THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

愛されること 幸せになることのコミットメント

2018-02-12 13:05:12 | スピリチュアル
釣りバカ日誌の浜ちゃんと奥さんが一緒になったときのエピソードにこういうのがある。


僕が幸せになれると思ったから結婚したんだ。


実はこの言葉は、3年前にある人から聞いたことがある。


これは直接私に投げられた言葉で、泰三さんが私の生徒に言った言葉だった。


生徒「どうして先生を好きになったのですか?どうして結婚しようと思ったのですか?」


泰三さん「僕が幸せになれると思ったからだよ。僕は幸せになるって、強いコミットがあるんだ」


その時の生徒の反応は面白かった。


目をくりくりさせ、ポカンとしてして、返す言葉がなかった。


なぜなら、女性の方にプロポーズするときには、大抵、男性が女性に対して、


僕が幸せにしますとお約束するのが通常だからだ。


男性が、女性に幸せにしてもらえそうなんて、言わないのが普通。


それなのに、彼は、釣りバカ日誌の浜ちゃんとまったく同じことを言ったからだ。


そしてこの言葉がとても深い意味を持っているとは、誰も想像がつかなかった。


彼が亡くなった今、ようやく、彼の言ってきたことの意味を理解することになった。


私たちはあまりにも、同じ方面からしか物を見ない習性がある。



泰三さんが言った、自分が幸せになれるということは、自分が幸せになるということであり

自分が幸せになるということは、最も高い相手への敬意だということを今になって分かる時がくるとは・・・。




あなたの存在が、僕を幸せにしてくれます。

あなたという存在の影響力が、僕の人生を変え、僕を変えていく。



あなたは最高に素晴らしいパートナーであり、僕のインスピレーションの源、情熱の源であり、

僕の安らぎであり、僕の女神です。


ということだった。


僕が幸せにしてあげるという言葉は、女性は受身で、男性は相手の影響を受けませんよ。という風に変換もできる。


いづれにしても、僕を幸せにしてくれる人と一緒にいれて幸せだ・・・。


この言葉は女性にとって最高の褒め言葉だった。


一緒いいた頃は見えなかったものが、少しずつ、時が経ち、心が治まっていくことで見えてくる。





研ぎ澄ます手法

2018-02-06 22:09:25 | スピリチュアル
人の人生は、生まれてくるときにもうすでに決めているのだと

このごろつくづく思う。


生きていく中で、私たちはそのことを忘れてしまう。


長年、多くの人の人生と関わってきたが

どうしても腑に落ちないことが多々ある。



なぜこんなに優しくていい人が大変な人生を歩くのだろうと思う。

なぜこんなに自分勝手な人が、なんの努力もなくいい目に遭うのだろうとも思う。



人生の不条理とでもいうべきか・・・。



そして、今年に入り起きている現象で多いのが、

今までやってきたことを止め、他の仕事につくとか、

今までの状態から脱皮し、大きなチャレンジに向かう人、

スタートを新しくきらなくてはならないため、混乱と放心状態、やる気が出ない、

何を始めていいか分からないという案件が多く見られる。



この現象は、今までの自己の総決算を行ったため、今までの自分を見つけることができない。

なぜなら、新しい自己にバージョンアップしたからだ。


古い自分、又は同じやり方を通そうとすると、うまくいかない。


新しくスタートをきるには、どれだけ自分が変わりたいと思っているか?

そして、自己の可能性にむけて、どこまで深く掘って見つけたいか?

それによって、混乱や苦しみが違くなってくる。



特にエネルギーの幅が大きい場合、その苦しみは大きく現れる。

クリエイティブなものを新しく世界に発信する時

それは天才的な物の見方、感じ方、捉え方によって、

今まで生み出されもしなかったものが、出てくるからだ。



もしかしたら、それは今までない職業を生み出すかもしれない。


これからの時代はAI(人工知能)が仕事をする時代に入り

私たちの仕事はクリエイターということに集約されることになるだろう。


世界をどのように創造していくかは、クリエイティブ、世界をどのように見るかで決まってくる。


孤独で、誰にも理解できない領域に立つことを恐れない者だけが

いや、恐れを持ちながら、それでも道をゆく者たちが

新しい世界を生み出していく。


一見、それは苦しみをあたかも選んでいるかのように見えるだろう。

まるで、生まれてくる前から、それを決めてきたかのように

彼らはその道を進む時、究極の答えを出すためだけに

自らの人生を犠牲にする。


普通ではない、その人生からしか生み出されることがない新しい領域・・・。


その世界をいく者は、まるで無謀で、危ない橋を渡るかのような人生を選んでいく。

そしてそれこそが、研ぎ澄ましていく唯一の方法であることを、誰も知らない・・・。



棘(とげ)をとってはいけない!

2018-02-01 20:00:11 | スピリチュアル
久しぶりにライブハウスへ。

その日はブルームーンで月食だった。

大きな月が紫色に光ろうとしていた。

時間があれば、何時間もギターを弾いていた私は、弾き語りができることを楽しみにしていた。

初めて足を踏み入れたあの時の感じを思い出したかった。


時間がものすごく流れたような気もするし、

あの時のまま何も変わらずに、私たちを迎え入れてくれている気もする。


私は少しだけ変わった。ステージに立つことが恐くなくなった。

結果は全然弾けなかった。


途中、歌詞を忘れ譜面が見えなくなっていった。





私をライブハウスへ導いてくれた人が、私に言った言葉を思い出していた。

「ミュージシャンの棘は抜かないでね」


この言葉の意味を、一年後に知ることになろうとは思いもしなかった。


とあるミュージシャンとこの一年関わってきたが、


時々見える彼の全盛期の姿やエネルギーを、垣間見ることができた。


ところが今年に入り、彼からは生気が抜け、まるで羽を折られ、立ち向かうことをしなくなった戦士のようだった。


生命の灯火を、自ら消したいとでも言っているかのように見えていた。


殴られて、むしりとられても、やり返さないでいる。


そうなるんだったら、それを受け入れようとでもいうのだろうか・・・。


どれだけ冷静に保とうとしても、覇気がない姿は、私の心を悲しみで包んでしまった。


「棘はある方がいい」

どんなに無謀でも、カッコ悪く見えても、自分の信じた道を、信じた言葉を発信し続けてほしい。


喧嘩になったっていい。

これが自分だ。

これが生きる道だ。



そう言ってほしい。


もう私の中から出てくる思いはいつのまにか祈りに近くなっていった。


私は彼の中に自分を重ねてみていることも知っている。


唯一救いなのは、側にいて今の彼を全盛期と同じように、見続けている存在がいることだった。



人は人の影響力を受ける。


「ミュージシャンの棘は抜かないでね」と言ったあの一言・・・。


私は彼らをそのまま直接的に関わり、それを大事に思うことができているのだろうか・・・。


正しくあろうとする心理学やスピリチュアリティは、私には必要ない!



私は突拍子もないことを言い出し、誰もがうんと言わない道を貫く人が好きだ。


頑固で、どこまでも突き抜けていこうとする荒くれ者が好きなのだ。


誰もが歩かない道を歩くのなら、きっと誰にもそれは理解できないだろう。


悲しみがつきまとい、険しい崖っぷちに立ち、見えない暗闇を突き進むことになるだろう。


そしていつか、時々光に辿り着き、深い海の中で目を覚ますクジラのように


大きな山になるのだ。


彼は諦めた訳じゃない!


彼はもがいていることを、見せない生き方を見せているだけなのだ。


私はそう思いたい。


私のように・・・