ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

ご挨拶

2008年12月31日 | 日常雑記
一説によれば、歳をとるほどに1年が短く感じられる理由は、「年齢分の1年」になるからだという。
つまり、1歳なら「1分の1」だが、20歳なら「20分の1」の時間となる。
よって、歳を追うごとに短く感じる、ということらしい。

そんなわけで2008年ももう終わり。
年明け早々に出かける予定のため、先にこちらにてご挨拶させていただきます。
本年も本当にいろいろとお世話になりました。

年賀状は書いていません(喪中のため)。
でも喪中ハガキも結局出さずじまいでした(あーあ)。
年賀ハガキorメールを下さった方には、寒中見舞いを出させていただきます。
4日以降になりますが。

こんな私ですが、新年もどうぞ懲りずにお付き合い下さいませ。

雪の夜には

2008年12月27日 | 北海道だべさ!
暖かさのために、ホワイトが泥色になったクリスマスイブ。
相変わらず雪が少なくて、物足りなさを感じていたクリスマス当日の昼間。
ところが早々に仕事納めとなったその日の夜、会社を出たら外は吹雪だった。
プラス0℃という、気温が下がらないままの重たい雪が次々と落ちてくる。

そしていつも雪の中で車の運転をしていると、何故か無性にサラ・ブライトマンが聞きたくなる。
彼女の曲は、夏の草原でも、夜のイルミネーションが美しく見える都会の高速でも似合うと思う。
けれど、私の中で最高に合うのはやはり雪の舞う夜。
そんなわけで、クリスマスにようやく解禁になった(クリスマスプレゼントと称して購入したため、封を開けられなかった)11月に発売の新作アルバム「冬のシンフォニー」を聴きながら帰宅。
冬の、と名が付く通り、クリスマスにピッタリの曲がいくつも。
降りしきる雪と相まってとてもムーディーではあったが、明日になったら時期外れになりそう、と冷めた心配もしてしまう。
私の場合は関係なく聴いてしまうのだけど。

こうして雰囲気に浸っていたのも束の間。
翌朝26日は暴力的なまでの積雪だった。
ウチのてぇーびぃー号も冒頭の写真の通り。
天気予報通りとは言え、飛行機も電車も高速も止まる、麻痺状態に。
こうなるから季節始めから小分けして降って欲しいのに、と雪に向かって文句を言っても始まらない。
久しぶりの雪はねに背中と足を痛めつつも、仕事納め後で良かったと心底思った(穂和を始めとした仕事だった人には申し訳ないが)。

雪の降りしきる昼間もやっぱり、暖房の効いた部屋の中でサラ・ブライトマン。
……と決め込もうと思ったが、そんな暇はなく。
これで週末がきれいに晴れてくれたら、今シーズン初の美しい雪景色が撮れそう。
お散歩がてら出掛けたい、が、その前にはまず車を掘り出さなければならない。
しかも天気予報はあまり思わしくない。
さて、どうしようか。

彼氏の新車

2008年12月25日 | 日常雑記
新しい車の匂い。
きれいな内装。
新車。
私にとって生まれて初めてとなる、正真正銘の新車が我が家に来てまだ4日目。

実家の両親は、いまどき珍しくどちらも免許を持っていない。
だから当然、車もない。
自分が免許を取ってからは、
5万円で譲ってもらって3ヶ月で事故によって廃車にせざるを得なくなったフェスティバ、
取り外したスピーカーの穴から雨漏りしてきて後部座席が池になったミニカ、
前後両方の座席の上にある天井がオープンにできた旧式ながら使い勝手の良かったアトレー、
そして車中泊と荒れた道に最高のチカラを発揮してくれた現在のタウンボックス(通称「てーびぃー号」)と、
いずれも友人やショップから買った中古車だった。

穂和と結婚してからは、お互いが車通勤だったために、我が家には常に2台の車があった。
けれどもその2台とも、来年の初夏に迎える車検を通すには、少しくたびれかけていた。
穂和が(許可さえ取れば)会社の車で通勤も可能な職場に移ったこともあって、車検が来たら2台とも「お疲れ様」にして、新しい車を1台買って長く乗ろうかと考えていた。
ところがこの冬に入ってすぐ、事態は急展開。
思いがけず半年も早く新車を購入することになってしまったのだ。
※ 詳細は穂和の日記「第1話」「第2話」「第3話」「第4話」「最終話」をご覧下さい。

