* 今年 初めての ・ 掛け軸がやっと完成しました。
確か昨年の末頃 年間4本目の掛け軸が完成し、
このブログで紹介させて貰いました。
その時のブログ内容では・・
3年前に表装を始め、自分が描いた水墨画を 掛け軸に
すると言う目的が達成しましたと 紹介した記憶です。
その後は 掛け軸の制作意欲は薄らぎ 又 この趣味活動も
3月までは 月に4回通っていたのが 今は月 2回と時間も
掛けず、少しづつ教室で継続しての 結果が ・・
この時期に今年初めての作品が完成となったのでしょう ?
完成した この軸の画も 3年前に描いて 展示会に
展示した画を 今回も本紙にして制作しました。
展示会時の写真です
この画を使用して、
先ずは 画の上下に帯状の布を貼り付ける 「 一文字 」裂地 部
2番目の作業は 画の両サイドに布を貼り付ける「 柱 」 裂地 部
3番目の作業は 画の 一文字部の上下に布を貼る「 中廻し 」裂地 部
以上が完成してから 更に「 天 と 地 」の上下に 裂地 部を
張り合わせます。
この天地の 裂地 部 の色合い等を検討して作り込みます
この辺りの作業で、今回時間が掛かりました。
天地 部の裂地を張り合わせ、
次は掛け軸の裏側全面に和紙を糊で貼ります・・これを総裏張りと言い
こんな状態で一週間以上 乾燥させます
乾燥後 軸を剥がして周りの不要な和紙をカットします
この時点で軸の形が完成です
軸の上部に 八双と言う 半月棒を付け
軸の下部に 軸棒と言う 丸い木の棒を巻きつけます
更に天地部の 天に 一文字 部と同じ裂地で、「風帯」と言う
布を 2本 吊るします。
風帯の 幅や長さは 基本寸法に合わせ作りこみます。
風帯の先には「 露 」と言う白い糸の 飾りを付けます、
この 露の 糸の括り付け方 等は 本を見ながらの作業です。
最終工程として、最上層部に 金具(管) と 紐を取り付けて
完成です。
作業工程を簡単に紹介しましたが、実際は作業をやり直したり
年初めや8月は作業中止状態だったり 色々ありながらの制作でした。
よってこの軸は 完成まで半年以上掛かってしまいました。
先日完成した 掛け軸 です
サイズ W 41 x H 131 Cm
自宅の壁に吊るして 出来栄えの 確認です。
今回の作品も出来栄えは まだまだ ですが
今までの作品より 良く出来た気がします。
過去に描いた水墨画の絵を利用して現在は
作っていますが 近い将来には自分で書いた
書の掛け軸を作りたいです。
書の掛軸の為、書道教室に通っています。
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