THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

空を飛ぶ事

2006-05-26 08:52:06 | メッセージ
空を飛ぶ事・・・
蝉や蛙の声・・・
朝、目が覚めたら、あの懐かしい感覚が戻ってきた

昨日のセッションは私そのものを指していた
彼女は泣いていた
私が小さい時、机の下にうずくまって気が狂う程泣いた姿が重なった
誰にも自分を許さず・・・人前で泣くなんて事はなかった彼女は、私の前で自分をさらけ出していた
強がって、自分をつくりあげ、会いたいのに会いたいと
抱きしめてほしいのに・・・愛して欲しいのにそう言えない

でも彼女の生命は叫んでいた

私を愛して欲しい
私を認めてほしい
一つ一つを愛しむように触れてほしい

でもそれすらも、ずっと閉ざしたまま
大人になって・・・いつのまにか、自分でない自分を演じて
疲れていた

あなたはずっと愛されたかったんだね

彼女は大粒の涙をこぼし、私を見た
その目は輝いていた
哀しみの中の自分を見つけ、光の中にいた
その目にはもう哀しみはなかった

ずっと閉鎖されていた扉が開いたような・・・
光がほんの少し見えた瞬間だった

答えをだそうなんて思わなくていい
すべては愛が解決してくれる

なにもしなくていい
ただ、傍にいればいい

そう私の中から声がした

すべてのプロセスは完璧に完全に導かれている

すべてはYES

いいと思う事も嫌な経験も・・・喜びも哀しみも・・・

自分を隠さず・・・感情に素直に正直である事・・・
自分を評価せず、価値判断を下さないで・・・

今のあなたのままで、それでいいのだから・・・

そんなふうに風が私の中に入ってきた

ジョン.レノンがオノ.ヨーコに初めて会った時
ヨーコは天井にYESと書いていた
その時・・・二人は恋におちたと・・・

ドイツの100歳を過ぎた写真家のおばあちゃんも言っていた
人生のどんな瞬間もYESと言おう・・・と

いつか私もこの人のように・・・自由に空を見たい
人の中に神の美しさを見るのと同じように
ライオンの神々しさ・・・悠々と歩くキリンや
一粒の雨粒の美しさの中に
生命のすべての中に魂がふるえる
神・・・光はすべての中にある

そんな事をいつも感じていたいし
それを伝えたい
感じたいと思う・・・

ヒーラーは最終目標ではないけれど
人の人生が映画を見るように流れてくる・・・

そしてその中に光を見る
まるで、夕陽を見ているように・・・

切なくて・・・震えるような・・・
そして、じっとしていられないほど躍るような・・・

愛しくて・・・嬉しくて・・・泣いてしまう

人生は光そのもの

私は空を飛んでいた

ゆっくりと回転しながら・・・生命のすべてに祝福されているのを感じていた

懐かしい・・・くすっぐったい感覚

6才の愛娘が起きてきた
ニッコリ笑って私に抱きついてきた
小さな腕に抱かれながらほっぺにチュウをした
光がすべてを包んでいた




幼い少女の叫び

2006-05-26 08:41:14 | セッション記録
彼女は看護婦さん。田舎の町のお年寄りが多い病院。
田舎でも大きいと言われる病院だが、近頃は運営のため、近代化しようと変化していて、ミスマッチらしい
病院の評判も下がってきているそう

彼女の悩みは離婚して置いてきてしまった二人の子供に対しての罪悪感・・・
旦那への恨み・・・怒り・・・
絶対に慰謝料をとらないと気が済まないという剣幕だった

彼女の目は淋しそうだった

誰にも分かってもらえない!自分の生命すらも投げたいとハートが泣いていた

人の怒りを深く読んでいくと哀しみにぶち当たる事が多い
怒っている人のハートは叫んでいる
「どうして私を見てくれないの?どうして分かってくれないの?私はこんな光なのに・・・どうして愛してくれないの?」

怒りをとことん出してあげるとその間ずっと
神の領域・・・ゆったりとした風が流れてくる
そしていつのまにか風の中で解放されていく
生命のすごさはここにある

彼女にはメッセージが届いていた
「原点に戻りなさい。あなたがこの世に生を受けた時の源に戻りなさい。それが今あなたを支配してしまっている感情のすべてを解放する
怒りも人間関係の辛さも・・・」

原点・・・源って何だろう?私は彼女が誕生する時に決めた魂の声を聞かなくてはならないのを感じていた

彼女がこの世に生を受ける事になったきっかけ
魂の声を聞く事にした

すると画像は生まれてくる直前ではなく、過去生に飛んでしまった
きっと過去でやり残した事があるのかもしれない
そう思った私は過去生の画像を読んでいく事になった

砂埃・・・あたり一面戦争で傷ついた負傷者だらけ・・・
あっちにもこっちにも、ゴロゴロと石ころのように負傷者は血を流して倒れている
水をくれ・・・そんな言葉もむなしく死んでいく人が殆ど
なぜなら、水がないのだ

医者もいない。いても手当てなど出来ない。薬などない

そんなところに小さな少女が立っていた
彼女は砂だらけ・・・でも、あっちこっちに倒れている彼らの所にいっては手を擦っている
彼女の幼い手はある人の体を起こそうとしていた
彼女は叫んだ
「誰か助けてあげて~」

