらなるヴァージョン・アップ部分を併せて体系的に学んでいきたいと思っています。講座全体の目標からすると、通しで参加していただくことが望ましいと思いますが、各回ごとにある程度の独立性をもたせますから、その回だけの参加でも学び体験していただけることは少なくないと思います。
4月13日(土)13時~17時
5月 4日(土) 〃
6月 1日(土) 〃
会場はフォーラムミカサ エコ (JR神田駅西口4分、内神田東誠ビル、4、5月は8F、6月は7F)
仏教講座 1~3
1945年敗戦後の日本人は、教育と宗教を分離する公教育政策のため、日本の精神的伝統の核である仏教について十分な知識を与えられないまま育ってきました。しかし、国宝クラスの伝統的な文化財を考えてみると、その大きな部分が仏教関係の美術や建築であることからもわかるように、仏教を抜きにした日本文化はありえなかったでしょう。
ということは、仏教を理解しないで日本の伝統文化を理解することはできないということではないでしょうか。そして、日本の伝統文化を理解しないで〈日本人〉であることは生理的にはありえても、心理・精神的にはありえないことです。私たちが本当に〈日本人〉であるため、〈日本人〉であることの意味を理解するためには、ぜひ仏教を理解することが必要だと思われます。これは、右か左かの問題ではありません。
今年度前半の東京集中講座の仏教講座では、現代人にはそのまま信じることの難しい呪術的・神話的側面でなく、哲学的さらには霊性的な側面に焦点を当て、日本仏教の大まかな流れをたどってから、原点に遡ってブッダから大乗仏教の空と唯識までの一貫した思想の流れを体系的に学ぶことで、伝統文化である仏教を自分のものにできた真に日本人らしい〈日本人〉になる基礎を確立していただきたいと願っています。
4月21日(日)13時半~17時半(←他の講座と30分違います。)
「ブッダの教えから空思想まで」
会場は都内(飯田橋の格安会議場、JR飯田橋東口徒歩5分モリカワビル4F)
5月25日(土)13時~17時
「唯識を理解する」
6月23日(日) 〃
「唯識を深める」
会場はフォーラムミカサ エコ (JR神田駅西口4分、内神田東誠ビル8F)
参加費:一般7千円、会員6千円、年金生活・非正規雇用の方・専業主婦4千円、学生2千円
定員:それぞれ23名(仮予約を受け付けています。キャンセル料はかかりません。4月分はすでに予約がかなり入っています。ご希望の方はお急ぎ下さい。)
申し込み:住所、氏名、性別、年齢、職業、連絡先電話・ファックス番号、メールアドレス、携帯番号・携帯メールアドレスを明記して、サングラハ教育・心理研究所 okano@smgrh.gr.jp またはファックス0466-86-1824 宛
●持続可能な国づくりを考える会の次回学習会は、
4月27日(土)です。
「持続性の条件~人類的平和の可能性を根本から考える」をテーマ
岡野運営委員長の発題と参加者の討議を行ないます。
*詳細は「持続可能な国づくりの会」のHP、ブログで。