困難はあなたを破滅させることもあるし、また逆に、あなたを育てることもある。それはすべて、困難をどのように受け取り、それにどのように対処するかにかかっている。
「困難はナイフのようなものである。それは刃のほうをにぎるか、柄のほうをにぎるかによって、私たちに役立ちもするし、私たちを傷つけもする」とはジェームズ・ラッセル・ローエルの言葉である。
困難を「刃」のほうでにぎれば、それは私たちを傷つける。「柄」のほうをにぎれば、それを建設的に使用することができる。
困難の柄のほうをにぎることはむずかしいことではあろうが、それはできないことではない――これはたしかなことである。
ノーマン・ビンセント・ピール『積極的思考の驚くべき結果』より
国難ともいうべき困難の中にある私たち日本人が、困難の柄をにぎることができるように祈っています。そして、きっとできると信じています。