ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

乗りたいの

2009年03月28日 | 日常雑記
地方の高速道路の料金上限1000円が始まった。
いつもだったら、このためにETCを付けたのよと言わんばかりに、初日から高速道路を突っ走っていたに違いない。
金曜の夜に出発し24時を過ぎてから高速を降りる。
そして日曜にまた高速の入り口を通過して帰宅する。
きっとそんなパターンで遠方撮影に出かけていたに違いない。
そうしたい気持ちは山々なのだけど、都合が悪い時というのもあるもので。

泊りがけでなくとも、例えば明日29日なら高速日帰りで帯広まで行きたいところだった。
29日の帯広では北海道遺産でもあるばんえい競馬「ばんえい十勝」の、1年の締めくくりとなる「ばんえい記念」が開催される。
足も身体も太くどっしりとした重種馬たちの、力強いレース。
ばんえい記念はその中でも最高にパワーのある馬を決める、大迫力の試合だ。
重さ500kg以上ものそりを引いて馬場を踏みしめ砂をかき上げる姿は、何度見ても手に汗握って興奮してしまう。
最強のばん馬を決めるばんえい記念では、最大1トンものそりを引くことになる。
通常のレースは何度か足を運んでいるが、年に一度しかないばんえい記念にはまだ行ったことがない。
毎年「今年こそは」と思うのだけれど、なかなかタイミングが合わない。
別にギャンブルそのものがしたいわけではないので、場外馬券場で馬券だけを買おうとは思わないし、テレビで中継を見てもちょっぴり寂しい。
あれはやっぱりナマで見ないと。
「馬の一発逆転ライブショー」というばんえい競馬のキャッチコピーにもあるように、ライブだからこそ楽しいのだ。

以前は、札幌から帯広・釧路方面に行くには勾配のきつい日勝峠を抜けなくてはならなかった。
それが1年半前に、道東道の工事が進んで、トマムから十勝清水まで高速がつながったことにより日勝峠を通らずに抜けられるようになった。
そして今度の高速料金上限システムの登場。
道東道はまだ夕張~トマム間が開通していないため、そこは今まで通り一般道を通らなくてはならない。
一度降りてまた乗る分だけ余計にはかかるが、休日割のお陰で通常3100円の高速代が1550円で済むのだから、ありがたい(金額は札幌南~音更帯広の普通車での片道料金)。
こんなお得な料金のうちに、遠出しないで何としましょう。
とはいえ当面、行ける予定はないので、指をくわえてヨダレを垂らしていることしかできないのが悔しい。
難しいことを考えず自己都合だけで言わせてもらうなら、
「せっかくなんでこのまま、2年と言わず10年くらい、いえ無期限で割引を続けましょうよ。どうせ本来は高速道路は無料化するはずだったんでしょ?」。
ええ、無理は承知の上ですとも。


以前に私が書いた「ばんえい十勝」の別ブログ(写真付雑記)記事はコチラ
「ばんえい十勝」の公式ページはコチラ

フープロと炊飯器

2009年03月22日 | 日常雑記
「ウチの炊飯器って、パン焼きできたよね」
ホットプレートの買い替えを考えてネットを見ていた穂和が、不意にそういい始めた連休の初日。
炊飯器のメニューを見ると、確かに「パン・発酵」「パン・焼き」がある。
今まで使ってみようと思ったことがなかったので気にも留めていなかった。
そういえば、今月の頭に友人からもらった新品のフードプロセッサーも、説明書にパン生地のレシピが載っていたはず。
というわけで、さっそく強力粉とドライイーストを買いに出かけた。

フープロ、炊飯器それぞれの説明書を引っ張り出して、改めてレシピを確認すると、フープロは一度に入れられる小麦粉の量は150gまでとのこと。
強力粉150g、ドライイースト3g、砂糖4g弱、塩1.5g、バター11g強、ぬるま湯97.5g。
以上の材料を計ってフープロに入れて、高速モードで2分間練る。
その後30分放置(一次発酵)→軽くガス抜きをして炊飯器へ入れ、発酵モードで40分(二次発酵)→炊飯器を焼きモードにして40分、で出来上がり。
自分がやった作業は計ること、生地の移動、ガス抜きだけ。
あとは機械任せのものすご~くラクちんなパン作りだった。
でも焼きたてはちゃんと美味しい。


