「持続可能な国づくりを考える会」のブログにタイトルのような記事を書きました。
考えてみると、地球環境の危機についての警告はすでに半世紀近く前になされていたのですね。
人類総体としては、警告への適切な反応-行動ができないままで来ていることが残念でなりません。
「持続可能な国づくりを考える会」のブログにタイトルのような記事を書きました。
考えてみると、地球環境の危機についての警告はすでに半世紀近く前になされていたのですね。
人類総体としては、警告への適切な反応-行動ができないままで来ていることが残念でなりません。
またしても記録的な台風でした。
型どおりの言葉になってしまいますが、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
今のところ、親族、友人、知人には被災した人はいないようで、たくさんの「無事でした」という知らせをいただいています。
その一つに次のような返事をしました。
「こんばんは。
無事でよかったですね。
それにしても、あまりにも広域の激甚災害で心が痛みます。復興に時間がかかりそうです。
そして、こういう被害が今後ますます増えるかと思うと、非常に心配です。
地球全体が後戻りできないところまで行く前に、意識と行動と社会システムの根本的変容が起こることを祈らずにはいられません。
特に日本人にとって、この二連続の大型台風が心に響く警告になれば、まだ亡くなった方も報われるのではないでしょうか。」
地球環境はこの十年が正念場だと科学者は言っています。
耳を傾け、危機感をもって理解し、そして適切な行動をしたいものです。
『大法輪』11月号、特集「心」を探る――仏教と心理学からのアプローチ」に、「アドラー、ユングの心理学と仏教」という原稿を書きました。
タイトルに沿って、重要なポイントをできるだけわかりやすく、簡略に書きました。
拙著をお読みいただいている方にも、まだの方にも、参考にしていただけると思います。
また、他の著者の方々の記事も、それぞれ興味深いものがあり、テーマに関心のある方にはお勧めできるものです。
どうぞご覧ください。
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大法輪 2019年 11 月号 [雑誌] |
大法輪閣 | |
大法輪閣 |
しばらく品切れになっていた拙著『聖徳太子『十七条憲法』を読む―日本の理想』(大法輪閣)が新装版になって再版されました。
2003年に出したものですが、憲法改正――むしろ改悪になることを惧れていますが――が日程に上ろうとしている今こそ、日本初の「憲法」にどれほど高い国家理想が書かれていたか、できるだけ多くの方に確認―共有していただきたいと思います。
そこには、人間と人間の平和、人間と自然の調和こそもっとも大切な、これから実現していくべき「国のかたち」であるという、「和の国日本」の創成に向けた強いメッセージが語られていて、いわば「持続可能な日本」のヴィジョンがはっきりと示されている、と筆者は理解しています。
そこには右左の対立を超えて今、一度立ち返り、そこから再出発し、そこに描かれた国のかたちの実現に向かうべきだという意味での、「日本の原点」があると思われます。
ぜひ、お読みいただき、ご意見をいただけると幸いです。
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〈新装版〉聖徳太子『十七条憲法』を読む―日本の理想 |
岡野 守也 | |
大法輪閣 |
高松講座の10月から12月まで内容と日程が決まりましたので、お知らせします。
奮ってお出かけください
【高松】水曜講座「『正法眼蔵』とやさしい瞑想によるやすらぎの時間➃」
講義の前にイス瞑想を行ない、『正法眼蔵』その他の道元の著作を学び味わいます。今回は食事を作るという日常の働きがそのまま修行であることを語った『典座教訓』を学びます。学びと瞑想が深いやすらぎをもたらしてくれる時間です。
▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布。
▼時間:19時半―21時▼参加費:一般7千5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方6千円、学生3千円
▼会場:サンポートホール高松67会議室
10月16日 11月20日 12月18日
【高松】日曜講座(会場以外は各講座共通)
*10月20日 特別講座「160分で唯識心理学を学ぶ」
心の仕組みがわかると自分がわかり、人間がわかります。大乗仏教の深層心理学・唯識の現代化「唯識心理学」の入門講座。
▼会場:サンポートホール高松65会議室
*11月17日 特別講座「160分でコスモロジーセラピーを学ぶ」
現代科学の宇宙論を学ぶと、「すべては物」「死んだら終わり」「結局空しい」という思い込みがひっくり返り、「すべては宇宙エネルギー」「いのちは続いていく」「人生は意味体験のチャンス」と思えてきます。
空しさ、淋しさ、苛立ち、不安…に悩む現代人の心を根っ子から癒すセラピーです。
▼会場:サンポートホール高松67会議室
*12月15日 特別講座「160分で般若経典を学ぶ」
最短の『般若心経』から最長の『大般若経』六百巻までさまざまな「般若経典」が伝えたいことは何か? 空、無、縁起、如、慈悲、菩薩という言葉は私たちにとって、どんな意味があるのか? 短い瞑想も合わせて学んでいきます。
▼会場:サンポートホール高松7F和室
▼講師:研究所主幹・岡野守也▼テキスト:随時配布。▼時間:13時半―16時半▼参加費:一般=3千5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=2千5百円
●問合せ、申込みはこちらで。
お待たせしました。『サングラハ』第167号が出ました。
充実の連載が続いています。どうぞお読みください。
目 次
■ 近況と所感 ……………………………………………………… 2
■『唯識三十頌』を学ぶ(8) …………………………… 岡野守也… 6
■ コスモロジー心理学入門(3) ……………………… 岡野守也… 20
■ 新・ゴータマ・ブッダのことば(19) ……………………羽矢辰夫… 31
■「意識」と「感覚・情動・思考」の分離(3) …………… 増田満…… 33
■ ベラー『徳川時代の宗教』を巡って(14) …………… 三谷真介… 42
■ 講座・研究所案内 ………………………………………………… 46
■ 私の名詩選(66) 良寛詩「心水何澄澄」……………………………48
●お申込み、お問合せはこちらから。