彼女の思いは通じない

誰もが負傷者・・・幼い少女の叫びだけが聞こえる

彼女の魂はこう言った
「彼らの傍にいたいんです。傍にいて背中を擦り、手を握っていたいんです。それが私の願い、愛する事・・・」

彼女は看護婦になるのは生まれる前に決めていたことだった

消毒の匂い・・・白いもの、小さい頃から好きだった

目を見て・・・手をとって傍にいる
それだけでいいんだって
それだけで看護はいいんだって
あなたは分かっている

それを思い出せばいい

あなたはその為に生まれてきたのだから・・・

報われなかった長年の思い・・・辛い結婚生活
子供への罪悪感
責任感の強い彼女は自分が許せなかった

「子供達はあなたが大好きなようです
真ん中のお子さんはあなたに冷たい態度でそっけないと思って
いるかもしれないけど、彼から愛が流れてきています
彼の愛し方はサラッとしている
我慢は彼にとって我慢じゃないんです。愛なんです。負担じゃない。愛しているから
彼はあなたの前世のお父さん、恋人です
どしっと根を張り、あなたを守っています
一緒に暮らす事が愛する事ではありません。愛は何かをしてあげる事ではないんです
愛はただ愛すればいいんです

それはあなたが過去生を経て今回この世界に転生してきた魂の声が知っていますね」

「ここに来ると気持がいいんです」
そう言って顔をあげた彼女の目は淋しい目はなく、自分を見つけた満足感と強さに変わっていた

沢山の人や社会に影響されしがらみの中で、本当の自分を見つけられなくなっている人は多いだろう
子育てはこうしなければ・・・とか
看護のあり方とは・・・とか
でも究極は愛なのだ
何かをする事ではないのだから・・・

罪悪感から解放されるには時間が必要だろう
それには自分を信頼しなくてはならないから

幼い彼女の前世の姿は、しっかりと大地に足をつけ強い
誰にも負けない強気な少女
小さな手でおじいちゃんを抱きかかえ、世間を睨んでいた

今の勝気さと少しも変わらない
私は彼女の気の強さとハートに愛しくなって微笑んだ



魂の履歴

2006-05-11 15:00:40 | セッション記録
魂の履歴

今生出会う人は、過去生で深い関わりがあった人とは限らない

出会っても、通り過ぎて・・・一瞬だけしか出会わない人が前世で深く愛し合っていたという事もあるのだ

又、殺しあった仲でも今生深く惹きつけられ、愛する人になるのだ

今回の生で何を体験するかその目的によって人生の人や出来事を設定している



たった2ヶ月の恋・・・それで過去生の残した思いを精算する事もある

彼女が出会ったその男性は格好がよく、今はやりのイケメン風

彼女はどちらかというと目立たない人を持ち上げるようないつも日陰にいるようなタイプだ

二人の付き合いは彼が彼女にチョッカイ出す事で始まった

二人で映画を見て彼が突然メールを見て、仕事と言い出し途中で帰ってしまった
彼女はもういいよ・・・その一言で終わりになる

「私達が出会った理由が知りたい!」
彼女は深い溜息と共にそう言った

私は目を閉じリーディング体勢に入っていった

出てきたのは彼の横顔を見ている彼女・・・
二人は戦争の真っ只中にいた

男同士・・・戦友だった

埃にまみれ、土に穴を掘った所に長い銃を構えている
夜昼休む事は許されない
前線で戦っている

あたりはシーンと静まり彼女は彼の顔を見る
なぜなら、長年一緒に戦ってきた仲・・・彼が相手の陣営に身を投げ出す事はわかっていた
止める事はできない
その横顔が最後になる事は分かっていた
愛しい・・そして切ない別れ・・・ただ黙って彼の横顔を見ていた
彼女はいつも彼の左側・・・彼の左側の横顔を見て戦ってきた

最後も横顔・・・

彼は敵の陣営に自ら飛び込み・・・死んでいった

彼女は生き残った残り少ない一人
彼の家族の事・・・好きな事・・・全部聞いてきた
彼の家族に会う事もなく、彼女はその後一人で死んでいく

後悔が残る・・・あの時自分が助けていれば・・・・

今度は人生の流れの一部分で、彼と出会って彼が幸せなのか確かめたい

もし幸せでなかったら、ほんの少し手を貸そう

それが彼女の意図した事だった

彼は本当に人を好きになった事はなかった
いつも誰かに愛されていたい
お母さんに見捨てられたという思いがトラウマになって
寂しくてハートが叫んでいた

彼の横顔を見ながら、何も言わなくても彼の気持が分かった
言葉は必要なかった
全部、隣にいるだけで分かったから

彼が寂しくて沢山の女性と付き合っている事も

彼女は自分が彼の芯の寂しさを癒す事ができない事を分かっていた

たった2ヶ月だけど、彼の人生を少し覗く事が出来た
どうする事もできない
前世と同じ・・・

でも出会えた・・・それでいい

彼女は深いところで説明が出来ない思いを達成できた事を知っていた

それで満足したのだ
彼女は出会えた事を神に感謝していた

ボロボロと泣きながら彼女は私にこう言った

「彼はいつも私に自分の左に来てほしい。左側にいてほしいと言っていたんです。左にいてくれると落ち着くんだって・・。
だからいつも彼の左側で横顔を見ていたんです。最後の時も彼の左顔でした。前世と一緒だったなんて・・・」

人との関わりは不思議なもの

出会っては別れ・・・又出会う

時を越え、時間も次元も越えて
生き続ける

魂の履歴は、色々な足跡を残す

どんな出会いか・・・又期間が長いか短いかなど関係ないのだ

ただ淡々と生命は流れていく

それが分かれば、今この瞬間を
人との関わりのすべてを
充分に味わおうとするだろう

彼女の生命の声が聞こえていた
「あなたに出会えてよかった」・・・と。