↑すでに丸い食パンの4分の1を試食した後(笑)

写真手前に写っているのは「ついで」のつもりで作ったクロワッサン。
強力粉は1kgのものを買ってきた。
勢いに乗っている時に作らないと、余らせた材料の賞味期限を切らせてしまうことも多い。
そう思って、フープロと炊飯器で作る丸い食パンのほかに、イーストに入っていたクロワッサンのレシピも試してみることにしたものだ。
こちらは練るのは手作業、発酵はストーブの前での自然発酵、焼きはオーブンレンジという手作り感たっぷりな方法だったので、食パンの3倍近い時間がかかった。
こちらはこちらで美味しかったけど、味はクロワッサンというよりバターロールのようだった。

両方とも焼きたてでつまみ食い、そして翌日の朝食メニューに。
でもまだ半分近く余っている。
普段ほとんどパンを食べない我が家で、こんなにパンを作ってどうするつもりだったんだ、私。
余ったら冷凍しておけば良いか。

にらまれてる

2009年03月12日 | 日常雑記
朝、穂和を送り出した後。
ふと玄関脇の窓から外を眺めたら、……睨まれていた。
知らないオジサンに。



……見えるよね……
(ケイタイ写真のため、画質についてはご容赦下さい)
裏の崖から落ちてきた雪が折り重なってできたもの。

雪解けはだいぶ進んだけれど、昨日の雪でまた少し逆戻りした札幌。
今年の「積雪ゼロ日」はいつになるかな。

長都沼にハクチョウの写真を撮りに行きたいなぁ。
諸事情によりできないとわかりつつそんなことばかり言って、穂和を困らせているから雪にまで睨まれるのかな。

本能のチカラ

2009年03月06日 | オカメインコ
先だって予想していた通り、数日前から卵を産み始めたチョコ。
今回は立て続けに4つ産み、現在はスピーカーの巣にこもって抱卵中。
どうやら4つで打ち止めのようなので、しばらく好きにさせておいてある程度の時間が経ったら取り出してしまおう、と思っていた。

が、今回のチョコは、いつになく怠惰な温め方をする。
いい加減、自分が産んだものが永遠に孵らないということを悟ったのだろうか。
あるいはもう何度目という回数の中で、抱卵に飽きてしまったのか。
これまでは半日に一度くらい、まとめたフンをし、エサと水を摂るために自発的に出てきていた。
ところが今回はこちらが声をかけてやらないと出てこない。
その代わり呼びかけると、じつにアッサリと出てくる。
そして自分のケージでゆっくりと時間をかけてエサを食べ、そのあとさらにアトラのケージに入ってまた気の済むまでエサを食べ続ける。
ようやく食べ終わったかなと思うと、悠々と毛繕いを始める。
時には台所まで来て、コンロに落ちているコゲを啄ばもうとして私に怒られる。
そうしてたっぷりと外での時間を過ごしてから、仕方なさそうにスピーカーの巣に戻る。

昨日など、あまりにも長時間チョコが戻らないので、チョコのマネをしたがるアトラがいつの間にかスピーカーの巣に侵入してしまっていた。
「チョコが戻ったら怒られるよ」と声をかけようと巣のフタを開けると、アトラは羽を大きく広げてちゃっかり卵を温めている。
今まで(ケージで産んだ)自分の卵すら温めたことがなかったくせに。
これも本能のチカラなのか。
しかもフタを開けた私をいっちょ前に威嚇してくる。
アナタの卵じゃないでしょうが。
というより、アナタこそ侵入者ですけど?
思わず笑ってしまう。

アトラが出て行ったあと、ようやく戻ったチョコは、何も気付かないかのようにまた温めに入った。

そして夜。
寝る前には一度声をかけるようにしているので、イスの上に立ち上がってスピーカーの巣を見ようとしてびっくり。
巣のフタの外側、止まり木代わりにはさんでおいたダンボールの上に3個の卵が転がり出ているではないか。
おそらく身動きをした際にお尻で押し出してしまったものと思われる。
アトラに触れられたことで放棄した、わけではなさそうだ。
その証拠に、「アンタはいったい何を温めてるのさ」と言いつつ卵を巣に戻してやると、当たり前のようにお腹の下に隠した。