さて、その新車(通称「しぇんた」)、実はまだ私自身は一度も運転をしていない。
私の通勤は今まで通りてーびぃー号だから乗る機会がないということもあるが、いずれにしても春までは基本的に運転するつもりはない。
理由はもちろん「雪」。
雪道運転には慣れたとは言え、これまでずっと運転席の位置が高く、フロントがほとんどない車ばかり運転してきた私にとっては、しぇんたの車体感覚には少し慣れる必要がある。
しかも、アクセルを踏んでもスピードの出ない重たい軽自動車だったので、踏めばスムーズに加速する普通車のスピード感覚にも慣れていない。
そんな状態でいきなり運転をして、万が一ぶつけでもしたら悔やんでも悔やみきれない。
ペーパードライバーじゃあるまいし、と思っても、まずは必要に迫られないなら春まではパスしたい。
そんなわけで専ら助手席が指定席。
従って「自分の車」というよりは「彼氏が買った新しい車」のような感じだ。
本格的に毎月の支払いが始まったら、あっという間に現実に引き戻されるんだろうけどね。

鳥飼いの夢

2008年12月23日 | 日常雑記
私がよく足を運ぶホームセンターは、食品売り場以外ならばペット同伴がOKとなっている。
土日ともなれば、ペット売り場を中心に、カートに乗せたペットと一緒に買い物をする人々に出会う。
彼らが連れているペットのほとんど全てが犬(または勘違いな親が連れている人間の子供)。
たまには他の動物を連れた人はいないものかと思うのだが、なかなか出会わない。
確かに犬は、しつけさえちゃんとしてあれば他人に危害を与えないし、フン害もない。
そういう意味では一番連れて来やすいペットではあるに違いない。

が、それはあくまでもきちんとした飼い主さんがきちんとしつけをしていれば、の話。
以前、このホームセンターで、ある出来事に遭った。
それは閉店も近く閑散としたペット用品売り場でのこと。
中・小型犬用のカートに明らかに大型の犬を乗せた夫婦がいた。
とその時、小動物売り場から小桜インコが一羽飛び出して、天井近くの鉄の柱に止まった。
慌てた店員さんが網を持って追いかける。
と、少し離れた場所にいた大型犬連れの婦人の方が突然金切り声を上げて店員さんを呼んだ。
「ちょっと! あなたたちが騒ぐからウチの犬がカートから落ちちゃったじゃない! ケガでもしたらどうしてくれるのよ!」
見れば、さっきまでカートに乗っていた大型犬が床に立っている。
どうやら鳥を追う人の声に驚いて、カートから飛び降りたらしい。
呼ばれた店員さんは平謝り。
でも、端から見ていた私たちは思う。
ちょっとしたハプニングで興奮してしまうような子なら、人の多い場所に連れて来るべきではないのでは?
そもそも大型犬用のカートに入れていれば飛び出すことはできなかっただろうに?
っていうかもしももっと人の多い時間で近くに子供でもいたら、アナタが加害者になってたかも知れないよね?
……と。

連れてくるペットの種類が問題なのではなく、連れてきても大丈夫な性格(としつけ)ができているかどうかが問題なんだ、とつくづく思った一件だった。

そんな中、ついに先日犬以外のペットを連れている人に出会うことができた。
その人のカートにいたのは、ウサギ。
私、心の中で拍手喝采。
そういう私の夢は、いつの日かヨウムを飼い、その子を連れてお買い物に行くこと。
(ウチのオカメーズはお散歩リードなど付けるのは無理な子たちなので)。


↑写真はwikiからお借りしました

ヨウムは、今年の夏ごろに「逃げ出して保護された警察で名前と住所を名乗って飼い主のもとに帰ることができた」とニュースになったような、頭のいい大型インコ。
いつか一緒に暮らしてみたいなと思いつつ、なかなか高価で飼えません。
なにせ25万円近くする。
だからあくまで、鳥飼いのささやかな夢、なのだ。

