THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

永劫の時を超えて

2007-12-01 01:30:32 | セッション記録
彼女には異常に嫌がるタイプがいる
それは偉そうにしている人・・・そして嘘つきだ

彼女はとても愛している人がいて嘘をつかれて傷ついていた
彼女の彼は80%が嘘・・・
彼女は深く愛していたために彼の嘘に本当に心底疲れていた

彼女はとても嫉妬深く、彼がどこで何をしているのかを知りたがった
彼は毎日のように接待でお酒を飲む日が多く、そのたびに彼女は彼を責めた

彼女のリーディングをすることになった

そして出てきたのは、過去生の彼女
ヨーロッパ。彼女は男性
幼少の頃からサイキックな能力が鋭く、前もって起こる出来事が分かったり
人のエネルギーを読む力を持っていた
その時の人生は両親がいない
奉公に出され掃除をしている姿・・・

時間を進めると、彼はお城にいた
大人になり彼は太り、誰にも本心を告げない大人になっていた
あまりにも人の気持ちが読めるので、人間が嫌いになってしまった
彼の人生はとても辛いものだった
見下され、親の愛を受けることも知らず、使い捨てのように使われ
次第に心を閉ざす事でしか、生きる術はなかった
彼の純粋な魂には耐えられなかったのだ
純粋な彼は死んだのだ。そして変わりに人に合わせ要領よく生きることを覚えた
完全に彼は心を閉ざしてしまった

大人になった彼は町の有力者や宗教の司祭の力を借り、自らが権力者になっていった
それもお調子者の権力者・・・大嘘つきだ
彼の人生の最期はその権力者からの裏切りで人々の信頼を失った
一人ぼっちになった
もともと一人だったが、太った彼は一人淋しく死んでいった

彼をサポートしたたった一人の女性がいた
それが彼女の彼・・・今生の嘘つきの彼だ

運命とは面白いものだと思った

「彼はあなたの前世の姿だよ」
私はそう言った

私は彼女の過去生の姿を見ながらその人生の彼だった魂を光の源へ還した
彼の魂は光へと包まれて溶けていった

彼女の目から涙が落ちていた
淋しかった人生・・・本当の事を言っても信じてもらえない辛さ
生き抜いていかねばならない状況の切なさ・・・

彼女が異常に反応していたのは、もう絶対その人生のようになりたくないと
決めていたからだ

私達が出会うすべての関わりは過去生で様々な形で出会っている
何百回も一緒だったかもしれないし、ほんの一瞬共にすごしただけかもしれない
いづれにしても出会うべくして出会っているのだ

自分の中に反応している感情・・・それはあなたの中にあるものだから反応する
そしてそれらを関わりの中で見せてもらったりしあいながら私達は自分の深い源を知る

すべての中に神がある

それを本当の意味で理解したなら・・・・・・・・・
人生のすべてが変わる


彼女はもう彼を責めないだろう
そして、より以上、彼を深く愛していくだろう姿が私には見えていた
彼女は太った嘘つきの自分の過去生を愛しそうに眺めながら
今回の人生に戻っていった

彼女の報告によると彼は嘘をつくことが少なくなったらしい
そして彼女にこう言ったそうだ
「愛した人は沢山いたが、今まで感謝した事はなかった
今はお前に感謝にしている」

彼女と彼がよりそって、くすくすと笑っている姿を私は見ていた

まるで私が・・・小さな子供の私が父とじゃれあっているいるかのように
私は自分の転生のいくつかの子供時代を思い出していた

そしてしばらく流れる涙を止めることが出来なかった