THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

幻想

2011-09-20 21:50:40 | セッション記録
現実的に起きていること、そこに真の意味がないことがよくある

家族の中でアルコール中毒のお父さんがいる
突然、精神病院に入れられた奥さん
登校拒否をする子供
ずっと憎しみあったままなのに離れないでいる兄弟
お金持ちの家柄に生まれた息子が家の財産を潰す
突然の家族の自殺
生まれたばかりで亡くなっていく赤ちゃん

私達人間は、今現実に起きている様子で
起きている現象に重点を置いて、その人の問題だと捉える傾向にある

この傾向は2つの見方があって、一つは弱者に対してはその人を責めることは弱まる
きっと何らかの理由があってそういう状態になっているので助けてあげるべき存在なのだという考え方

もう一つの見方は攻撃的に捉えられる傾向を持っている場合、その人のカルマだと責める傾向を持っている
アルコール中毒のお父さんや財産を食い潰す、憎しみあったまま離れない兄弟などがそれにあたる

この2つの見方はそれぞれの人生観や、自分の物の見方と信じたい概念に固定された見方でここには真実が含まれていない

私達は真の理由よりも、自分が固めて信じたい概念を持っていて、絶対に本当のことは知りたくないというのが真実だと知ることがよくある

以前セッションで、「彼とはソウルメイトで絶対的な特別な関係だ」と私の口から聞きたいために、40分も同じ質問を繰り返した例があった
真実は、肉体が肉体に引きつけられているだけで、彼からお別れを言われていたのにも関わらず彼を追い求めて、「いつかきっと彼は私に振り向くはず」と
思いこみたいケースだった

こうして私達は自分が信じたいことだけを信じ、本当の真実に向き合うことを選択しないということがある
なぜなら本当の真実を知ってしまうと、もう古い自分とはさよならをしなくてはならない
そしてまだ癒されることを選択するよりも、自分に振り向いてもらえる、かまってもらえる方法を選ぶ方がより楽だから
又は他のやり方を学んでいないから・・・ということがあるのだ

生命の声は言う
「あなたが他の選択を指示することはできない
あなたは彼らと共に人生という歌を歌い、風が吹く仏陀フィールドにいるだけだ

あなたがすべての生命の声を聞く時・・・そこには深遠なる風が吹く
すべての喜びと悲しみが混ざり合った人間体験という音と
そこに生きる彼らの魂の声を聞きなさい

けして変えようとしてはいけない

声を聞く時・・・あなたは知るだろう
すべての瞬間の中に私がいるということを・・・・

どの瞬間の中にも、私はただそこにいてあなたを味わっている

あなたは私が見えるかな?

さあ。私を見なさい
私は光の中だけに存在するのではない
今ここに、すべてが私の側面なのだ

私の元に来なさい
私が見えるならば、あなたは私をもう見つけなくなる
その時は近づいている」

私の師がこう語ってくれたのを思い出す

「僕の先生の中でホークリトルジョンという先生がいたんだ
彼はすごいヒーラーで、ある時とある家族の元にヒーリングしに行った
とても仲がいい兄弟がいて、家族の中で弟だけが何故か原因不明の病気で死にかけていた
彼は家族の元に泊まり、家族を観察していた
そして家族にこう告げた
弟が病気なのではなく、お兄ちゃんが病気なのだと・・・
お兄ちゃんの問題を弟が引き受けて病気になっていた
なぜならお兄ちゃんが大好きで、なんとかしてお兄ちゃんに奉仕したいと思った
そして病気になった

弟をどんなにヒーリングしても治らない
弟が病気なのではなくお兄ちゃんに問題があった
彼はお兄ちゃんをヒーリングした
弟は病気が治った
病気や問題が本人にないことがあるんだ
特に家族で本当に愛している場合、問題を他の人が引き受ける場合がある」

そしてこうも言っていた
「この世界は能力の問題ではないのだ・・・あなたが本当にどうしたいのか?意図の問題なのだ」と・・・


そして師のこの言葉は、私の人生や物の見方を大きく変えるものになった

真実を知るということは、時に考えられない大きな贈り物を私達に届ける

それを受けとるか、受け取らないかは自由な選択なのだ

自己の判断の枠を超え、すべてが大いなる存在の一部として贈り物を与えあっているのだと知ったなら
幻想は消え、真の姿が現れるだろう
そのバイブレーションを感じたなら魂と共に振動する

生命の声は続いていた

「汝自身を知れ

正当化と自己憐憫、葛藤を超え、自己に真っ向から向き合わなくてはならない

所詮、あなたはあなた自身からは逃げれないのだ
あなたはどんなに自分に嘘をついて自己を正当化しようとも
きれいごとで飾ってみたとしても逃げることはできない
あなたのどんな瞬間もあなたは自分を見ることを止めることなどできない
さあ。用意はできているかな?
真実の旅へ向かうのだ」

私の中にあったすべての曇りは晴れ、私は前を向いて立っていた

すべての過去生の私の存在が私と共にいた
私は完全なるバランスの中にいた
すべてに存在していた
やがて私はいなくなっていた