THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

子供との別れ

2008-03-23 15:00:48 | セッション記録
彼女はいつも不安に思っていることがある
それは娘がどこかに行って死んでしまうのではないかという不安だった

娘が生まれた朝・・・彼女は病室に朝陽が差し込んでくるのをみた
そして生まれたばかりの娘をお腹に乗せ不思議な安堵感を味わった
その子が4歳の時、病院を駆け巡り、あちこち回っても病名が分からず
やっと辿り着いた病院で開腹手術を行い、命はとりとめた

彼女と娘はそれをきっかけに前世での二人の関わりを再び体験する事になる

娘は人見知りをまったくせず、暗闇でもどこでも行ってしまうし
暗い部屋に一人でいても大丈夫な子だった
ところがこのことをキッカケにトイレのドアも閉められない
一人になれなくなってしまった
留守番ができない
彼女は9歳になっていた

学校でもトイレに一人で行けない
教室移動も一人になるのが怖い

異常な状態におちいってしまった

彼女と娘の過去生はそれを決定的にするものだった

彼女と娘は過去生離れ離れになっている
大勢の移民の中で手を離してしまった
半狂乱になって探す彼女・・・
とうとう見つからない
その時娘は4歳から5歳
身寄りのない子になってしまった娘は諦める事しかできない
まず食べ物を探さなくてはならない
町の古い建物の中に牧師がいて
そこで話を聞けばパンがもらえる
娘はそこでパンをもらうために歩いた
道の隅で集団ではぐれた移民の子供達と寝た

その過去生が今も残っている

彼女はそれを聞いたとたんに大泣きに泣いた
彼女は他の子供達よりもその娘だけに異常なまでに執着していた
4歳になって過去生を思い出すかのように
娘は一人になるのを嫌がる
彼女もいつか離れて死んでしまうのではという恐れを抱えていた

「今回は離れないよ」

ずっと一緒にいるからね

彼女と娘の魂の声がこだましていた

過去生を聞いた後彼女はすべての哀しみを洗い流すかのように泣き
そして笑った

もう大丈夫

彼女は子供にその晩言った
「ずっと一緒にいるからね」

彼女の娘はそれ以降少しづつ自分を取り戻している
一人でいてもそれほどパニックには陥らない
他の子供と外で遊ぶようになっていった

過去生のやり切れない思いを抱え、今回の人生でそれを取り戻そうとする場合
その過去生を見る事が重要になってくる

私達の人生には過去生からのやり残しを今にもってくる事がある
それはけして諦めない永遠の約束があるからだ

誰かを愛する時・・・精一杯やってそれでよかったのだと思えれば
その次に移行する事になる
自分が自分に満足しないと終わらない
後悔や罪悪感がカルマを形成する

もう充分・・・それでいい

この事が分からないと何度も何度も同じ事を繰り返すのだ

あなたが後回しにしている事は何だろう?
あなたが本当にしたい事は何だろう?
あなたの本当に魂が望んでいる事は?

私達は妥協・・・諦めという名のもので自分を眠らせているのかもしれない

あなたが本当のあなたを知ったら・・・
もうすべてのものを見ないふりはできない

なぜならあなたの魂は叫ぶ
私を知りたい
真実を知りたいのだと・・・

その声を聞かずにはおれない・・・・・