THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

ピュアーな魂

2006-09-09 19:49:41 | セッション記録
彼女が訪れたのは人間関係がうまくいかない
職場、家庭、お姑さんの事だった
すべてが空回りしていた

彼女のエネルギーを読むと、どこもかしこも人から馬鹿にされ、見下されていた
なぜこんな風な存在であることを自分に許しているのだろう?
彼女は馬鹿にされている事に気づいていない。気づいていてもどうする事もできないでいた

彼女はまっすぐな人だった
一見、知能が遅れているようにも見える彼女は、すべてにおいて不器用だった
これをしなさいと言われれば、そればかりをして怒られる
気がきかない。空気が読めない。
そんな感じにとられていた

でもまっすぐな人・・・どこまでもまっすぐで、そこが川であっても
命令をされれば、川に入るであろうかのようだった
例え泳げなくても・・・

透視で見るお姑さんは完全に彼女を無視している状態で
自分の宗教に入信を勧める時だけ態度がころりと変わっていた

お姑さんとの関係はこうで辛いとも、酷い扱いとも私には告げず
彼女はただ、自分がどうすればいいかを聞いてきた

見ると全貌が明らかになってきた

彼女がそんな存在でいる事は自分で意図してそんな存在になる事を選んでいた
無意識レベルで選んでいた

自分の人生は自分が創り上げる

彼女はそういう存在を選ぶ事で、一体何がしたかったのか私は見る事になった

彼女の過去生は男の子。5歳から8歳の間
小さな男の子は何やら村人に取り囲まれている

男の子は体の弱い母親から生まれ、知恵遅れとして生まれ
泣かない、今でいう自閉症やダウン症に近い存在で生まれた

母は村の権力者の子を身ごもり、すぐ捨てられ、どうする事もできずに男の子を産んだ
その子が彼女だ

呪われ、愛されずに育った
代々、その村では知恵遅れの子を霊媒として立て、
先祖や低い波動の霊をその子供の肉体に憑依させ、村の方向性や先祖の言葉などを語らせていた

神官のような人がその霊を呼び、体に降ろすのだ

霊を肉体に憑依させる事は内臓を焼き尽くす
男の子は8歳で死んでいった

孤独・・・体を勝手に使われたカルマは彼らが背負うのではなく、男の子が背負う

言いなり・・・そして虐待のエネルギーが彼女の細胞の一つ一つに刻み込まれていった

私は彼女の虐待のエネルギーを細胞から抜き、、言いなりになっている契約を破棄させた

彼女の体は重かった

それはこんな魂の思いが契約となって、彼女の存在を馬鹿にしてもいいよというエネルギーに変えていた

それはこんな事だった

私の体、そしてすべてを捧げます。どうぞすべての人の学びを私という存在を使って学ばせてあげて下さい
これは、自分が悪者になるから、相手に色々な事を学ばせるための役割を担ってあげます
という事なのだ
自己犠牲。それもいい役でなく悪役なのだ
男の子はエネルギーレベルでお母さんに対して自分が生まれてしまったことに対して罪悪感を持っているようだった
そしてそれを償うかのように、自分の悪者として使う事を許可していたのだ

私は切なくなった

彼女は本当にピュアーな魂だった
でも彼女の本当の姿を理解してあげる人は一人もいなかったのだ

本当の魂の声を聞いてあげる人がいなかったのだ

ヒーリングを終えた彼女は泣きはらした目をむけ、お辞儀をした

私は生きる事の切なさと喜びを同時に感じていた

一方は理解されいい人を演じ、一方は悪役を演じる
でもそれにいい悪いなど何もないのだ

誤解されやすい世の中の目から離れて・・・
本当の魂の光を見つけてあげる事
それだけで、人は変わっていけるのかもしれない

「たった一人でいい
私という存在そのものを分かってほしい」

私の中には沢山の人の強い叫びが聞こえていた

彼女の深い魂に尊敬と深い宇宙の愛を注いだ
あなたであって、それでいいのだと。

私は彼女に心を打たれた

誰も見下さない彼女の魂に・・・・

本当の力・・・そして権力

2006-09-05 17:45:50 | セッション記録
ずっと以前から、彼女にはアフリカの大地、地平線に立って、丘台から見下ろしている風景があった
風がなびいてきて・・・
声が聞こえる