ポップオペラ

2008年12月19日 | 映画・舞台・ライブ
帰宅してリビングのドアを開けたら、音楽が流れ出して来た。
さっきまで車で聞いていたサラ・ブライトマンと同じ曲だけど、アレンジが全く違う。
はてと思っていたら男性ボーカルが聞こえてきて、ようやく正体がわかった。
少し前にラジオで流れていて穂和が気に入って教えてくれた、藤澤ノリマサだ。
かかっていたのは11月に発売されたファーストアルバム「VOICE OF LOVE ~愛の力~」。


(※画像は公式ページよりお借りしました)

入っている曲は「ダッタン人の踊り」「VINCERO -ビンチェロ-」など歌曲やクラシックがベースになっている。
が、そのアレンジは、時に原曲を思い出せなくなるほど大胆。
そしてポップスな曲調の時にはクラシカルな歌い方を、クラシカルな曲調の時にはポップな歌い方をするなどのミスマッチさが面白い。
この人の最大の特徴はこの声の使い分けではないかと思う。
その上、普段イタリア語や英語で聴き慣れている歌曲に、日本語をあてているのも楽しい。
歌詞は翻訳したようなドラマチックな愛の詩が多い。
当分、仕事帰りの車は夜の藤澤ノリマサ鑑賞になりそうだ。
さてその藤澤氏、実はつい先日の日曜に札幌に来ていた。
市内に新しくできた大型商業施設のイーアス札幌で、ミニフリーコンサートがあった、はず。
ラジオであらかじめ知っていたのに、よりによって急な仕事が入ってしまって行けなかった。
せっかくのチャンスだったのに……残念。

藤澤ノリマサさんの公式ページはコチラから。

余談だけど、浅田舞・真央ちゃん姉妹がジャケ写になっているクラシック曲CDが異例の爆発的売り上げらしいですな。
彼女たちがスケートに使った曲を集めたアルバムとのこと。
GPファイナル優勝の経済効果はすごいね(笑)。
勝っても負けても、応援しています。

ギリシャと和歌山から

2008年12月17日 | 日常雑記
先日結婚式を挙げた従姉から、新婚旅行のお土産が届いた。
行き先は、ギリシャ。
バージンオリーブオイルをたっぷり使ったバルサミコ酢、塩の結晶のようなハーブソルト、味違いのハチミツなどには、珍しい調味料が大好きな穂和の目が輝く。
他にはちょうどクリスマスシーズンとあって、きれいなキャンドルやタペストリーも。
こちらは被写体としてどう撮ろうかと私がワクワク。



その他にも今週は実家の母から毎年恒例の有機栽培みかんが届いたり、カタログギフトで注文した圧力鍋が届いたりといただきもの三昧だ。

振り返ってみれば今年は本当にたくさんのいただきものをした年だった。
冠婚葬祭の引き出物を除いても、手作り石けん、お洋服、トムヤムセット、鹿肉、生鮭半身(しかも釣ったもの)、サハラやイタリアの海外土産……。
いただきものは、その物自体はもちろんだけど、何より嬉しいのは選んで贈ってくれた贈り主の気持ち。
なのに感謝はしつつもいつもお礼が遅くなってしまう。
そんなじゃダメだなぁとつくづく反省する。
一行でも良いから、嬉しい気持ちを形にして伝えなくては。

それにつけてもみかんは美味い。
夫婦揃ってみかんが大好物な私たちにかかれば、5kg入りの箱もあっという間に空になるに違いない。
そして海外……行きたいなぁ……もちろん写真を撮りに。
そう思っている間に、パスポートは切れてしまうんだろうな。

