金沢は田んぼから大好きな蛙の声が・・・
いつのまにかこんな季節になった
静寂と蛙の合唱
すべてが息づきはじめる・・・
でもなぜか理由もなく、
私の中から悲しみが出てきていた
顕在意識で捉えようとしない悲しみが
あとからあとから溢れてきて
私はいつのまにかひとりぼっちになった・・・・
深い孤独の中で彷徨っていた
もう二度とこの引き離される感覚を味わいたくない
そう強く願っていたのに
私の身は投げ出されどこにいくかも分からなくなり
魂はただ静かで揺るがないのに
私の肉体意識はひどく孤独だった
なんだかただひたすら泣きたい気分
そのまましばらく、暗闇に置き去りにしていよう
モリー先生との火曜日で、モリー先生はこう言っていた
「その場に完全に存在しているっていうことが大事だと思う。」
「つまり、誰かといっしょにいるときには、その人とまさにいっしょでなければいけない。」
「人生でいちばん大事なことは、愛をどうやって外に出すか・・・
どうやって中に受け入れるか、その方法を学ぶことだよ」
「目に見えるものを信じなければならないときがあるんだ。
他人から信頼してもらうには、
こちらも相手を信頼してかからねばならない・・・
たとえ自分が暗闇の中にいようと。倒れるときでも」
「ほかの人の悩みを聞くのが、私にとってなぜ大切だと思う?
自分の痛み苦しみだけでもうたくさんじゃないか?もちろん、そう。
だけど、人に与えることで自分が元気になれるんだよ」
「それは経験を自分の中にしみこませないことじゃない。
むしろその反対で、経験を自分の中に十分にしみこませるんだよ。
そうしてこそ、そこから離れることができる。
ある女性への愛でも、愛する者を失った悲しみでも
私が今味わっているような死にいたる病による恐怖、苦痛でもいい。
そういった感情に尻込みしていると、
つまりとことん付き合っていこうという考えを持たないと、
自分を切り離すことができない。
いつもこわがってばかりいることになる」
「そういった感情に自分を投げ込む、頭からどーんと飛び込んでしまう
そうすることによって、その感情を十分にくまなく経験することができる。
痛みとはどういうものかがわかる。
愛とは何かがわかる。
悲しみとは何かがわかる。
そのときはじめてこう言えるようになるんだ。
よしこの感情を私は経験した。
その感情の何たるかが分かった。
今度はしばらくそこから離れることが必要だと」
私には今、この感情が必要なのだと思う
思いっきり感じたら、ちゃんと終えるだろう
いや終わらないかもしれない
それが生きるということなのかも