THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

すべては幻想であり、物事は自分の姿を映す

2021-03-06 15:49:15 | スピリチュアル

師との学びの最後の日、師は私たちに向かいこう言った

「すべては幻想である。覚醒するまでは、あなたは鏡の中の自分と格闘しているにすぎない」

 

宇宙に解き放たれたすべての存在、物質、意識のひとつひとつの点(ドット)は

ファーストモーメント(始まりの瞬間)と言われる神の意識、

または、

始まりも終わりもない何かしらのユニバーサルマインド(宇宙の意識)が

自らの存在の鋳型(原型)をすべての存在に宿した

それぞれは進化の可能性へと広がり続け、広がった後、回帰(収縮)する

 

この自然の法則は「神の息」とも呼ばれ

生命とは吸って吐いてのサイクルである

 

 

師が「私たちの生命は、花を咲かせ、そのあと花びらが裏返るのだ」と言ったことの意味は

ここにある

 

壮大な物語は、すべては同じ源泉であり

しずくである個体の種類は問わず、すべての中に自分が見えるようにデザインされている

投影には深い意味がある

 

ちょっと難しい壮大なる生命の物語は、頭で考えると分からず

ある日突然、分かるという形でおとずれる

 

 

私が親しくしている友人は、理数系の頭脳で物理学的な視点を持ち

面白いことにアスペルガーでこだわりが強く

感覚とは程遠いと思っていたのだが

ある日、友人は私にこう言った

「宇宙のすべては六角形から作られていたことが分かった」と言った

「どうしてわかったの?」と私が言うと

「ハチの巣を見て分かったんだ」と言った

 

私の度肝をぬくような真実を

相手の反応をみずに話し

私はいつでもこの友人を通して

自分の観念や投影を気づかされるのだった

 

 

ある時、夫が暴力的で言葉の虐待で耐えられなくなり

離婚を考えた女性がいた

彼女は、どれほど自分が結婚して惨めだったかを色々な人に話し

同情をかって、自分を慰めるということでストレスを発散していた

 

周りは、彼女が可哀そうだからと、同情し、家に戻らないで自立するように促したが

彼女は、自立は求めておらず、同情を求めていたので

仕事をすることはなかった

 

一時、離婚すると言って家を出たが、結局元のさやに納まった

そして今までと同じように夫は変わらず、家では彼女は犠牲者であった

彼女は今まで通り、どれだけ結婚の犠牲者になっているかを

周りの人に話し、同情を得ていた

 

一見、彼女の問題は解決されていないように見えるが

果たして本当に彼女はそうなのだろうか?

私の目には彼女はこれで幸せなのだという風に見えていた

 

幸せの定義はひとそれぞれで

多くの人は旦那さんはこうあるべきというのを持っている

 

私が出会ってきた人たちはみな多くの問題を抱えていた

 

ある人はお酒を飲んで暴力的になり

ある人は仕事を一生懸命しているのに、認めてもらえず行き場をうしない

ある人は子供を失い

ある人は破産をして家もない

いじめにあって

そして優しいがゆえに人に譲ってしまい

人に意見がいえず、ひきこもりになった人

色々な人に出会ってきた

 

でもそのどれもがいいとか悪いとかで片付けられるものではない

 

師はこう言っていた

「この世界を去る時

人生の一瞬一瞬が走馬灯のように流れ

この世界で起きた出来事や意識、感情のすべての瞬間が

ひとつひとつの星になるんだ」

 

すべての側面には光と影があり

その側面は、神の投影であり

まるで神の戯れのように

不可思議で、光のプリズムのようにまばらだ

 

私達が何かを終える時というのは

理屈ではなく

ある日、突然終わりがくる

 

私達は自らを他者に投影して自分を見る

自分の側面を映し、人生という物語を作り上げる

それは神が私たちの目を通して自らの側面を見るのに似ている

 

そして自分という物語を書き上げ、次の物語を創り出す

 

嫌だったら、人生を変えている

 

環境や人が幸せにしてくれるわけではない

 

幸せになるコミットメント(決意)とは

思う通りにいかないことで相手を責めて

感情をまき散らすことではない

 

その環境を努力して変えられるものなら変える努力をすればいい

 

犠牲者で居続けるのは、自分は不幸だからといって相手を裁き

コントロールするという方法で使われるが

どんな時でも自分に選択権があり

それを変える力があるということを思い出してほしい

 

そして物の見方を犠牲者という目で見るのをやめるとき

自ずと、どうすれば幸せを感じられるのかを知るだろう

 

そして本当の意味で壮大な物語に気づくとき

どの瞬間もかけがえのない瞬間として

体験するだろう

 

「いいことも悪いことも同じただのエネルギーだ

それは風が流れるようにただ流れている

あなたは肉体という人間体験の中で

好きか嫌いかの判断を持ち

様々な判断をして物語を生きるだろう

よいものは自分の中に留めておこうとするし

悪しきものは自分から遠ざけようとする

でも覚えておきなさい

あなたの人生はただ流れる

そのどれもが同じエネルギーなのだ

さあ、あなたはどんな反応をして人生を生きるのか

それこそが、神の化学反応なのだ

そして私達に与えられた自由意志だ

 

これからもあなたはあなたにしか出会わない

あなた自身こそが神なのだから」

 

 


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