ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

「最後の最後のお願いです」

2007年07月28日 | もの書き仕事
明日は参院選挙の投票日。
今年は4月にも地方選があったばかり。
今は日曜日が休みだから投票日当日に問題なく行けるのだが、過去には期日前投票を利用したこともある。
ところで、誰に一票を投じるかはいつも悩むところなのだが、日々の生活にいっぱいいっぱいな私は、どこかに演説を聞きにいく時間がない。
屋内仕事だから、勤務中に通りがかかりに聞くということもない。
自分たちの国のことなんだから時間を作ってでも聞きに行け、と言われたら返す言葉はないが、私のような人も少なくないだろう。
そんなわざわざ聞きに行かない人種にとって大切な情報源は、ニュース番組と選挙公報だ。
けれどこの選挙公報が来るのがまたいつも遅い。
新聞を取っていないせいなのだろうが、今回は選挙の2日前の金曜日。
期日前投票に行こうとしていたら、間に合わない可能性が大きいタイミング。
もうこんな時代なんだし、選挙公報を選管の公式ページの中にでも作って、ネットに載せてくれればいいのに、と毎回思う。
法律の問題なんだろうけど。
ネット世代を投票に行かせようと思うなら、「投票に行きましょう」広告を出すばっかりじゃなくて、もっと突っ込んだ活用をすればいいのに。
選挙公報を地域ごとにPDF化して、選管の広告からリンクを貼って、その先で自分の居住地域を選べばそのPDFを見られるようにするだけでも、少しは救える層が出てくるのではないか。
広告やCMを見て少し興味を持っても、その先に資料がなければそこで終わってしまう。
各政党の名前を全て検索して政党のホームページを検索しなければ比較できないのであれば、途中で力尽きてしまいかねない。
せっかくだからパソコンからだけじゃなくケータイからも見られるようにしたらどうだろう、とかね。
まぁ、選管の人が同じように思っていたとしても、法律が変わらない限り無理なのよね。
そんなことを考えながら家にいると、
「最後の最後のお願いです」
外からはお約束のセリフを叫ぶウグイス嬢の声。

そうそう、最後の最後のお願いと言えば。
「第二回 世界で一番泣きたい小説グランプリ」出品中の『あの空の向こうに』への最終投票期間が、残り少なくなってきました。
正確な期日は公表されていないので、いつが締め切りかは不明。
でも来月末に結果発表と考えると、あと半月くらいで投票は終わりなのではないかと。
そんなわけで、「知ってはいたけどまだ読んでいない」「読み途中で投票していない」という皆様。
どうか読んでいただいて、良い、と思ったらぜひぜひぜひ投票にご参加下さい!
「最後の最後のお願いです」。
(実はこれが今日の日記の本命だったりして?)

投票参加はコチラからどうぞ♪
このグランプリ応募については過去の日記に書いています。

左開きの新書たち

2007年07月25日 | もの書き仕事
シェアブログ1172に投稿
ようやく日中の温度が30℃を超えて、夏らしい感じのある札幌。
水不足は相変わらずで、お義父さんの畑も頼みの井戸が枯れて、水争いが起きているとか。

夏らしくなって欲しいと思いながらも、本当に暑くなればクーラーの効いた建物が恋しくなったりして、フラっといつもの本屋さんに立ち寄る。
最近どこの本屋さんでも気になるのが、平積みにされている新刊本の中に、左開きの本が増えてきたことだ。
ケータイ電話の機能が向上し、パケット通信代も定額制が当たり前になってきて、インターネットをケータイから見る人口が増えていることは知っている。
私自身は狭い画面、打ちにくい文字、表示の遅さなどからケータイでのインターネットは本当の暇つぶしにしかやらないが、10~20代を中心にパソコンを使わずにインターネット、というのは確実に広がっている。
そんな中で、「ケータイ小説」もかなり地位を確立してきたらしく、ケータイ小説限定の文学賞、さらには人気ケータイ小説の出版化なども珍しくなくなった。
そして、ケータイ表示と同じ横書きの、左開きの本が本屋さんに並ぶ。

