THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

存在するだけでいい

2022-11-06 10:49:09 | スピリチュアル

2022年11月

インディアンの言い伝え

「幼子たちが世界を導くであろう」を全身で感じていた

虹の中で光と戯れる

孫のゆあちゃんと一緒にいた

虹に乗っているゆあちゃん

 

彼女と関わっていると飾らないそのままのエネルギーが

私を素に戻す

 

食べる時は思いきり食べる

遊ぶ時は全開で遊ぶ

嫌なものは嫌という

 

彼女はまるで自然そのもので

今、この瞬間に完全にいる

夕方、空に虹がでた

車を停めて、シャッターを切った

その後、オレンジ色の夕陽が私の魂に飛び込んできた

すべてがオレンジ色に染まっていく

久しぶりの夕陽に私のハートはどんどん静かになっていった

うーん。ただの数字の羅列だが、わたしには数学者の世界に見える(笑)

 

長い間、私達はいろいろなものを信じてきた

シンクロニシティを探し、自分の中の意味を見出してきた

しかし、それはいつでもどこにも本当は意味がなく

自分の世界の中だけで自分だけの意味を見つけて生きている

 

今までの世界は2極でのいい悪いの中での選択であり

そして光を選択し闇を排除することが

神に近づくことだと教えられてきた

 

でも本当に自分に向き合い始めると、自分の中に

2つのエネルギーが存在することを受容せざるおえなくなる

そして自分の中にある闇を消そうとし始める

 

これが実はうまくいかないことは、意識が拡大し

自然の周波数に自分が同調し始めると分かってくる

 

そう、私たちはいくつもの意識の層に

同時に存在していて

そのどれもが調和を保っているのである

 

最後のラストバリアは自分の中にある闇と

どのように関わっていくかになる

 

いい人になろう

間違えてはいけない

神にならなくてはならないと

光側にフォーカスしている状態は

本当の自分に行きつかないのである

 

すべてから自由になるとは

自主独立していることに気づき

すべての概念から解き放たれていることである

 

私達は人間体験をしている魂に包まれている存在である

常に光と闇はバランスを保っている

 

ずっとブログが書けなかったのは

自分が何者かがわからず

どこにいるのかも

どこへ向かうかもわからなかったからである

 

ずっと彷徨い続けた私は、ただ、風の流れるが如く

暗闇を彷徨っていた

時々現れる光を探しながら

私は完全に道に迷っていた

長い期間私はそのまま流され続けた

 

 

ある日、夕陽が窓から入ってきた

オレンジ色の光の中で私は大きく息を吸い

その瞬間

私は光と闇の両方にいて

空中からすべてを眺めていたお坊さんのようだった

 

何ものにも捉われず、

何者にもなる必要はなく

私はただ流れ者だった

そして解放されていた

 

 

この時白洲次郎のNHKドラマの中の

妻の白洲正子の最後の言葉が響いてきた

 

「乱世を生きた西行法師に惚れ込んだ

 

どこにも属さず、何ものにも捉われず、正直に矛盾に満ちた人生を力強く生きた人

 

荒くれ者、少なくとも若年の頃の西行は、相当の癇癪持ちで、好き嫌いがひどく

 

たわらの灯台依頼の荒い気性に自分で気が付きながら、どうすることもできなかったのではないか

 

彼は世を儚んだのでも世間から逃れようとしたのでもない

 

ひたすら荒い魂を静めるために出家した」

 

 

「雨が土にしみ込むようにいつしか西行は私の心の中に住みついてしまった

 

出家はしても仏道に打ち込むわけでもなく、貴台の数寄者であっても浮気者ではない

 

強いかと思えば女のように涙脆く、孤独を愛しながら、

 

人恋しい思いに耐えかねているといった風で、まったく矛盾だらけで掴みどころがない

 

西行を私達は複雑な人間のように思っているが、本人にしてみればきわめて単純なことで

 

心の赴くままに自然に生き、自由に行動していたにすぎまい

 

善悪の区別もわきまえず、悟りをも求めず、ただ世の中をあるがままに生き、

 

あるがままに死んでいく人々を西行はどんなに羨ましく思ったか

 

苦い心の持ち主ゆえに実生活の上では単純に素直に生きようとし、

 

わが身に降りかかる汚れを避けようとはしなかった

 

彼はあくまでも行動の人だった

 

出家はしても武士の魂は持ち続けた

 

断っておくが、私は西行の真似をしたかったのではない

 

真似ができるような人物であることは初めから分かっていた」

白洲次郎 ラスプーチンの涙より

 

私は何かを思い出していた

 

この後、暗闇の中にいる私を

久しぶりにランチに誘ってくれた

友人であるAさんが帰り際に言った

 

「いつもよく行くトルコ料理のオーナーさんに

私は前世、スーフィーのお坊さんだったのよ。と言って仲良くなったのよ」

「友子さんとはスーフィーのお坊さん同士、あなたは私で、私はあなたなのよ」

 

私は閉じてしまった目が開かれた気がした

彼女の目は美しく、その目は私のすべてをただあるがままに見ていた

 

「私は私のままでいい

どの瞬間も

そのままで

それでよかった」

 

そんな風に聞こえていた

 

時空を超えて私達はひとつになっていた

 

彼女の少ない言葉の中に

大きな愛を感じていた