たま駅長、執行役員に昇格だニャン
和歌山電鉄2010年1月3日23時46分
小嶋社長からマイクを向けられ、ニャーと喜びの声をあげるたま駅長=3日、和歌山県紀の川市貴志川町、張守男撮影 執行役員に昇格した、たま駅長
小嶋光信社長(左)から辞令を受けるたま駅長=3日、和歌山県紀の川市貴志川町、張守男撮影
わたし、たま。知らない人はいニャいと思うけど、和歌山電鉄貴志川線の貴志駅(和歌山県紀の川市)の駅長。
写真集がベストセラーになるくらいの人気で、駅長3年を前にした3日、ニャンと執行役員に出世したのよ。 わたしの「人事」が議題になったのは昨年11月の取締役会。
取締役になるには登記が必要だからダメだけど、登記のいらない執行役員ならネコのわたしでもOKらしいの。で、集客力が評価されて全会一致で昇格が認められた。異例の抜擢(ばってき)だそうよ。
この日は貴志駅で、約100人のファンのみなさんに見守られて、小嶋光信社長から辞令を受けたの。あまりにうれしくて、
「ニャー」と声が出たわ。報酬はキャットフードの追加だったけど、ダイエット中だからお断り。で、この夏、改築駅舎内に新しくできる駅長室を「ボーナス」にもらう予定よ。
偉くなっても駅長は続けるから、今年も会いに来てニャー。
たま駅長が執行役員に、なったとはスピード出世ですわ。
でも赤字ローカル線に大勢の客を呼んで、電車も
新しい電車を3種類も増やせたのは、たまパワーです。
いちご電車、おもちゃ電車、たま電車の3種類は
たまが駅長になってから、運行して大勢の乗客の姿を
見かけるようになりました。
だから、役員になれるんですね。
たま駅長、電鉄会社の方、おめでとうございます。