初めて自分のホームページを作った2001年。
そこに小説を載せる際、横書きになってしまうことに抵抗を感じた自分がいた。
もちろん縦書きで作ってしまうこともできるのだが、ブラウザもディスプレイも見る人の目も横書きが当たり前になっていたパソコンで、結局は横書きとして載せる方を選んだ。
定額制ブロードバンドでは無かった当時、他の人の小説を読むにも、まずは各ページを開いて履歴に残し、接続を切ってから改めて読むようにしていたが、いつもどこか落ち着かなかった。
やがて「オンライン小説」「ネットノベル」という言葉が現われて、小説は必ずしも紙媒体ではなくなった。
それでもオンライン小説とは媒体が紙から電子化になっただけで、その先には今までのような各ジャンルが存在していた。
では、ケータイ小説とは何なのか。
オンライン小説を「パソコンでの表示を想定して作られた小説」とするなら、ケータイ小説はそのまま「ケータイでの表示を想定して作られた小説」ということになるのか。
確かに、ケータイ本サイトには、ミステリー・ホラー・写真集・絵本・ノンフィクションなどなど通常の本と同じようなジャンルがある。
それならいわゆる文芸系の小説はどうか。
オンライン小説には文学・文芸系の小説がちゃんと存在している。
対してケータイ小説は、今まで読んだ中では、恋愛・文学・青春などに分類された小説は圧倒的にライトノベル的なものが多い気がする。
改行や章の区切り、表示の見易さなどから、ケータイにはラノベの方が向いているということかも知れない。
ラノベ、それは1つのジャンルだとは思うが、自分自身の書きたい部類ではない。
かといって文芸系の小説をケータイに載せることにも、何となく違和感を感じる。
けれどこれだけ広がりを見せている媒体である以上、無視し続けてもいられないのかな。
オンライン小説を見始めたころには感じていた抵抗感を今はすっかり忘れてしまったように、そのうちケータイという表示媒体にも慣れていけるのか。

いずれ、文芸系の小説も有料無料問わずにダウンロードされて読むのが一般的になるのだろうか。
今はまだオンラインやケータイで評判の高かった作品が紙媒体になる、という流れがある。
無料で見せて売れるかどうかを探り、あるいは文学賞を立ち上げて作品を募集&公開し、見込みあれば紙媒体での販売。
この流れが続く限り、本屋さんにはますます左開きの本が増えていくのだろう。
好む、好まないとに関わらず。
あまりあからさまに毛嫌いすると、古い人間、と言われるようになるんでしょうな。

日の出公園ノススメ

2007年07月18日 | フォ撮りある記
早咲きのラベンダーが見頃ということで、出かけることになった。
いつも通りに夜出発で、まずは南富良野にほど近い金山湖へ。
着いた3時ごろにはすでに空が白み始めている。
日が昇るまで一休みをしてからいざ出陣。
人けのない湖畔に紫のラベンダーが絨毯のように咲き誇っている。
ここがこんなに素敵な場所だなんて知らなかった。

満足できるまで撮った後、私たちのお決まりになっている、上富良野町の日の出公園へ。
中富良野には全国的に有名なラベンダー畑を持った観光農園がいくつもあるのだが、私にとってはダンナの出身地でもある上富良野の方が馴染み深い。
先日の三連休には、中富良野にある有名農園を目指して、お隣市の芦別まで車の渋滞が続いたという。
推定30キロの渋滞。
聞いた話では、江別市(札幌のお隣)を朝9時半に出た家族が、着いたら17時近くになっていて、結局目的地だった農園を諦めたというケースもあったらしい。
夜中なら3時間ちょいで着く距離であることを思うと、ぞっとする混雑ぶりだ。
富良野市に入るまではせまい山道だけに、一度ハマったら抜け出すに抜け出せないのだろう。
毎年のことながら、すごいものだ。
それに比べて上富良野は、今回のように南富良野方面に用がなければ旭川回りでも行ける。
札幌からなら旭川まで高速も使えるし、旭川から国道を下って富良野方面に走れば、途中で美瑛の丘に寄ることもできる。
その、上富良野にある日の出公園(地元での通称、田中山)は、通称の通り、小さな山がそのまま公園になったような場所。
中富良野のように広大な畑、というイメージとは違い、山の斜面にラベンダーやひまわりなどのお花がところ狭しと育てられているという印象。
もちろんメインはラベンダー。
早咲きもあるが、遅咲きがメインとなっているので、本当の見頃は7月下旬から8月初旬。
早咲きが濃い紫なのに対して、遅咲きは薄い紫なので、観光写真のラベンダーを見慣れていると少し物足りなさを感じるかも知れないが、それはそれで淡い美しさがある。



