ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

【家の記録#02】納得が行かないのは

2011年01月26日 | 極私的記録
契約に、譲渡後2年の瑕疵修復期限があることは私たちも承知している。
これが、今回初めて起きたことであれば、築後7年という期間を考慮して自費で修理することも考えたかもしれない。

けれども「直した」と言われてから2シーズン目で、同じ症状が起きることに納得がいかない。

もしも「その場で原因がわかったので本修理をした」というのなら、たった1シーズンしか持たない修理は手抜きではないのか。
もしも「応急処置的な内容だった」というのなら、最初の約束通り、改めてきちんと修繕をしてもらわなければ話が違う。
現在は瑕疵修復期間を過ぎていたとしても、最初に問題が起きたのが瑕疵の保証期間内であり、それが放置された結果が現在の状況なら最後まで責任を持って修繕する義務があるのではないか。

こうなると、大掛かりな経費がかかるのを嫌がった業者が、最初から瑕疵の保証期間を過ぎるまで持つ程度の応急処置をして、あとは言い逃れをしようと企んでいたのではと疑いたくなる。

天井裏の状況にしても、見に来たK社の人の説明では、
「今は特に問題がないので、下手にいじらない方がいい」
という内容だった(詳細な言い方は覚えていない…)。

が、今現在はすでに天井板そのものも怪しげな状態になっている。
増して天井裏のグラスウールなど、覗いてみたらどんな状況になっているか、あまり想像したくない。
ちゃんとした処置がなされなかった結果引きずって、さらに悪化している箇所もある、というのが現在の私の感想だ。

今回のT社やN社の対応は非常に誠意のない、納得の行かないものだと感じている。
当初は「とにかくきちんと直してくれればいい」と思いT社に話をしにいったわけだが、こうなるともう信用がならない。
例えば無償でK社に直してもらったとしても、果たして本当に「きちんと」作業をしてくれるのか疑わしい。

幸いにもほのかの勤務先はリフォームを手がけていたこともあり、信頼できる建築業者さんとも行き来がある。
作業をお願いするとしても、そういった信頼のできる会社でなければお願いする気にはなれない。

それとは別に、第三者機関にも話を持ち込んで、自分たちが納得できるまで相談をして行きたいと思っている。

不動産T社の担当Sさんは、個人的な知り合いでもあり信用をしていたので、極力ことを荒立てない方向で済ませてきた。
そのため、途中経過や詳しい話の内容など、メモを残していない部分もある。
でもそれでは困ることもある、と今回痛感をしたので、この日記を書くことにした。

進展があれば、都度「記録」としてUPして行きます。


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【家の記録#01】ことの起こり

2011年01月26日 | 極私的記録
これは、我が家に起きた住宅トラブルの、覚書です。
2011年1月現在、進行形。


2008年春。
建設後4年、未入居だった物件を購入。
その区画一帯を開発・建築をしていた会社が倒産し、別の会社が完成させて販売していたもの。
建築会社=K社
販売会社=N社
N社より委託を受けた不動産会社=T社
私たちは、T社から物件を購入した形。
入居前からこまごまとした不具合はあったものの、手直しをしてもらって無事入居。

2009年2月5日、夜。
屋根からの雨漏り(雪解け水)を発見。
そのときの状況をメモした過去日記の抜粋がコチラ。

『仕事から帰って来て、1階のキッチンで夕食の準備をしていた私。
ふと天井を見上げて仰天。
明らかに、水漏れのシミ。
急いで穂和に2階のトイレを見に行ってもらうが、異常なし。
おかしいとさらに調べてもらったところ、寝室のクローゼットが水浸しになっていた。
屋根からの浸水。
築後4年間、無人のままだったことと、今年の暖冬ぶりが原因のようだ(もし暖冬でなければ、雪解け時期の3月か4月に発覚していたものと思われる)。
穂和の推測と、翌日に来てくれた不動産屋のSさん(当時の担当)の見解はほぼ同じ。
とりあえず業者さんに来てもらい、応急処置として屋根の雪を下ろしてもらうことで、水漏れは止まった。
後は晴れた日に屋根そのものの応急処置をしてもらい、雪がなくなったら屋根と屋根裏の断熱材の工事をしてもらうことになった。
Hちゃんが来たら泊まってもらうつもりで空けていた部屋に、クローゼットの中身を全部広げて乾かす』

2009年GW明け頃?
雪解けもとっくに終わり、そろそろ屋根の修繕を、と思い不動産会社T社の担当Sさんに連絡。
1~2週間後、建設業者K社の少し偉い人を伴って来宅。
問題のクローゼットの天井と、1階の染みのできた天井を目視で確認。
「その後、雨漏りなどは?」と聞かれ、「特にない」と回答。
1階の天井に関しては、同じ柄のものが現在はもうないかも、ということで、それはもしそうなら諦めると返答した。

それからしばらくまた間が開き、結局どうするのかとしびれを切らして、再度Sさんを通じて業者さんに連絡を取ってもらう。
すると、
「修繕工事は終わっています」
との回答。

