7月以降の講座予定、訂正・変更のお知らせ

2021年06月28日 | 広報

 サングラハ教育・心理研究所 関係者のみなさん

 

 先に7月以降の3講座の日程をお知らせしましたが、土曜講座の日付の誤記と日曜講座の若干の変更がありましたので、改めてお知らせします。

 今年の夏も暑くなりそうですが、「生死事大、無常迅速」ですから、「夏ノ暑サニモ負ケヌ」身心の構えを確立して、しっかり精進しましょう。

 予定を組んで、ご予約いただけると幸いです。

 

           研究所主幹 岡野守也

 

◆リモート水曜講座「『正法眼蔵』とやさしい瞑想によるやすらぎの時間」シリーズ

 

 『正法眼蔵』を学ぶ長期シリーズです。

 今回は「全宇宙そのものが経典である」という道元の常識を超えた、驚くべき、そして感動的な経典理解を述べた「仏経(ぶっきょう)」――他に「仏教」や「看経(かんきん)」という巻もありますが、今回は「仏経」を選びました――を共有すべくお伝えしたいと思っています。

 これまでの参加者のみんさんにとって、やさしい瞑想の時間も含め、悩みの多い日常を離れ、深いやすらぎを感じることのできる時間になっています。

 初心の方には、受講前にやさしい道元入門とやさしい瞑想法のテキストも差し上げ、途中からでも参加していただけるよう工夫しています。どうぞ、気軽にご参加ください。

 

▼講師:研究所主幹・岡野守也▼テキスト:随時配布▼時間:19時半〜21時▼参加費:一般7千5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方6千円、学生3千円

 

 7月21日 8月18日 9月15日(3回)

 

◆リモート日曜講座「『金剛般若経』を読む――「般若経典」を学ぶ」続

 

 飛鳥以来、日本人の心を深いところで育み支えてきた「般若経典」。その内容・意味を再発見―理解することは、現代日本人が根拠のあるゆるぎないアイデンティティを再確立するための必須の条件だと思われます。

 長期シリーズ「般若経典を学ぶ」は、そのための本格的で気長な取り組みです。

 現在は、もっとも初期の「般若経典」である『金剛般若経』を読んでいます。

 短い瞑想も合わせて、学んでいきます。

 途中からの参加も可能ですし、過去の講義をDVDまたはCDで学ぶこともできます。

 

▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布▼時間:13時半〜16時半▼参加費:1万5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方7千5百円、学生3千円

 

 7月25日 8月22日 9月26日(計3回、リモート化しました。また、9月はコスモロジーセラピー入門とする予定です。金剛般若経のみをご希望の方は、7,8月2回のみの受講も可能ですので、お問合せください。)

 

リモート土曜講座「『仁王般若経』全講義」 第四期

 

 聖徳太子から孝謙天皇まで一貫して、程度の差はあれ、古代日本の天皇たちは「菩薩天子」であろうという理想を持ち続けていたと思われます。すなわち智慧と慈悲によって人々そして生きとし生けるものを導き、みなすべてが和らぎ幸せであるような仏国土を創り上げていきたいという菩薩としての願を抱いていたのです。

 『仁王般若経』は、まさにそうした仁王=菩薩天子のあるべき姿を教える経典であり、斉明天皇に始まり、天武、聖武、孝謙など歴代の天皇もきわめて重んじたものです。

 古代日本の指導者たちが、単なる権力志向ではなく高い国家理想を抱いており、時代の制約の中で可能な限りの努力をしていたことを確認することは、現代日本人にとって、アイデンティティ再確立の基礎ともなり未来への大きな指針ともなるはずです。学びが続いていますが、学びが進むにつれいっそうその感が深くなっています。

 途中からの参加も可能ですし、過去の講義をDVDまたはCDで学ぶこともできます。

 

▼講師:研究所主幹・岡野守也▼テキスト:随時送付▼時間:13時〜17時▼参加費:一般=1万4千円、会員=1万2千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=8千円、学生2千円

 

 9月4日 11月6日(計2回、11月は6日のところ16日と誤ってお知らせしました。お詫びして訂正いたします)

 

●お申込み、お問合せはHPのお問合せフォームでどうぞ。

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金剛般若経講義リモート化のお知らせ

2021年06月26日 | 広報

〇下記の講座もリモート化しました。

 明日27日から、ちょうど『金剛般若経』のいっそう深まっていく後半、下記の個所からです。今からでも単発でお申込み可能です。

 

