お別れ・・・

昨夜遅く葬儀から帰宅した。

連れ合いの甥っ子がまだ４９歳という若さで逝ってしまった。

4２歳を迎えてまもなく職場の銀行の健康診断で初期肺腺がんが見つかった。その後二回の手術をしながらも今年6月まで勤めていた。高校・大学と学生時代からバレーの選手で背が高く元気な体育会系の男子だった。

7月に入って急激に病状が進行して入院したのだが、８月中旬に医師や家族の相談の結果ホスピスケアに移ることになった。

ホスピスケアに入って二週間あまりで苦しみ痛みもなく逝ってしまった。

働いてはいても長い月日のがん細胞との戦いであった。

癌手術から九年目を迎えた連れ合いと同じ肺癌だったので、抗がん剤のことなどでよく連絡し合っていたようだ。

自分たちより若い子とのお別れはつらい・・・彼の父親もガンで亡くなっている。一人息子を亡くした母親の気持ちを思うといたたまれないし、お嫁さんや子供たちのお別れの姿はつらく悲しくて語ることすらできない。

連れ合いも気落ちして思い出話をしては涙を流している。

甥は八王子に住んでいたので、お嫁さんも子供たちも１０日には帰ってしまうと聞き、一人残された母親のことを思うと可哀想で心配である。亡くなった旦那さんや息子の分まで元気に長生きして欲しいと願うばかりである。