去年の10月から別宅に住んでちょうど1年になる。いよいよ退室の決心がつき今日は荷造りに向かった。いつも通るこの道の青かった栗も割れ目から茶色の栗が見えている。
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その下には露草の花が咲いていた。
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この道を何回往復したことか その時々の気持ちが思い出される、悔し涙あり怒あり寂しさあり複雑だった。自転車があったからできたこと片道20分、一日に二往復すると80歳代の婆は疲れるのである。
荷造りを始めたが、昨日の衣替えの後なので疲れは倍になる。でもこればかりは一人でするしかない。結構な量だがこれを持ち帰っての整理が難問題だ。
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大きな荷物は次男が嫁さんと来てくれることになった。せめて小物は運んでおこうと今日は午前午後計三往復してしまった。
さぁ 明日は小物を納める仕事がまた増えた。荷物を運ぶ私の姿に爺は何も言わないが分かってはいるだろう。