 その時、スブーティがブッダに申し上げた。「世尊よ、男女の修行者が、この上なく正しい覚りを得たいという心を起こした時、どのように生活を保ち、どのようその心をコントロールすればよろしいでしょうか」。

 ブッダがスブーィに告げられた。「男女の修行者でこの上なく正しい覚りを得たいという心を起こしたものは、まさにこのような心を生じるべきである。『私は、必ずすべての生きとし生けるものを覚りの向こう岸に渡らせよう。しかも、すべての生きとし生けるものを覚りの向こう岸に渡らせ終えて、生きとし生けるものの一人も実体的に覚りの向こう岸に渡った者などいない〔と捉える〕』と。なぜかというと、スブーティよ、もし菩薩に、実体としての自我という想い(相)、霊魂的な人格的な主体という想い、個体的な生命という想い、個体性を持って命を持続していくものという想いがあるようなら、そもそも菩薩とはいえないからである。

 なぜかというと、スブーティよ、実体としてこの上なく正しい覚りを得たいという心を起こす存在というようなものはないからである。」

 

日曜講座「『金剛般若経』を読む――「般若経典」を学ぶ」続

 

 飛鳥以来、日本人の心を深いところで育み支えてきた「般若経典」。その内容・意味を再発見―理解することは、現代日本人が根拠のあるゆるぎないアイデンティティを再確立するための必須の条件だと思われます。

 長期シリーズ「般若経典を学ぶ」は、そのための本格的で気長な取り組みで、現在は、もっとも初期の「般若経典」である『金剛般若経』を読んでいます。

 短い瞑想も合わせて、学んでいきます。

 途中からの参加も可能ですし、過去の講義もDVDまたはCDで学ぶこともできます。

 

▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布▼時間:13時半〜16時半

▼参加費:

【6月27日単発1回】一般3千5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方2千5百円、学生1千円

【7月からのシリーズ3回分】一般1万5千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方7千5百円、学生3千円

 

 6月27日 7月25日 8月22日 9月26日(計4回。内1回はコスモロジーセラピー入門とする予定です。予めご了承のうえお申込みください。)

 

●お申込み、お問合せはHPのお問合せフォームでどうぞ。

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サングラハ第177号が出ました!

2021年06月01日 | 広報

 目 次

■ 近況と所感 ……………………………………………… 2

■ 六波羅蜜を学ぶ(7)…………………………岡野守也… 4

■ コスモロジー心理学各論4――宇宙は光に満ちている

                   ………………岡野守也… 17

■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障)(9)………大井玄… 26

■ 仏弟子たちのことば(9)……………………羽矢辰夫… 39

■ 未来の世界国家(5)…………………………増田満…… 41

■ 国際比較で見る日本のコスモロジー崩壊(5)

                    ………………三谷真介… 48

■ 講座・研究所案内………………………………………… 54

■ 私の名詩選(76) 西行の初夏の歌……………………… 56

 

 編集後記

 主幹の「六波羅蜜を学ぶ」が最終回となりました。大乗仏教の智慧波羅蜜は極めて深く、言葉を超えた世界をギリギリまで語りつつ、その言葉にこだわることをも戒めており、智慧と慈悲を目指す学びには、まさに終わりはないことが実感できます。

 主幹のコスモロジー各論は今回、宇宙創発に関する標準理論を振り返りつつ、「宇宙は光に満ちており、私たちはその一部である」という新たな、そして感動的な増補を展開しています。

 大井先生の「痴呆、認知症そして老耄」では、認知症患者への真の人間的な対応とは何かが明快に理解できます。文中の「地道に繰り返していけば、…じわじわとお年寄りの心の中に蓄積されていき、自信につながっていく」という確信は、誰しも必要なものに違いありません。

 羽矢先生の記事では、今回、ブッダがカッサパ三兄弟に伝えた「煩悩の火を吹き消す修行」についてです。

 増田さんの「未来の世界国家」も最終回で、今回はトインビーとハラリという現代の賢者が、新たな時代には瞑想と霊性が必須だと一致して語っていることが重要だと思われます。

                  (編集担当)

 

●お申込み、お問合せはHPのお問合せフォームでどうぞ。

 

 

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