「いつかこの大地に立ち、沢山の動物や、沢山の生命と共に
輝く生命を見るだろう・・・
そのときあなたは魂をふるわせて泣くだろう
この地球に生きる生命の美しさに・・・
その輝きに・・・
そしてそんな魂といつか出会う」

それはアフリカだと思っていた

この声はもう何年も前から大地に立つたびに彼女の魂をふるわせてきた

ところが、彼女の前世を探ってみていくうちに
それはアメリカ大陸なのかもしれないと判明してきた

彼女は男性のネイティブインディアン。その指導者だった
白人の女性と恋に落ちる

迫害を受けていた時代・・・彼らは一緒になる事はなかった

彼女の意識がよく立つのは赤い大地・・・

彼女が強く感じる中で太鼓があった
それは儀式や日常で使われていた太鼓・・・
この鼓動を聞きながら、踊っていた
大地を踏んで・・・大地と踊る

ダンス ウィズ ウルブスのあの場面のように・・・

白人の女性、彼女が恋に落ちたのは今の彼

結局、どうする事もできない哀しみの中で彼女である過去生での彼は彼女を助ける事は出来ず、罪悪感で死んでいった

次々と判明していく魂の履歴

彼女はその時、権力を封印してしまった
次々と死んでいく仲間

彼女はどうする事もできない時代の流れの渦の中にのまれていった

彼女は自分が権力を持つ事を許していない
恐れがあるのだ

この時に完全に封じ込めていた
怖かったのだ

彼女はヒーラー
ヒーラーはその人の深くにある魂やハートの本質を見抜き 光そのものに還す事ができる者
だから、この人はよく見えるからとか・・・この人はこうだからという力、権力を持つ事が本当のその人の価値ではない
逆に、精神世界から足を洗いたいと思ってしまうほど
自分だけが正しい・・・とか、選民意識の中で自分を守ったり、きれいなものにしていきたがる
もうそんな事もうんざりしていた

見える事と、魂の霊的な高さとは・・・まったく別物

本当に深いレベルでその人の生命を目覚めさせる事
自分ができるんだというエゴや上からの物の見方を押し付ける
価値の評価・・・他人への評価やジャッジ・・・
それが沢山からまって攻撃をしあうこの世界はまるでハリーポッターのように見えた

でも実はそれは、過去生、彼女が体験した事と重なっていたのだ
彼女は自分の力を出そうとはしなかった

彼女は本当のパワーと、権力とは何かを前世の時と同じように自分に許す必要があるのかもしれない

「権力はコントロールや強い信念などで人を率いるのではないただ愛する事・・・愛で得るのだと・・・」
そう過去生インディアンの指導者で男性であった彼の彼女は言った

そう。今の彼がそう教えたのだ
彼らは深く愛し合っていた

今・・・彼女は自分のパワーを本当の意味で出す時がきたのかもしれない
過去を許す時が・・・

彼女は迷い、何度も迷宮に入り込んだ
行き場のない道に転がり続けた

現世の彼女はこう言う

「私はただ、そばにいてほしいだけ
ゆっくり時間の流れの中で好きな人達だけと会う
大地と命の流れの中で目を覚まし隣には愛する人がいる
指導者になりたい訳でも上に立つ者になりたい訳でもなく、
私は私の流れの早さで生活したい 大自然と対話しながら
いつしかゆったりと自分の命を終わらせたい 」

彼女の中にある光と孤独・・・同時に降りてくる
きっとそれすらも、彼女が見たかった
感じたかった生命の流れのドラマの一部なのかもしれない・・


私は又・・・しばらく自分の内面への旅にでる時がきたのを感じていた

それが始まりになるのか、終わりになるのか分からない旅へ