食べるラー油戦争勃発!桃屋VSエスビー食品(それゆけ!カナモリさん) 2010年3月20日(土)13:00
調味料だったラー油が、いま熱い。桃屋が昨年発売した「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が大人気を呼び、このほどエスビー食品も参入。“食べるラー油”という新境地で、新たな戦いが始まった。グロービス経営大学院准教授、金森努氏のコラム。(本稿は筆者の主観を交えて、公開情報を経営学の視点から読み説いたものです)
■桃屋が火をつけた食べるラー油ブーム 2009年8月に「食べられるラー油」をコンセプトに発売された、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」。今なお、店頭では品薄が続き人気沸騰中である。そんな商品に対抗してエスビー食品が参入してきた。「食べるラー油戦争」はどうなっていくのか?
2月末あたりからTwitterやSNS、または個人Blogで、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」の愛称である「桃ラー」というキーワードが激増している。書き込みの内容を見てみると、ようやく生産が追いつき始めているようで、購入して試すことができた人が感想を書いてさらに口コミが拡大しているようだ。依然、というより一層大人気になっている。
「桃ラー」はフライドオニオンとフライドガーリックを大量に用いて、そのまま食べてもサクサクとした食感で美味しいのが特徴だ。「ご飯にのせて食べた」「パンにも合う」「パスタに合わせると絶妙!」と、書き込みを見ると、様々な使用用途が開発されているのがわかる。 元来はラー油など餃子のたれを作る時ぐらいしか使わず台所の調味料入れに入っていない家庭も多かったはずだが、折しも、不景気で内食志向が高まっている中、絶妙なネーミングで登場し、「食べてみたら美味しかった!」というギャップ感が受けて大ヒットした格好だ。 食に対する嗜好の変化も追い風になっているようだ。
2010年3月12日付日経MJの記事「辛味と旨みのヒット関数」が日経レストランが今年1月に行った調査を紹介、「辛味」について、「以前よりやや強く、あるいは強く好むようになった」と回答した人は全体の23.0%とほぼ4人に1人の割合となった。昨年の調査では15.3%だったので、7.7ポイントの増加となると辛みが好まれており、また、「旨み」も同じ回答が23.4%にのぼる。昨年の調査では15.3%だったので、7.7ポイントの増加となると、旨みも同時に嗜好されていることが示されている。 そんな桃屋の「辛旨」成功を見て猛追してきたのが、スパイス分野で長年トップの座を守り続けているエスビー食品である。
3月23日発売予定の「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」。
年間売上高3億5000万円を目指す(J-CASTニュース3月9日)と強気である。 ■エスビー食品の猛追 「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」の戦略を見てみよう。
まず、Product(製品)は、フライドガーリックやフライドオニオンが用いられているのは「桃ラー」と同様だが、差別化要素としてアーモンドが入っているのが特色(同)という。
Price(価格)は一つの勝負所のようだ。桃屋のラー油が110グラム400円前後で売られているのに対し、エスビーのラー油は同量で希望小売価格330円(同)だという。
このラー油が手に入らない状態が続いていますが
ご飯にかけて食べるだけでなく、スパゲッテイも合いますわ。
しめじ、イカ、エビをバターで炒めて最後にスパゲッテイ麺と
ラー油を一緒に入れて、味付けをしたら合いますわ。
使い切ってしまい、もう一度 購入ししょうと思っても
手に入りにくくなってだからブームになって、残念です。