7月中旬の今回は、早咲きのラベンダーと満開のひまわりが元気に咲いていた。
汗をかきかき、右に左にカメラを向けながら山の上まで登ると、色とりどりの花越しに上富良野の町が一望できる。
さらに撮り撮り駐車場(無料開放)まで下ってきて、最後の楽しみはやはりラベンダーアイスクリーム。
実はこの公園に夏季だけ出ているお土産屋さんのひとつは、ダンナの幼馴染であるSさんがやっている。
だからもちろんここへ行けば顔を出すのだが、ラベンダーアイスを頼もうとした私たちにSさんがオススメと言って教えてくれたのが「ふらの牛乳とろとろプリン」。
「とろとろ」の名前に惹かれてさっそくいただくことに。
小さな牛乳瓶のような器に入ったプリンは、バニラビーンズがいい香り。
プリン生地は確かに、ツルン、ではなく、とろりと滑らか。
ものすごく柔らかいクリームチーズのような感じ。
甘すぎない上品な美味しさで、ペロリと平らげてしまう。
アイスもいいけど、プリンもいいかも、と思う。



だいぶ陽も高くなってきて、さてどうしようかというところで、Sさんが、お客さんから聞いた話で、十勝岳の高山植物がちょうどきれいに咲いていると教えてくれた。
十勝岳は私の大好きな「白銀荘(詳細は過去の日記へ)」より車でさらに上ったところにある登山口から登れる。
初心者から上級者までそれぞれに楽しめる登山コースがあるのだが、今回は山登りの装備など一切ない状態だったので、一番近い安政火口までの1.2kmを往復するだけで下山した。
登山と言えば、高い木の茂るハイキングコースのような山道か裸の岩山しか知らない私にとって、自分より背の低いハイマツの続く道は不思議な感覚だった。



寝不足で山道を往復すれば身体もだるくなる。
十勝岳を下りた後は地元のスーパーで、ダンナお気に入りの上富良野豚サガリを買って、一路帰宅の途に着いた。
さてと、今年はもう一回夏の間に富良野に行けるかな。
次に行く頃は、金色の田んぼと小麦畑が見られるかな。

Sさんのホームページはコチラから

※7、8日に野付半島&知床に行ってきました!の記録は追々←写真の整理ができていないため。

ようやく判明

2007年07月06日 | オカメインコ
長い間性別不明だった我が家のオカメインコの、チョコ(3歳10ヶ月)。
ここ1週間ほどフンの様子がおかしくて、気にはなりながらも本人がいたって元気だったので、少し様子を見ていた。
(鳥は病気を隠すというので、少しの変化でも様子見は禁物、とオカメ本には書いてあるのですが)。
体重は減ってないし、むしろ増えているくらい。
お腹が膨らんで見えるから肥満かな。
103グラムは肥満とまではいかない体重だけど、糖尿病だったらどうしよう。
そろそろ一度病院に連れて行かないとまずいかなと思っていた矢先。
今朝、いつものように「おはよー」と言いながら鳥カゴにかけている布を外すと。
カゴの床に白くて丸い……卵!
思わず歓声をあげてしまった。

今朝は起き抜けに良くないことがあって、鬱な気分だったのだけど、それも払拭して前向きな気分になれるほどの嬉しさ。
と同時に、チョコの性別も女の子だと判明したわけで。
小鳥専門医の見立てはダテじゃなかったということだ。
となると同じような仕草をするアトラ(1歳3ヶ月)も女の子かなぁ。

娘に初潮が来た母親の気分ってこんな感じなのかしらん?
これからは卵詰まりに気をつけてあげなきゃ。
チョコに「お疲れ様、よくやったね」と声をかけてから仕事に向かった。


少子化を憂うのなら

2007年07月04日 | 日常雑記
テレビの特集で、病院の診察費未払い問題をやっていた。
治療を受けたのに、再三の督促にも関わらず未払いになっているお金が、病院の経営を圧迫しているという話。
その中で気になったのが、未払い治療内容ワースト1が「妊娠・出産に絡むもの」ということ。
番組の中では、4歳になる娘の出産時費用が未だ払えていないという主婦のインタビューをやっていた。
彼女は、出産一時金として受け取ったものを、借金の返済に充ててしまったという。
彼女の行為の善悪はともかくとして、私が以前から疑問だったのが、なぜ妊娠・出産に係る診療に健康保険が適用されないのかということ。
確かに正常な妊娠、出産は「病気」ではない。
だけど今どき、妊娠しても一切の検診も受けなければ出産に病院を使うこともしない、という人がどれだけいると言うのだろうか。
特殊な事情でもない限り、大多数の人はどこかで病院を利用するだろう。
差額ベッド代や特殊療法は別として、最低限の検診と分娩そのものに係る費用は、健康保険が利くようにできないのだろうか。
出産一時金制度や、地域ごとの出産手当があるのは知っている。
でも例えば最初から健康保険の対象に含めれば、一時金を他の支払いに回してしまうこともなく、病院側もきちんと診察料を受け取れるのではないか。
子供は地域の宝、だから地域でそれぞれの制度を、という考え方も悪くない。
けど今となっては少子化は国全体の問題ではないの?
必要な費用は健康保険から賄われて、さらに地域が「子供を持つ家庭を支えよう」と考えるなら地域ごとの手当てを出す。
少子化を憂うなら、それは必要なことなのではないの?