Sさんに、
「冬のときは応急処置で、春になったらちゃんと直すという話じゃなかったでしたっけ?」
と尋ねると、
「私もそう聞いていたのですが…」
といいつつ、K社から説明されたという以下の内容を教えてくれた。曰く、
「通常、屋根のコーキング剤は数年で不具合が生じることはない。
が、今回この家は建ててから4年間全く人が住まなかったため冬は冷やされるままになって硬くなっていた。
そこへ今年初めて人が住むようになったことで冬場も家が温まり、寒暖を繰り返すことでコーキングにヒビが入り、その隙間から浸水して雨漏りとなった。
その原因が冬に雪下ろしをした時点でわかったので、その場で修繕をした。
その後雨漏りもないことから、処置は済んだものとみなしている」
とのこと。
冬に来宅した業者さんは作業後、在宅していた私にそういった説明は一切しないまま帰っている。

不満げな声を出した私にSさんは、
「私も一度自分の目で確かめたいので」
と、ほのか(=ダンナ・HNが平仮名になりました)のいる日に来宅してくれ、ほのかと一緒に屋根に上がって状況を確認した。
実際に目視したほのかも、一応処置はされているようだ、とのことで、一旦は解決とする。

2009年11月~2010年3月の冬季シーズンには異常なし。

2011年1月21日朝。
出社するため着替えようとクローゼットを開けたところ、中の洋服が水浸しになっているのを発見。
同じ箇所からの雨漏りだ。
クローゼットの中身を出し、ブルーシートで水を誘導する形に応急処置をしてから出かける。

当日夜。
帰宅したほのかがクローゼットの中身を全て出し、養生シートを使って水をバケツに溜まるように処置をする。
その際、クローゼットの天井にドリルで穴を開けてみたところ、ぐずぐずで手応えなく穴が開くような状態になっていた。
以前の雨漏りの時にも一切直していないことから、水によってダメージを受けているものと思われる。

2011年1月22日日中。
担当のSさんは転職して連絡が取れなくなっていたため、T社に直接出向く。
窓口で状況を説明し「直してほしい」と伝え、現在の担当者から連絡させますとの回答を得る。

夜。
現在の担当者より電話。
「一応販売会社のN社には確認してみますが、(修繕は)難しいと思います」とのこと。

2011年1月24日夜。
先日の担当者よりほのかへ電話。
「やはり、(販売後2年という)瑕疵の修復契約期間を過ぎているため、修繕はできません」という旨の回答。

これが、現在までの経過。

【家の記録#02】へ続く。

仕分けの結果

2011年01月20日 | 日常雑記
先週の三連休前から大雪が続き、人と顔を合わせれば雪かきの話から始まるこのごろの札幌。
雪山を見上げるたびに、年末の事業仕分けに疑問を持たずにいられない。

件の作業により道路整備関係の費用が削減となり、除排雪や融雪剤の散布などが減らされていることは報道でも知られての通り。
私が疑問に思うのは事業仕分けそのものよりも、その途中経過だ。

仕分け人は(雪国出身者がいたとしても)今現在雪国に住む人ではない。
その人たちに、雪に関する費用が削られたらどうなるかを想像してみろ、というのは無理な話。

例えば雪の積もった道路では、マンホールが車を走りにくくする原因になるとか、除雪された雪山がどれほど事故を誘発するかとか、そんなことは住んだことのある人間でなければイメージしにくいことだろう。
北海道の多くの人に「台風が直撃したらどうなるか」「大きい地震が来たらどうなるか」をイメージしろと言ってもピンと来ないのと一緒だ(道内にも大きな地震の起きる場所はありますが)。

事業仕分けは(一応)一方的に仕分けられているわけではない。
仕分けられる側にも説明の機会はあった。
そこで、雪対策にも関わる道路整備の費用を削減されると何が起きるか、を、どれだけきちんと具体的な数字をもって説明できたのだろうか。
そこが私の一番の疑問になっている。

大雪が降った後の幹線道路は、除雪がされても排雪がされなければうず高く積まれた雪によって車線が減り、あちこちで大渋滞を巻き起こす。
(裏道は? などと聞かないように。裏道などダート並みの凸凹路面に除雪の雪山で、対向車とのすれ違いも譲り合い、一歩間違えればハマって抜け出せなくなる)
路線バスの運行はメチャメチャになり、ノロノロとすすむ車列から出る排気はCO2を排出する。
融雪剤散布の回数が減れば一般道を走る車の平均速度は落ち、高速道路の閉鎖回数は増え、ますます渋滞する。
郵便、宅急便、生活用品や灯油などの定期宅配は遅延し、配達する側は長時間労働を強いられる。
歩行者信号に届きそうなほどに積まれた雪山は視界をさえぎり、横道から出てきた車との出会い頭の事故や、歩行者との事故も増える。
事故が増えれば警察、救急の出動回数が増え、医療費も増える。
除排雪は冬場に極端に仕事の減る土木業者の、貴重な収入源でもある。

これらは今現在、実際に起きていることであり、事前にある程度具体的な数字をもって予測できたはずのこと。
ただ「生活が不便になる」というだけでは済まないこれらの経済的・人的損失を加味しても、なお予算削減の方が理に適った、費用対効果の高い内容だったという判断なのか。

これまでも毎年、財政が厳しいという理由で除排雪の回数を減らしたりロードヒーティングを停止したりと費用削減はされてきた。
それでも大雪が降った後、これほどに高い雪の壁が残され続けていることはなかった。

今シーズンが終わったあと、果たしてどんな結果が待ち受けているだろう。
仕分けられる側は結果をしっかり検証し、必要なところには(小手先だけの小細工ではなく、堂々と)予算を確保できるよう努力をして欲しいと願う。



本文とは関係ないけど、知床で流氷が接岸したってね。
網走でも沖合に目視できるところまで来てるらしい。
行きたいなぁ……。