かくしてチョコは今日も、ただひたすら本能のチカラに従って巣にこもっている。
きっと本人の気持ちの中では、もうとっくに飽きているに違いない。

ダブル誤算

2009年03月04日 | 日常雑記
誕生日まで1ヶ月と迫った2月の半ば、私の元にある招待状が届いた。
車の免許証の更新案内だ。
今回は早いうちに行っておこうと決めていたので、さっそく今日、出かけてきた。

結婚してから初めての更新。
前回の更新から住所が2度変わり、姓も本籍も変わって、免許証の裏面はぎっしりになっていた。

結婚後、私たちは本籍地をわざと住所と全く違う場所にした。
理由はごく単純で、結婚後最初に住んだ一般的な住宅街の住所よりも、道内に存在するとある地名の方がステキだと思ったからだ。
その地名が、免許証の裏面から、表面に堂々と出てくる。
友だちに見せて「へぇ~」とちょっと面白がってもらいたい、と思っていたの、だが。

今年の1月から、個人情報保護の一環として運転免許証にICチップが組み込まれることになっていたのを、忘れていた。
新しい免許証は、見事に本籍地の欄が空白。
明かりに透かしたところで見えるわけもない。
……誤算だった。寂しい限り……
昨年秋に更新をした穂和の免許証には、ちゃんと新しい本籍地が記載されていてうらやましいくらいだ。

その上、てっきりゴールドからゴールドへの更新だと思っていたのに、ゴールドから青の5年免許に格下げに。
4年前に1度、駐禁を切られていたのをすっかり忘れていた。
あーあ。

次の更新は平成26年。
前回の交付の時も「平成21年の自分の姿」はイメージしにくかったが、それは今回も同じ。
5年後、私の生活や世の中はどんなふうに変化を遂げているだろうか。
あっという間にやってくる、ことだけは間違いない。

9割

2009年03月03日 | 日常雑記
朝のニュース番組で、「20~40代」で「小学生以下の女の子を持つ家庭」の9割が、雛祭りをやる、というアンケート結果を報じていた。
元々が女の子の健やかな成長を祈願するお祝いだから、当然と言えば当然の数字かもしれないが、それでもその割合の高さにちょっと驚いた。
もちろん自分も、小さい頃には2月になると雛飾りを出して、3月3日には(どんな形だったかはあまり記憶にないけど)お雛祭りをやってもらっていた。
中学生くらいになると、大きなひな壇飾りを出すのが面倒になって、高校生の頃にはひな壇の一番上、お雛様とお内裏様だけを出してお茶を濁していた。
母に「アナタだけじゃなく、私だって女の子なんだからお雛様をやるわよ」と言われて、もう女の「子」じゃなくて「人」でしょ、と心の中でつぶやいた記憶もある。
そんな感覚だったから、一人暮らしを始めてからはお雛祭りのことなど忘れたように過ぎていた。

最近では一人暮らしの女性でも、オフィスの自分の机や自宅に小さなお雛様を飾ってお祝いをする人が増えているらしい。
お内裏様のいない、お雛様単体(顔はリカちゃん人形)というお人形も売れているとか。
そんな話を聞きながら、ふと、ところでお雛祭りのお祝いって、当日には何をするんだっけ?と疑問に思う。
調べると、前出の9割の家庭でもっとも多いのは、夕食をお祝い膳のようなごちそうにする方法のようだった。
ほかにはお雛様に雛菓子をお供えする、甘酒を飲む、など。

なるほど、と納得し、そのまま夕方には今日がお雛様だということをすっかり忘れているのが私。
夕食も、普通に(むしろ鍋を焦がして失敗気味)作ってしまった。
ところがそんなマヌケな私には、しっかり者のダンナ様がいてくれたのだった。



夕食後のデザートにと登場したのは、ケーキの箱。

会社帰りに買ったので、お雛様が乗ったケーキは売り切れだったらしい。
そのためお内裏様のみ。
でも生クリームたっぷりのケーキは、幸せな甘さでした。
ありがとうございます、これからも健やかに「成長」します……成長できなくても、せめてボケないように頑張ります。はい。