そしてもし、健康保険自体が危機的状況で、妊娠・出産を保険対象に含める余裕などない、と言うのならば。

「消費税を1%上げます」。
そう言われたとしたら、まずは抵抗感を覚える。
ただ本当に例えばの話、「その1%は目的税として、医療および社会福祉にのみ利用します」と約束されるなら、私は納得できるかもしれない。
健康保険制度が厳しい状況になっているのであれば、そこへ充ててやる。
僻地医療従事者や病院に厚めの手当てを出すことで、地方の病院を守る。
介護保険制度に充てて、介護職に就く職員(あるいは会社)たちが労働(経営)に見合った賃金(補助金)を受け取れるようにする。
そうすれば第二のコ○スンを防げるかもしれないしね。
その他にも、必要なところはいくらでもあるだろう。
人間が生きるに当たって、絶対に必要になる医療や福祉。
消費税を上げる前に削るところはないんかい、と思う部分もあるが、例えば前述のような改革をしたい、とハッキリ約束して、もちろん実現してくれる政治家や党があるなら、今度の参院選で票を入れたいなと思うけど。

ま、シロート考えだからね、現実はそう上手くいかないよって言われりゃそれまでなんですが。
政治家になる意思のない自分には、意見を言うとしたらこんな場くらいしかないわけですよ。

バラリルレロ~♪

2007年07月01日 | フォ撮りある記
朝目覚めたら外は快晴。
ダンナを遅刻ギリギリに送り出しておきながら、自分は「写真を撮りに行くぞ!」と出かける自分勝手妻の私。
自分ひとりが楽しむんだから公園などの無料の場所へ、と考えて出たクセに、向かった先は「ちざきバラ園」。
以前から通りがかりに看板だけは見ていて、いつか時期に行きたいものだと思っていた場所。
下調べなしで出発していたので、どんなところか下見だけでものつもりで案内板に従って車を走らせる。
と、小樽も真っ青な急坂を上っていった先に、何やら数台の車の列が。
狭い道だし、後続車もいるし、もうUターンはできない。
入口まで下見に、のつもりが誘導されるままにバラ園の駐車場に入ってしまう。
その上入口には「満開」の文字が。
心の中で穂和に謝りつつ、中へ。

昭和40年代には地崎さんという人の個人庭園だったというこのバラ園。
札幌の中心部を一望できる山の中腹にある5500坪の土地に、400種4000株のバラ。
6月~8月と、9月~10月、年に2回楽しめるように時期をずらして育てているらしい。
奥には広い芝生とちょうどいい木陰になる大きな木も植えられていて、お弁当を広げている人たちもいた。

バラ満開の日曜日。
人もすごかったけど、さすがにバラも見事でしたよ。
あたり一面、甘くていい香り。
これも撮りたい、あれも撮りたいでカメラ片手に右往左往。
去年、秩父別町の「ローズガーデンちっぷべつ」に行ったときもそうだったが、バラの品種は実に多くて、ただでさえ憶えの悪い私にはとてもじゃないが憶え切れない。
聖火、希望など日本語の名前から、プリンセスサヤコ、プリンセスダイアナなど人の名前を使っているもの、そしていかにもお花、という名前まで。
花と一緒に立て札を写真に収めておけば、後から見てもわかるとは思っても、ついつい目の前の花に夢中になって忘れてしまう。



そんなノーメイク、地べた座り込みの怪しげな姿を、前に職場にいたIちゃんに見つかってしまったのはちょっと恥かしかったけど、いいお天気にたくさんのバラを撮れて大満足。
次に行ったらローズソフトクリームを食べなくちゃ。
帰り道、バラ園への車の列は20台を超えていた。

入園料 大人500円、子供300円
入園時間 5月1日~10月15日までの9:00~17:00
参考ページはコチラ