natu blog

写真付きで日記や趣味を書く日々を過ごしながら・・・

反省記

2021年11月08日 | 日記

10月は殆ど家じまいのため自宅に戻っていた。家じまいというより真っ先にすることは与作爺の引っ越しの準備である。施設に持って行くものを最低限に荷造りせねばならないのだ。

とりあえず必要であるかないかを決めるのが大変な作業であった。必要であるかないかの個人差は大幅に違いがある。もう仕事はしていないのに彼にとっては大切だった設計図に必要な一式や三角スケール等々を私が目を離すと箱詰めをするのである。外出用の上着など2,3着有れば充分なのに前部持っていきたいらしい・・・8割くらい段ボール詰めが終わる頃になると捜し物が始り、仕上がった段ボールのテープを剥がして品物を出す始末私が私が買い物から帰ってくると3,4箱が開けられている。

この状態が2,3回続くと私のイライラは頂点に達する。でも爺の混乱は病なのだと自分に言い聞かせながら進めるしかなかった。ここで喧嘩になると爺は私と同じ施設には来られなくなるのだ。

息子たちは最初から今現在まで二人が同じ場所で生活するのは反対なのである。水と油の夫婦はこの際離れての生き方をするべきだと言う。結婚以来ずっと喧嘩ざんまいできた私にもう残り少ない余生はオヤジの心配やら小言から解放されてのんびり過した方がよいという理由なのである。

それは爺に対しても同じで世話のやり過ぎる口うるさいおふくろから離れて自分らしい生き方をさせていと思ってのことらしい。

爺の施設選びには何カ所かランクの上の施設を見学に連れて歩いたが、首を横に振りお母さんの居る施設がいいと言い張ったそうだ。・・・・息子たちの反対を押しきって住むというならすべてを二人でするようにと引導を渡されてしまった。86:83の老人二人には出来ないだろうと思ったのかもしれない。。。。助けを求めればどうなっただろうか?自由に動けない爺も一生懸命頑張るしかない。

しかし自宅で食事をする最後の夜 とうとう爆発をしてしまった。何週間も溜めていた二人のストレスが一気に・・・・最後の夕食だから笑って楽しく思い出を語りながらと思っていたのに真反対の最後になった。

枯れ葉の中のこの赤い実を見つけてなぜかホッとする。この赤い実にすがりたい気分・・・・・・

コメント (5)