雪がない

2008年12月10日 | 日常雑記
ここ数週間、土日は冷え込んで雪が積もり、平日に気温がぐんと上がって融けてしまうというパターンを繰り返している札幌。
今週もまた然りで、月曜は雪解け水で道路がびしゃびしゃ(車がものすごく汚れる)、夜はブラックアイスバーンで滑り、火曜日の日中には外気温がプラスの二桁まで上がってほとんどの場所では雪が見られなくなった。
車での移動、という意味では走りやすくて良いのだが、ただでさえ山の少なくなったスタッドレスタイヤの減りが気になってしまう。
それにここ数年の感じでは、そのシーズンの積雪予報が「例年並」以上で、ある時期までほとんど降らない・積もらないでいると、その後にまるで帳尻あわせをするかのようにどかっと降ってくるような気がする。
一気に降られてしまうと除雪の追いつかない道は渋滞するし、荒れるし、自分たちの家の周りの雪ハネも大変になるので、できれば少しずつ来て欲しいのが本音。
もうこの時期になれば雪が来ることは覚悟しているのだから、いっそ順当に降り積もってくれた方がラクなのに、とは、仕事先の人たちとの会話にも出てくるみんなの気持ちだ。

雪がないと、大通公園のホワイトイルミネーションも撮りに行こうと思えない。
あれは雪が重要な脇役なのだ。
と言っても、我が家のメイン一眼カメラ2台は、ともにメンテナンスのためメーカーにお泊り中。
11月中には出そうと思っていたのが、なんだかんだとずれ込んでようやく先週に重い腰を上げたのだった。
カメラちゃんたちが帰ってこなければ、どちらにしても本格的に撮りに出かけようとは思えないわけで。
秋の紅葉以降、出かけた回数は過去最低とも言っていいほど。
今年の冬も昨年ほどの撮影スケジュールは入れていないが、2月の冬祭りシーズンには久しぶりに内地の友人が遊びに来ることが決定したので、その時は案内と称して冬祭り巡りに便乗する気まんまんだ。
くれぐれも、数年前の冬のような、雪像・氷像が融けてしまうような暖冬にはなりませんように。

もうひとつの、終わり

2008年12月03日 | オカメインコ
先日、車に関する「終わり」のあった我が家。
そして、ここにもうひとつ「終わり」があった。
それはスピーカーの「巣」にこもっていた、オカメインコのチョコの抱卵。
半月前スピーカーを土台にしたお手製巣箱に入ったチョコは、直後に卵を産み始めた。
1個、2個と数日置きに増え、4個産んだところで産卵は終わり。
その後はひたすら中にこもりっきりで温めていた。
オカメインコは本来、つがいが交代で卵を温める。
けれどもペアになっていない(というかそもそも我が家にはメスしかいない)チョコはずっと一人で温めることになる。
巣箱の中ではフンすらもしないので、1日に2~3回、巣箱から出てきては信じられないほど大きなフンをし、エサと水を食い溜めしてまた巣箱に戻るという生活を続けていた。
でもどれだけチョコが必死になっても、無精卵は永遠に孵ることはない。
あまり続けさせてもチョコの体力を奪うだけなので、適当なところでやめさせなければならない。
夜、寝る前に巣箱を開けチョコをケージに戻すとき、けなげに温めている姿を見るととても切なくなるが、仕方がない。
いつ中止させようか、穂和と相談しながらついずるずると日にちが経っていた。

そうして11月30日の夜。
今夜こそはやめさせよう。
そう決めて、まずはコンデジ片手に巣箱を開ける。
ゆらゆらと身体を大きく揺らしてこちらを威嚇するチョコ。
お腹の下には小さな卵。
一生懸命温めるチョコの姿をムービーにたっぷりと収める。
そしてチョコを巣箱から出した後、穂和が卵の写真を撮った。



本当はムービーをアップしたかったのだけど、やり方がよくわからなかったのでとりあえずパス。
穂和から写真を借りました。

さて卵のなくなったチョコ。
翌朝からは放鳥しても、そこに卵がないことを見た瞬間からお手製巣箱には全く興味を示さなくなった。
ほとんど近寄りもしない。
まるで忘れてしまったように、違う場所で遊んでいる。
本当はチョコも卵が孵らないことを知っていて、だけど本能から温めていただけで、実は開放されてちょっとほっとしてるのかな、なんて勝手に解釈をしてみたりもして。