毎月一回金沢に帰るが
今月新幹線で到着した時にはもう外は暗く
金沢駅の鼓門は美しいライトアップで照らされ
タクシーに乗って自宅まで帰る道中の
街並みや、木々、そして空気が
まるで私を祝福してくれているかのようだった
静かに流れる時間に身を置きながら
東京で疲れきった私の身体と精神は
すっかり癒されていた
金沢の土地のスピリットは
深い意識に入り込み
私を丸ごと包みこむ
母体のようなエネルギー
金沢は女性性のスピリットなのだと
今さらながら気づく
側にいると大事なものが分からないのと
同じだ
私はここで生かされてきた
東京ではここのところ、毎日頭痛と吐き気がして起きる
その症状が、金沢では起きなかった
金沢は地震や天災から守られている
東京の地場はヤバい
そして放射能
来年大きな地震が来そうだ
だが、まだ情報はやってこない
覚悟はしている
私が東京にいる意味でもある
地震の時、私は多くの人と共に東京にいて
その時を迎える
これだけは確かなのだ
自分で選んでいる道だ
美しい空
冬にしては珍しい快晴と
オレンジ色の夕陽が
街と人々を染めていた
愛する孫娘のゆあちーは大きくなっている
子供たちは自立していく
なんだか私だけが取り残されている
地震だろうが、星だろうが何でも来い
って、その瞬間、目の前に大きな光と流れ星がー
自然の流れのように
その中で流れていこう
Let it be