師がこう言っていた
「これも又通りすぎる....
何かがあなたに起こる
そしてそれは風があなたの中を通り抜けていくのと同じ...
どの瞬間も、どの体験も
それは風が
吹くのと同じように
あなたの中に現れては消える」
暗闇は必ず終わりを告げる
例えそれが長い年月であったとしても...
東京の首都高を走らせていると、
久しぶりに訪れたオレンジ色の夕陽が反射して
今まで暗かった空から、大きな虹の架け橋が現れた
ずっとこの光が見たかった
それも又通りすぎる...
他の哀しみに出会う時、痛みを伴うのは
自分の内側にある痛みが反映されるから
内側が静かになると、痛みの中に光が現れる
それは痛みを避けているのではなく
痛みの中に入っていくことで
それはやがて溶けていく
だからこのまま、人生の中に身を投げて生きよう
どの感情も、どの瞬間にも
私という全部で思いっきり生きよう
例え痛くても...
どんな結果が待ち受けようとも...
闇の中から見えた
虹に向かって....